檜皮葺きの特徴の一つが、鉄釘(スチールネイル)で留めないということです。

骨格となる部分の固定には一部、金属釘も使用されていますが、檜皮を固定するのは竹から作られた釘です。竹ですが堅く、下地の材木にもしっかり刺さり、昔の修復に使われた竹釘が今でも残っています。

 

竹が釘になるの?と思われる方もいるかも知れませんね。

生の竹をそのまま使用するのではなく、竹ひごの様な細い棒状になったものを、使用する各部分で違った長さにカットし、天津甘栗を作る機械の様なもので焙煎します。焙煎すると堅くなり、虫害や腐食への耐久性も増すそうです。

職人さんはそれらを口に40本ほど含んで、舌で1本ずつ押し出しながら打っていきます。
『生の竹では渋くてとても口に含めないが、焙煎で香ばしいから口に含んでも大丈夫』とおっしゃっていました。

昔ながらの小さな部材が、意外にも、今重視されている、
植物性由来(オーガニック)で自然にも人にも優しいものだということに驚きです。


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