医療を伝えるアート

 よこやまです。
突然ですが  古美術研修旅行で奈良・京都の旅中なう。

全部で２週間、ほとんどは奈良で過ごすのですが、今日から3日間は京都！！！でえす

昨日までは奈良にいて、東大寺の大仏を間近から見せてもらったり、手にカレーのようなにおいのする粉末状の香油をぬったり。
香油の場所は東大寺のなかにある、俊乗堂というお堂でお清めのためにぬりました。
結界のなかに入れていただけたのですが、そこからさきは神様の領域なので清めなければいけないそうで。
香油は何度手を洗っても一日中取れませんでした。
いいにおいです！

東大寺内のお堂にある　重源上人坐像という彫刻が、一瞬生き仏なのかとおもうくらいに精巧につくられていて、先生曰く、解剖学的に見てもなにひとつおかしいところがないほどに完璧なフォルムだそう。
ただ、手がすこし大きいのは作者（快慶とも言われている）のクセなんじゃないか　と。
医学と芸術（この時代では芸術という概念ではなく、信仰のための彫刻・絵画なのでしょうが）はふるくから密接にかかわってきているな　と　改めて感じました。
 
その次の日は自由研究日だったので、一日中ぷらぷらしてました。
春日大社という神社をさらに上へと登っていくと　紀伊神社というちいさな神社があるのですが、人気が全くなくて気持ちいいなーー　と 思いつつ建物の隙間を抜けたら、すぐ横の縁側にカップルが座っていました。
にやにやしちゃった。
脇をすりぬけて山を下ると途中で道が二手にわかれていて、人気のないほうの道がすごくなんだか異世界のように思えたので　座ってぼんやりしていたら、カップルはやっぱりひとけのないほうに来るんですね。うん。

東大寺の南大門の前には鹿がいっぱいいて、しかせんべいが売っているんですが、普段はすぐそばを通り過ぎても完全にスルーの鹿が　しかせんべいを持っているとものすごい勢いで群がってきてこわかった。笑
ポケットとか服の中に隠していてもバレてる。
出し惜しんでいたらかまれました。友達は本気で噛まれました。
上あごと下あごのかたちに痣になっています。
 
野生こわい。