プロジェクト概要

                        北 山 ダ ム

           ▼自己紹介

 

 はじめまして、今回「じんのうちはるお生誕100年展画集」(主に油絵・水彩画・パステル画)作りを企画しました陣内マキ子と申します。

 高校時代は美術部で油絵を描いていました。唱歌を歌うのも大好きでした。子供のころからのお転婆で、校内で唯一、女性でただ一人のバイクで通学していました。そもそも陣内治生とわたしの出会いは、勤務先の近くの展覧会場でした。私21歳、陣内53歳。出会ってすぐ結婚。いま流行りの年の差婚でした。

 

 親の反対を押し切って大変な結婚でした。その当時会社は結婚したら辞めてくださいといわれる時代でした。

小学校5年生の時、私はリュウマチで2年間休学しました。学校にいきたい思いが強く、私は病気が治らないまま母の自転車で、送り迎えをしてもらい学校に通いました。

 こんなに迷惑をかけた上に親を悲しませてしまいました。母に会いたいけど会えない。この空の向こうの下に母はいると思って頑張りました。7年たった頃、思い切って母に手紙を書きました。母から父にとりなしてもらい実家に行き来できるようになりました。

 まだ入社して1年足らずでした。とにかく無我夢中で頑張りました。会社の女性達は愛があれば年の差なんてと言って応援してくれましたが、家に帰ってやっとホットする生活でした。

 今では笑い話で話せますが、当時ちょうどこんな歌が流行っていました。

「花 嫁」北山修さん作詞が流れてくると、「あらー」この歌は私のことを歌っていると思って聞いていました。

 

 陣内は主夫として家事をキチントこなし絵を描きました。以前の仕事は興行師、劇場、ホテル等の総支配人等でしたがキッパリと辞めていました。

私は子供の時からリユーマチだったので主婦業よりデスクワークの方が向いていました。

 仕事は工事事務,集荷事務、営業事務と10年おきに希望して仕事を変えてもらいました。忙しい毎日でしたが、生きがいのある職場でした。しかし、アジアの通貨危機により香港の合弁会社の倒産。その影響で私の勤めていた会社は倒産、その後会社更生で生き残りました。が私は女性では最年長だったのでリストラにあいました。昭和43年~平成10年、30年間勤めました。その後いろんな会社でパートしたり正社員になったり年金生活するまで頑張りました。長く勤めていたことで今があります。

  

        慟 哭            

  

 

      糸島市伊都郷土美術館

▼プロジェクトを立ち上げたきっかけ

 今から10年前、陣内治生は92歳の生涯を終えました。今から2年前、生誕100年の時、遺作展を開催致しました。

「じんのうちはるお生誕100年展」と題し。2016年6月福岡県立美術館で開催することができました。当時美術館は混んでおり難しい時期でした。たった3日間でしたが、沢山の方々に来場いただき、多くの感動を呼びました。会場の中を何度も行ったり来たりされ、いつまでも帰ろうとはされませんでした。なかには30年前「きつねの嫁入り」の絵を見て、「もう一度あの絵に会いたい」と思っていました。新聞を見て、もしかしたらと思ってまいりました。……

 この展覧会に陣内の絵に熱心な方の個人所有の絵10数点お借りし展示していました。

 オーナーの絵の行く末を心配されたお客さんが「このままだと絵はどこにいくのだろう」と私に訴えてこられ話し合いました。その時、画集に残したら最悪の事態は守られるんじゃないかと。……このことが無かったら画集を作るという発想すら持つことありませんでした。今でも不思議な気持ちになります。

 

 それから3か月後、9月に糸島市伊都郷土美術館の展覧会に間にあうように少ないページの画集を作りました。(お借りしていた絵画が主です)

 この画集の、私の挨拶の中で「いつか展覧会の全作品を一冊の画集にしたいと思います」と語っています。

 

  

                                    伊都郷土美術館にて  

 

 

               きつねの嫁入り

▼プロジェクトの内容

 陣内治生が亡くなって2年目「じんのうちはるお生誕100年展」と題し

遺作展を開催いたしましたその時の全作品の画集を作りたい。その為に

クラウドファンディングで資金援助を募ります。目標金額に達し

たら画集を制作し、リターンとして画集1冊からお送りいたします。     

    「じんのうちはるお生誕100年展画集」    

    (主に油絵・水彩画・パステル画・ペン画)

             68作品

       2016年6/10~6/12  福岡県立美術館  

           2016年8/31~9/4   糸島市伊都郷土美術館    

     ★★★ 今回の展示作品は53歳から晩年までの作品です。    

    今から10年前、陣内治生は92歳の生涯を終えました。今から2年前

    「じんのうちはるお生誕100年展」を開催いたしました。

     ※その時の全作品を画集にします。

  すでに人生の後半さしかかりました。私の生きてきた理由は!

  こんな素晴らしい絵は私には描けないけど世の中に残しておく手伝いは

  できるかなと思っています。

  人生の出会い、私を優しく暖かく支えて下さった方々。これからも。まだ見ぬ

  沢山の方々。宜しくお願いします。

 

 陣内はいつも言っていました。「絵は心で描くものだ。人のまねはしない。自分の絵をかく。自分独特のカラーが出てきたらそれがその人の絵だ。」と……

 私は今回の「じんのうちはるお生誕100年展」を開催したことで、来場された方々のお話しの中から今後の私の生き方を教えて頂いたような気がします。

 

 ゴッホの弟、テオは一生懸命ゴッホを支え続けました。テオが亡くなった後は、妻ヨハンナの手によってガラクタ同然の絵を大切に保存し、ゴッホとテオの多数の手紙を整理し出版して、無名の一人の画家ゴッホを天才画家としてその名を世に広めていきました。

 私もテオの妻ヨハンナのようになりたいです。

 

  陣内本人が「私の絵、そのこころ」の画集の中でこんな文章を

  投稿いたしています。

 私は、無理が嫌いで怠けものです。

作品を売り込む気持ちは、あまりありません。  

しかし、僕は非常に幸せ者です。何故か眼にみえない大きな力で常に支えられています。人を愛し人々に愛されて66年。名も、金もあまり考えたこともありません。

 自分の作品を評価することは、むずかしいので、他人様に評して頂くために、個展を思い出したように時たまやります。

その都度、お陰様で手持ちの作品がなくなり、うれしいような、寂しいような気持ちになります。スポンサー曰く、僕が亡くなったら遺作展をやります……。僕はこの言葉を本当に有難いと思っています。

 絵筆をおいて、思ったままを綴りました。おしまいに1980年6月、福岡市美術館での個展を評価して頂いた、毎日新聞の田中幸人氏(現在東京)の記事を、引用させて頂きます。自画自賛お許しください。

     片意地張らない作画態度

 今週は、「じんのうちはるお展」が目をひく。長くフィリピンで少・青年期を送り、戦争など激しくほんろうされた生活体験を持つ画家だが、静寂な画面から語りかけてくるものがいい。天空の夜空に白いキツネが舞っている「北山ダム」などは片意地張らない作画態度で、近ごろめったにお目にかかれない作品だ。年の半分は船上生活。そこがアトリエになることもあるそうだ。

佐賀県出身64歳(29日まで)[幸]

     出版年  昭和57年12月24日第1版

     発行者  藤井達朗  印刷者 ㈱和 晃

     発行所  財団法人  富 民 協 会 (毎日新聞社内)

     引用ページ  149P

 

 

  陣内 治生(じんのうちはるお)

           略   歴

[出身地] 佐賀県神埼郡東脊振村

[出生地] 福岡県田川郡香春町497番地

1916年(大正5年)1月2日、(父)密治、(母)ヒサノの長男として生まれる。2008年(平成20年)1月24日没す。92歳

妹1人、弟2人(弟)政治は19歳で特攻隊で沖縄島付近にて戦死。4階級特進する。

 

父の職業は、早稲田大学卒業後田川の炭鉱の電気技師として従事し、その後叔父たち家族と台湾に渡り、台湾の高校の電気課教師になる。

          学   歴

飯塚楽市小学校、田川農林高校、東京芸大受験失敗、中野美術研究所

          経   歴

● 太平洋戦争の中、台湾総督府警務課勤務時、日本陸軍より特務機関として秘密裡に召集され(尚武特別工作隊)フィリピン戦場に赴く。

●戦地で、本間雅晴中将、山下奉文大将将軍の司令部付で写真、スケッチによる戦争記録を担当した。

●現地において、民間人に見せて振る舞いながら情報収集活動をし、その間スペイン系のフィリピン人の農場経営者の娘、エスペランサ・クルスと結婚。男子を1人儲ける。またポロ村の村長に選ばれて村民の農業指導を行ったり食料統制をして村民の食料危機を救った。

●終戦間近、捕虜としてモンテンルパに投獄される。この間、毎日電気椅子の恐怖の中、マリア様にお祈りをしていた。「もしここから出していただけるなら、一生宗教画を描き続けることを誓います」とマリア様に約束をしました。

ある日、夢か現実か判りませんが、白い鳩が牢獄の窓から飛び込んできて、翌日釈放されました。

●戦後帰国し、福岡県白木原の春日原米軍基地にて通訳兼画家として働く。(米軍基地での就労期間は不明)米軍に頼まれて教会聖堂に飾る宗教画を制作しアメリカ合衆国各教会に送られた。その数80点余り。

●その後スランプになり民間企業に頼まれて就職する。映画館経営や芸能関係の興行師の仕事をしたり、ホテルの総支配人をしたりし絵も描き続けました。

●1969年、53歳の時マキ子と結婚、画業に専念する。2008年1月24日没す。

92歳でした。

  ・画歴 60年 ・在外 18年 ・師友 画家、故阿部展也

 

 

 

 

         福岡市美術館にて    1980年 64歳

   

  目標金額 90万

   ◎支援していただいたお金の使い道             

  画集印刷代 300冊  670.000+消費税53.600=723.600

      発送代(350円×170冊)=59.760 およそ

       (手渡しする人、130冊ぐらい)

      レディーフォーへ手数料12%  116.640

  ※もし予想以上の金額が集まった場合は増刷したいとおもっています。

  画集は支援いただく金額により冊数が変わる為、締切日間際に印刷します

  ので発送まで時間がかかるかもわかりません。その時は宜しくお願いします。       

 ☆★★☆

 クラウドファウンディングはオール・オア・ナッシング方式の資金調達です。「そこからすべてを手に入れるかそれともすべてうしなうか」

  目標金額に1円でも達しなければ無しになります。とても厳しいプロジェクトです。インターネットでの投稿は初めてです。たった一人での挑戦でしたので、何度も挫折しそうになりました。

  私のこの思いに少しでも共感していただけましたらお力を貸していただけないでしょうか。宜しくお願い致します。         

▼プロジェクトの展望・ビジョン

   画 集 の 目 次

     油  絵

① 慈母観音菩薩        〇 エジプトへのご逃避

② きつねの嫁入り       〇 ガラリア湖の嵐

③ バレーリーナ        〇 ルツェルンの街

④ 織 り           〇 カペル橋入口

⑤ 能             〇 レインカム(ハワイ)

⑥ 風の色           〇 ルツェルン湖

⑦ 朝けむる中の廃船      〇 石畳の朝アンデルマット

⑧ 北山ダム          〇 妻の像

⑨ イエス・キリスト(愛・厳) 〇 小田夫人像(獏のママ)

⑩ 黒い林           〇 裸婦 浮 雲 

⑪ 朝もやの中の廃船      〇 裸婦 潮 騒 

⑫ 武 者           〇 早朝大幸

⑬ 潮 騒           〇 マコの母の若き日

⑭ 宮原夫人          〇 月下草地

⑮ 嵯峨野の月         〇 港近し

⑯ 飛 ぶ           〇 麦 畑

⑰ 然別湖           〇 アルプスの農婦1

⑱ 観音菩薩          〇 アルプスの農婦2

⑲ 慟 哭(wailing)              〇 ボラ網

⑳ オホーツクの海       〇 女優 夏目雅子さんに似た女性

㉑ 牧 場           〇 花束のマコ像

㉒ あじさいの花        〇 大幸丸走る

㉓ 停 泊(アンカレッジ)   〇 魚 舟

                〇 さなえ女史

 ※①~㉓ 1回目の       〇 着物の女性(未完)

  画集を作りました。           〇 竹 林

                〇 ゴンドラ

                〇 西公園の春

                ○ 城

    パステル画・水彩画・ペン画

   〇 栄吉さんの船        

   〇 イカ釣り船         

   〇 伊崎漁港          

   〇 大濠の風

   〇 カンカン照りの夏

   〇 昭和43年頃の大濠公園

   〇 グラバー邸

   〇 木(ペン画)

   〇 ヨットハーバー

   〇 マコ22歳(油絵)

   〇 山 門(油絵)

   〇 西 方 へ(水彩)

   〇 マニラの夜(水彩)

   〇 秋深し(油絵)

   〇 りんご

   〇 鹿の子ゆり(水彩)

   〇 桃(水彩)

 

     

                                      然   別   湖

 

 
 

 

         福岡県立美術館

 

      

▼リターンについて

    じんのうちはるお生誕100年展画集

    1冊   3.500円   絵葉書1枚

    2冊   7.000円   絵葉書2枚

    3冊   10.000円   絵葉書3枚

      5冊   16.000円   絵葉書5枚

 ※1冊にそれぞれ1枚ずつ「然別湖」の絵葉書か「きつねの嫁入り」

   の絵葉書にてお礼状を同封いたします。

 

                  宮 原 夫 人
 最後に、長々といろんなことを思いつくままを書いてしまいました。

読み辛かっただろうと反省しております。

 ここまで読んで下さったことに感謝いたします。

 

 

2019年1月21日までに「じんのうちはるお生誕100年展画集」を300部発行したことをもってプロジェクトを終了とする。

 

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