【第2弾】杉並区と南相馬の子どもたちが南相馬でミュージカル！

 

本公演が終わって１ヶ月。

もう遠い昔のような気がします（笑）

 

１ヶ月前の１４、１５日、

南相馬で３０名の子供達と多くのスタッフ達とが一緒に創り上げた

奇跡の舞台は、

それぞれのココロの中に大きな思い出となり残りました。

 

そして、それは

「思い出」として残るだけではなく、

この先も続けていき、

南相馬と杉並の子ども達の交流を絶やさず続けて行くには、という

新しいハードルも用意してくれました。

 

同じ歌、同じ踊りを離れた場所で練習し、

ひとつの脚本を持って同じ舞台にたつ。

その喜びに目を輝かせる子供達の裏で、

多くのスタッフや保護者の皆さんが、力を合わせ、その場を創り上げてきました。

 

そして、その努力は、この先も続けて行かなければ

ほんとうのトモダチには、なれないのです。

 

震災後。

福島や、南相馬にボランティアに通った方もたくさんいらっしゃると思います。

そのときに必要だった、

瓦礫の撤去や、仮設での作業や、様々な仕事があったと思います。

ボランティアに行かれた多くの方はもう、それぞれの日常の中に戻り、

福島に、南相馬に行く事が減ったと言われます。

けれど、私たちは、ずっとずっと、これからも南相馬に通いつづけ、

南相馬のトモダチは、杉並に通いつづけてくれることが、

何よりも大切なのです。

 

そこにトモダチがいるから、遊びに行くんだ。

とってもシンプルなことです。

大好きな人がいる町を思い、大好きな人の事を考え、

そして、それぞれの日常で、がんばる。

 

 

こんど、いつ会える？

 

と、杉組のキャストたちは、毎日私に聞いてきます。

１ヶ月前。

たった、１ヶ月前に会ったトモダチと、もう会いたい。

 

そのためには、もっとダンス練習して、

いろんなイベントに出れるようにならなくちゃね。

 

こう、私は言います。

 

ただ、会えればいいのではなく、

お互いに磨き合い、少し成長し合った姿で、また、会いたい。

 

それを繰り返して行く事が、

このプロジェクト全体が、大きく、そしてたくさんの仲間を作って行ける

原動力に変わります。

そして、それが、共に輝いていける原動力に変わります。

 

 

先週末、わたし一人で、南相馬に行きました。

久しぶりにキャスト達に会い、スタッフや保護者の方々とも会いました。

 

相変わらず、まっすぐなキラキラした瞳で

わたしと会話をし、

いつも行くたびに、元気をもらいます。

 

不思議な町です、南相馬。

 

 

そして、子供たちは、レッスンの再開を楽しみにしていました。

 

「こんど、なっぽ、いつくるの？杉組は、何してる？」

 

と、南組の子供達は、聞いてきます。

可愛くて、可愛くて、ほんとうに離れられない気持ちになります。

 

このプロジェクトは、ミュージカルをやるためのプロジェクトではない。

そう、確信します。

 

 

日々の中に、歌う、踊る、芝居を磨く、そしてみんなに会える、

そんな楽しい瞬間があることが、

なによりも素敵なことだと。

ずっと、ずっと、いつだって、そばにいるんだよ、

と

言い続ける事が、このプロジェクトの意味です。

 

 

なので、通いつづけたいと思います。

 

わたしも、ダンスの講師の香先生も、お芝居の先生夢麻呂さんも。

 

けれど、現実的には、

このプロジェクトを維持して行く為の資金がどうしても足らない。

どうしたらいいのか、頭を抱える日々です。

ボランティアの域から発生した私たちが、

この現実をクリアして行く為には、どうしたら良いのか

たくさんの方々にも相談しています。

 

この繋いだ手を、離さぬように。

 

 

南相馬の子供達が、歌い、踊り、笑顔になれるこの活動を

どうやって継続させて行けば良いのか。

 

そればかりを、日々考えています。

 

大きな花は、もっともっと先に咲くかも知れません。

今年より、もっと大きな花を咲かせる事ができるように。

 

どうか、智慧を貸してください。

 

 

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