掌の中の宇宙 —『触覚芸術史の記憶』を明日の視覚特別支援学校に
掌の中の宇宙 —『触覚芸術史の記憶』を明日の視覚特別支援学校に

寄付総額

2,386,000

目標金額 2,000,000円

寄付者
201人
募集終了日
2025年7月31日

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2025年08月01日 20:00

御礼

 

7月1日に開始したクラウドファンディングは、7月31日をもって無事に終えることができました。事前の告知も行えず、1ヶ月間というクラウドファンディングとしては決して長くない期間ながら、皆さまのご協力のおかげで、【寄付者:201人】、【寄付総額:2,386,000円】という想像以上の結果での達成となりました。加えて、開始日から終了の日まで、一日も欠かすことなく継続的にご支援をいただき、この期間をずっと共に歩んでいただいたと実感しています。

 

 

ご支援くださった皆さま、本プロジェクトの周知にご尽力くださった皆さまには、心より感謝申し上げます。言葉にすれば同じ表現になってしまいますが、最大限の謝意を込めつつ記しております。誠に、本当にありがとうございました。

 

 

私にとって、「触れる」との関わりは恩師である柴田良貴先生を介して始まりました。彫刻家の諸先輩方が、何の見返りを求めるでもなく、触れる鑑賞などの実践を重ねてきたことは、プロジェクトの本文中でも語ってきたところです。当時、学生だった私が見ていたのは、特別な主張をする訳でもなく当たり前のこととして、作品を運び、並べ、視覚に障害の有る無しに関わらず皆で展覧会を楽しむ光景でした。その姿は実に作家らしい振る舞いであったと、今では振り返ります。

 

 

個人的な思いですが、クラウドファンディングを立ち上げる際にまず心に浮かんだのが、「ええかっこしい」という言葉を柴田先生からもらわないか、という心配でした。中身のない映えを狙うものではないか、自身が行動する際に一旦立ち止まれるのは、純粋な熱を展示に向ける作家たちの姿を見てきたからだと感じます。「成功を祈ります」「すべてに良き成果を求めて下さい」という師の言葉は、未だに後押しを欲する背中を押してくれました。

 

 

このクラウドファンディングを成功に導いたのは、第一には、西村陽平先生・冨澤正宏先生を始めとした千葉盲学校歴代の先生方と、当時の児童生徒が作品に注いできたエネルギーに他なりません。触覚芸術史に残すべき実践に改めて敬意を表します。

 

 

第二には、こうした取り組みの小さな声に耳を傾け、心を寄せてくださった皆さまからの応援です。このクラウドファンディングを通して、活動の意義を共有できる皆さまと出会えたことは、金額には換算できない価値のあることだと感じています。その中には、盲学校・視覚特別支援学校の現場の先生方も加わっていただいていること、とても嬉しく思います。お名前の掲載は「希望なし」としている先生方もいらっしゃいますが、思いは確かに本プロジェクトに宿っていること、ここにお伝えしておきます。

 

 

そして、発起者として関わっていただいた皆さまにも、改めて御礼を申し上げます。献身的に動いてくださったことが各地からのご支援に繋がりました。全国から届くご支援に感謝しながら、発起者の先生方が地域から信頼を得ていることを感じ、敬服の思いでした。ここからスタートする活動に際しても、何卒よろしくお願い申し上げます。

 

 

西村陽平先生が千葉盲学校を離れられる際、作品に関する約束事やそれを記した文章は残されなかったと伺っています。年月と共に教員の異動もある中で、こうして作品が残されたことは幸運なことで、千葉盲学校の先生方のご努力あってのことであることにも触れておかねばなりません。校舎改修後も、学校の財産である作品群が、千葉盲学校を中核として保存されて行くことに変わりはありません。その上で、収まりきらない作品たちは、各地の盲学校・視覚特別支援学校などでの触れる鑑賞を通じて、新たな感動に出会っていくこととなります。

 

 

ここから先は、このプロジェクトを越えた話となりますが、将来いつか、日本にも「触れる」ための美術館ができれば、と思います。それは、視覚に障害のある人のためだけの施設ではなく、子どもから大人まで、見える人も見えない人も見えづらい人も皆が作品に触れることのできる美術館であり、触覚を通して感動が共有できる場所となるものです。日本の「触れる」を牽引してきた茂木一司先生・大内進先生もその構想の実現に情熱を傾ける先生方です。お二人とは、このクラウドファンディングが始まった頃に意見を交わす機会があり、率直な考えや思いを交換することができ、大きな勇気をいただきました。いつか、時期は定められずとも想像しうる現実的な目標として、私たちがこの将来像を描いていることを、決意表明の意も込めて、ここに記しておきたいと思います。

 

 

31日間、皆さまからいただいた応援に、改めて心より感謝申し上げます。ここから続くプロジェクトに際しては、気を引き締めて臨みたいと思います。支援の甲斐があったと思っていただけるような、よい活動報告を届けられるよう努めますので、引き続き取り組みを見守っていただければ幸いです。今後とも何卒よろしくお願い申し上げます。

 

 

末筆となりますが、以下の方々にはXのリポスト等や、記事の掲載でこのプロジェクトへの応援をいただいたこと、御礼を申し上げます。私自身がSNSを運用しない中で、情報を広めていただいたことは、プロジェクトの大きな支えとなりました。深く感謝を申し上げると共に、ここにお名前を記し謝意を表します(順不同にて失礼いたします)。

 

 

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衆議院議員 水沼ひでゆき 先生

千葉県議会議員 榎本れい 先生

千葉県議会議員 保坂こうへい 先生

千葉県議会議員 山下洋輔 先生

鋸山美術館館長 鈴木裕士 様

妖怪画家・妖怪美術館館長 柳生忠平 様

NPO法人チア・アート代表 岩田祐佳梨 様

マンガ作家 山本美希 様

ゴブリン博士・アーティスト 小中大地 様

美術家・株式会社東工房代表 東弘一郎 様

視覚障害インフルエンサー あさひ 旅するロービジョン 様

Butterfly Under Flaps. 狐火 様

 

点字毎日様(7月22日号(活字版24日号))

東京新聞様(7月25日号)

千葉日報様(7月25日号コラム「忙人寸語」 )

中日新聞様(7月29日夕刊)

 

谷中田美術代表取締役社長 谷中田國弘 様

 

ーーーーー

ギフト

3,000+システム利用料


サンクスメール

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〇 サンクスメール
〇 寄附金受領証明書 *1
〇 関連冊子へのお名前掲載(希望制) *2

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*1:寄附金受領証明書はギフトお届け先に入力いただいた内容で発行・発送いたします。
*2:掲載を希望されるお名前をご記入ください。個人名のほかにニックネームやイニシャルでの掲載、ご辞退も可能です。

申込数
92
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2026年5月

10,000+システム利用料


展覧会冊子

展覧会冊子

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〇 サンクスメール
〇 寄附金受領証明書 *1
〇 関連冊子へのお名前掲載(希望制) *2
〇 展覧会冊子(報告書|紙媒体) *3

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*2:掲載を希望されるお名前をご記入ください。個人名のほかにニックネームやイニシャルでの掲載、ご辞退も可能です。
*3:冊子は展覧会会期後(2026年3月以降)に発送予定です。

申込数
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