嚥下フェスin 内灘──幸せを飲み干そう♡

支援総額
目標金額 1,000,000円
- 支援者
- 24人
- 募集終了日
- 2025年8月4日

能登半島地震復興支援 OUTDOOR AID
#災害
- 現在
- 860,800円
- 支援者
- 94人
- 残り
- 25日

能登町復興支援のために、高校生がボランティア活動に行きたい!
#災害
- 現在
- 284,000円
- 支援者
- 21人
- 残り
- 10日

能登半島地震で全壊した須須神社奥宮|再建を叶え、ミホススミ神に光を
#地域文化
- 現在
- 1,240,000円
- 支援者
- 44人
- 残り
- 55日

綾部市が災害派遣トイレネットワークに参加、市民の命と尊厳を守る
#災害
- 現在
- 1,020,000円
- 寄付者
- 38人
- 残り
- 41日

被災地・七尾市田鶴浜に 再び賑わい・語り合いの場を
#まちづくり
- 現在
- 952,000円
- 支援者
- 50人
- 残り
- 10日

長野県初、御代田町が災害派遣トイレ網に参加、町民の命と尊厳を守る!
#災害
- 現在
- 910,000円
- 寄付者
- 31人
- 残り
- 10日

10周年記念事業「東北ゼブラ会議 2026」開催!東北創生の次代へ
#地域文化
- 現在
- 940,000円
- 支援者
- 33人
- 残り
- 31日
プロジェクト本文
心がほどける乾杯を
能登半島地震被災地・内灘町から届ける、嚥下フェスという新しい復興のかたち
▼自己紹介
はじめまして。八十出浩之(やそで・ひろゆき)と申します。 私はこれまで、新聞社や保険会社、大学など多様な現場で働いてきました。現在は、地元・内灘町を中心に、能登半島地震後の復興支援に取り組んでいます。 人の命や暮らしに関わる仕事を長年続けてきた中で、いつも心の奥にあったのは、「一人ひとりの声に、どう応えるか」という問いでした。 その問いに、いま私なりの形で応えたいと考え、立ち上げたのが「Remember U(リメンバー・ユー)」というプロジェクトです。 「Remember U」という名前には、二つの意味が込められています。 ひとつは、「あなた(You)を忘れない」という願い。 震災を経て、被害の“見えにくさ”の中に取り残されがちな方々がいます。 声を上げづらい高齢者や、仮設住宅で暮らす人々。 その一人ひとりの“あなた”に、心を寄せ続けたいという思いから、この名前が生まれました。 もうひとつは、「U」が、私たちが活動の第一歩を踏み出す町──内灘(Uchinada)の頭文字であること。 被災の影響が見えにくいがゆえに、支援の届きにくいこの町で、 もう一度、人が集い、語り合い、共に“食べる喜び”を取り戻す場をつくりたい。 そんな願いを込めて、「Remember U」という名前を掲げました。 「Remember U」は、この内灘町から、 “復興 × 食 × 福祉”をつなぐ新しい挑戦を発信していきます。
▼プロジェクトを立ち上げたきっかけ
きっかけは、震災後に帰省していた同級生の一言でした。 「母ちゃん、あれから急に、みるみる弱って杖つき始めて、食べられんようになってんて…」 彼の母親は、震災後の環境変化とストレスの中で、食べる力が弱まり、やがて食そのものへの関心も薄れていきました。「食べられない」ということが、単なる身体の問題ではなく、その人の“日常”や“誇り”、そして“命”そのものに関わるのだと痛感しました。 訪問リハビリや仮設住宅での聞き取りを通じても、「もう、自分の畑の野菜も漬物も作れんくなった」「レトルトばっかりで、味がせんくなった」という声が多く聞かれました。 一方「お酒が好きねん」「たまにはみんなで飲みたいげん」と、少し照れながら笑う高齢者の方々も少なくありません。 その“食べる喜び”と“つながる楽しさ”を、もう一度この町に取り戻したい。 そんな想いから、「嚥下フェス」という構想が生まれました。 これは2024年元日に発生した能登半島地震は、私の故郷・内灘町にも大きな影響を与えました。液状化の被害により家々が傾き、道路が割れ、地面が沈む。その風景の変化を目の当たりにしながら、私の同級生ふたりの実家も解体され、家族は町を離れることになりました。先の同級生のの母親は、結局、震災をきっかけに体力が落ち、持病が悪化し、亡くなりました。もし地震がなければ、もっと一緒に過ごせたかもしれない——その思いは、私の中でずっと消えることはありませんでした。 そんな中、町の解体が進み、空き地が増えていくにつれ、内灘砂丘の砂がむき出しになる風景を見て、私は考えました。 「このまま、何もせずに見ているだけでいいのだろうか。」 そう思ったとき、浮かんできたのが「食べる場所をもう一度つくる」というアイデアでした。 被災後の暮らしでは、「食べること」「話すこと」「人と交わること」が想像以上に失われていきます。特に高齢者にとって、食べづらさや飲み込みの不安は日常の楽しみを奪い、孤立につながることもあります。 だからこそ、私は「誰もが安心して、食べて、語らえる場」を小さくてもつくりたいと考えました。それが、嚥下フェスという形で生まれようとしています。
▼プロジェクトの内容
「嚥下フェス」ってなに? 震災をきっかけに、多くの方が「食べる」ことに対して不安や困難を感じています。 特に高齢者の中には、噛む力・飲み込む力が落ち、好きなものを口にすることすら難しくなっている人もいます。 そこで私たちは、嚥下(えんげ)障害がある方でも安心して楽しめる「嚥下フェス」を立ち上げます。 このフェスでは、 嚥下に配慮した特製ドリンク、噛みやすく、むせにくく、しかも美味しい工夫を施した特別メニュー、高齢者になじみ深い家庭料理の再現、懐かしい思い出を語れる語らいの場 。──といった要素を盛り込み、“食べることの喜び”をもう一度取り戻すきっかけを地域に届けたいと考えています。 なぜ今、なぜ内灘町で? 能登半島の被災地の中でも、内灘町は一見すると「目立たない被害」に見えるかもしれません。 しかし実際には、液状化によって生活基盤が揺らぎ、今も仮設住宅や避難生活が続いている方が多くいらっしゃいます。 とりわけ心身に負担を抱えやすい高齢者にとって、 “食べること” “話すこと” “集うこと”が減ることは、命やQOLに大きく影響します。 食卓は、心をつなぐ場所です。 だからこそ、私たちはこのフェスを「単なる食イベント」ではなく、“復興の場”として位置づけています。 内灘町の空き地や公園、仮設住宅近くのスペースを活用しながら、町に少しずつ“集い”の風景を取り戻したい。 その第一歩として、このプロジェクトにどうか力を貸してください。
「嚥下フェス」は、嚥下機能に不安がある高齢者を含め、誰もが安心して“食べる楽しみ”を味わえる場づくりを目指しています。 ただの飲食イベントではありません。味・見た目・食感、すべてにこだわりながら、「これはあの人も食べられる」「これならうちの母も安心」と思ってもらえるような、高齢者にやさしく、でも“特別扱い”しないインクルーシブな食の場です。 料理内容も、単によくあるメニューではなく、「昔は家でよく作ってた」「あの味が恋しい」と思えるような、なじみ深い家庭料理や季節の食材を中心に構成します。 嚥下調整も工夫を重ね、飲み物にはとろみ対応を施し、「飲む楽しみ」もできる限り保ちます。
本プロジェクトは、嚥下支援の第一人者である東京科学大学・戸原玄教授の協力を得て、嚥下に配慮した飲食のあり方を地域で実践する初の試みです。戸原玄教授からは、本プロジェクトの実施および名称掲載について許諾をいただいております。
メニュー:
- 嚥下に配慮した飲み物
- 嚥下対応の食べ物
- 会場は「内灘町サイクリングターミナル」
このプロジェクトを通じて、嚥下に不安がある方も、そうでない方も、同じ場で、同じ食を囲む「食べる場の再生」に取り組みます。 また、一度きりのイベントではなく、内灘町を「食べることの価値」を見直し、発信する場所にしていきたいと考えています。例えば、地元特産品を活用した嚥下食の開発、高齢者が安心して食べられる場の継続的な提供、他地域にも応用できる「復興 × 食 × 福祉」のモデルづくりなどを目指しています。
この町が、ただの空き地の連なりにならないように。もう一度、人が集まり、笑いながら“食べる喜び”を取り戻せるように。
この小さな挑戦が、“第二の内灘町”を生まないための希望になることを願っています。どうか、応援をよろしくお願いします!
▼応援メッセージ
「食べることは、生きることにつながっています。」
食べる機能は、加齢や病気だけでなく、災害などの環境変化によっても悪化します。
どなたでも、「今日は子供が運動会で1位だったからステーキにしよう!」といったような、生活を彩るような食事の経験はあると思います。
しかし避難生活では、会食などを通して得られる活力、ひいては食べる機能自体が奪われることで心身ともに衰えてしまうことがあり、これを放置するわけにはいきません。
私はこのプロジェクトを通じて、「食べる場の再生」がいかに地域の健康と復興にとって重要かを、多くの方に知っていただけたらと思っています。
国立大学法人東京科学大学 教授 戸原 玄
▼プロジェクトの展望・ビジョン
内灘町は震災前に比べ、「料理する気力が湧かない」「一人だと味気ない」といった変化が確実に現れています。 このプロジェクトは、そんな“食べる気持ち”の再起動を目指しています。 食は、生きる力です。食べることは、心のリハビリでもあります。 今後は、被災地支援や介護予防の観点から、地域内外での開催を検討しつつ、同様の課題を抱える他地域にもこのモデルを“逆輸入”していきたいと考えています。 「Remember U(内灘町もあなたも忘れない)」という名前には、かつて元気だったあの人も、自分自身も、誰一人として忘れないという意味を込めています。 震災が奪ったものを、食とつながりで、少しずつ取り戻していきたい──そんな想いを共有できる仲間と共に、私たちは歩み始めました。
このプロジェクトは、一度きりの取り組みではなく、「食べることの価値」を見直し、地域に根付かせることを目指しています。
1. 内灘町を「食べることを大切にする町」へ
震災後の復興支援は、インフラや住まいの再建だけではなく、「人が集い、つながる場を生み出すこと」が重要です。本プロジェクトを皮切りに、「安心して食べられる場」の文化を根付かせ、地域の人々が食の楽しみを再確認できる環境をつくりたいと考えています。
具体的な展望:
- 嚥下に配慮した食品の開発と普及(地域特産品を活用した「嚥下食」の開発)
- 高齢者が安心して食べられる場の継続的な提供(定期的な食イベントの開催)
- 他地域にも応用できる「復興 × 食 × 福祉」のモデルづくり
2. 「嚥下 × 食文化」を発信する拠点へ
嚥下機能が低下した方が安心して食べられる場はまだ限られています。フェスという親しみやすい形で「嚥下支援」を地域の人々に広め、社会全体に新たな食文化の提案をしていきます。内灘町がそのモデルケースとなり、全国へ広がっていくことを目指します。
3. 次のステップ: 継続的な活動と拡大
今回のプロジェクトの成功を起点に、以下のような次の展開を検討しています。
- 地域飲食店や企業との連携を強化し、「嚥下食メニュー」の開発・提供
- 定期開催の場づくり(例えば、季節ごとの嚥下食イベント)
- クラウドファンディングや支援プログラムの活用による持続可能な運営
「食べることの喜び」を、誰もが享受できる町へ——この小さな一歩が、未来の大きな変化へとつながることを願っています。
嚥下フェスは、2025年秋頃に内灘町サイクリングターミナルにて開催予定です。開催の詳細は、2025年夏頃には決定し、改めてご案内いたします。
プロジェクト成立後、天災等やむを得ない事情(緊急事態宣言などコロナウイルスによる影響を含む)によりイベントが開催できなかった場合、いただいた支援金は、内灘町における今後の食を通じた復興支援活動費として活用させていただきます。
ページ注記
プロジェクトを実施する上で必要になる資格や許認可の取得状況食品衛生法上の臨時営業許可については、現在、所管官庁である石川県健康福祉部健康推進課(076-225-1447)に確認中です。不要と判断された場合はその旨を、必要と判断された場合は取得に向けて手続きを進め、2025年9月30日までに取得予定です。
- プロジェクト実行責任者:
- 八十出浩之(産学研究所)
- プロジェクト実施完了日:
- 2025年9月30日
プロジェクト概要と集めた資金の使途
能登半島地震で被災した内灘町で、「食べる喜び」を取り戻すためのフェスを実施します。液状化の影響を受けた地域で、人が集い、安心して食べられる場を作り、嚥下支援と復興を結びつけます。国立大学法人東京科学大学・戸原玄教授の協力のもと、嚥下に配慮した飲料や食事を提供し、被災者は無料で参加可能です。開催場所は「内灘町サイクリングターミナル」を予定。 資金使途 ① 食の再生:嚥下対応飲料・食材の開発費(約30万円) ② 開催環境整備:設営・スタッフ補助(約30万円) ③ 広報・記録:撮影・報告・メディア発信(約15万円) ④ 手数料・予備費:READYFOR手数料・運営調整(約25万円) 地域の復興モデルを築き、「食べる町」として未来へつなげます。嚥下ケアの社会的価値を、被災地から可視化する挑戦に、応援をよろしくお願いします!
リスク&チャレンジ
- プロジェクトを実施する上で必要になる資格や許認可について
- 【プロジェクトを実施する上で必要になる資格や許認可の取得状況】 • 現在の取得状況:未取得 • 資格・許認可名:「飲食物提供届」 • 取得予定日:2025年7月上旬(開催予定日の10日前までに提出予定) 【補足】 本プロジェクト(嚥下配慮ビアガーデン)については、石川県石川中央保健所 食品保健課 鈴木様に電話およびメールにて確認済みであり、営業許可ではなく「飲食物提供届」の提出対象との見解をいただいております。 開催時期が確定次第、速やかに提出を行う予定です。なお、内容変更等があれば事前に再度相談の上、必要な対応を行います。 確認日:2025年6月4日 担当部署名:石川県 石川中央保健所 食品保健課 回答者名:鈴木様 回答方法:電話およびメールにて確認済み
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プロフィール
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リターン
3,000円+システム利用料
お礼メッセージ、進捗報告(メール)
基本の応援コース。感謝の気持ちと活動の様子を丁寧にお届け。
- 申込数
- 14
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2025年10月
5,000円+システム利用料
上記+写真レポート(データ配信)
ご支援の力で生まれた笑顔や風景を写真で実感。
- 申込数
- 8
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2025年10月
3,000円+システム利用料
お礼メッセージ、進捗報告(メール)
基本の応援コース。感謝の気持ちと活動の様子を丁寧にお届け。
- 申込数
- 14
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2025年10月
5,000円+システム利用料
上記+写真レポート(データ配信)
ご支援の力で生まれた笑顔や風景を写真で実感。
- 申込数
- 8
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2025年10月













