日頃からの温かいご支援、ご協力誠にありがとうございます。
 
本日は私たちがスタディーツアーで訪れている、スラム街についてご紹介させて頂きます。

スラム街とは、定義では都市部で極貧層が居住する過密化した地区のことであり、都市の他の地区が受けられる公共サービスが受けられないなど、居住者やコミュニティの健康や安全、道徳が脅かされている荒廃した状況を指します。

 


カンボジアの首都、プノンペンにあるスラム街。
実際に訪れてみると、あの煌びやかなプノンペンにあるとは到底思えない場所です。
ゴミは散乱し、異臭も漂います。

 

スラム街に住む人たちは、自らの人生に失望している方が殆どであるのが現状です。
生活費や借金に追われている人、AIDSに苦しみ薬が無ければ命の持たない人、麻薬に走る人も中にはいます。
私たちがスタディーツアーでスラム街を訪れたときのインタビューでは、息苦しく生々しい生活の話を直接聞き、心が痛む思いでいっぱいになりました。

 


今回はそのような中で生活する、ある1人の女性のインタビュー結果をご紹介させていただきます。

 

Pさん、50歳。
この女性は1980年までプレイベン州という違う州に住んでいましたが、両親が病気になってしまったため治療費を支払うべく田んぼを売りました。しかし病気が治らず両親は亡くなり、プノンペンに移住して来ました。そして、たまたま移住してきた場所がスラム街になってしまったそうです。

本人曰く、本当は住みたくないが、我慢しているとのことです。その理由として、スラム街には泥棒や麻薬依存者がいて、孫に悪い影響を与えたくないからだそうです。もし今お金があればプレイベン州に戻りたいとおっしゃっていました。

 

このように、スラム街で生活する人々は、住みたくなくても住まざるを得ない人々ばかりなのです。

 

カンボジアにはこのような現実があるという事を、実際に訪れることで実感しました。

そして『貧困』という言葉の意味を、本当の意味で知りました。

 

スタディーツアーでスラム街を訪れることにより、私たちがグラフィス小中学校を継続支援する上でどのような環境を整えれば安心して学習できるのか、相手の要求にどこまで答えれば良いのかを、根本的に考える原点となるのです。

 

だからこそ、今後も現実と向き合いながらこれからの活動に繋げていきたいと思います。

新着情報一覧へ