もっと強くなりたい！

　１０年前に広島から日本トライアスロン発祥の地に移住し、トライアスロンに打ち込んでいる二分選手からメッセージが届きましたのでご紹介します。

 

　「もっと強くなりたい！」小原工コーチのもと、チームエフォーツで練習したいと志願をして、トライアスロン発祥の地にきて１０年が経ちました。海、山、温泉もあって、自然を感じながら練習できる最高の場所です。環境を変えて良かったことばかりです。

　私にとってトライアスロンは、生活の一部です。自然と一体となり、自己への挑戦をできる最高のスポーツだと思います。

　私が初めて皆生大会に挑戦したのは、１６年前の２００４年でした。トライアスロンを始めて４年目。出場には熱い情熱が必要と助言をもらい、熱意を伝えるために広島の自宅から皆生温泉まで自転車で挨拶に行きました。出場権をもらいましたが当日ロングの洗礼を受けました。ランで膝が痛くなり、ゆっくり前へ歩き走りをしていました。何人にも抜かれて苦しい時に「フレーフレー！陽子さん！がんばれー！！」と熱い応援をもらいました。温かい応援やボランティアの皆さんのお陰で諦めずフィニッシュできたことを覚えています。

　もうひとつ、忘れられないエピソードは２０１３年の皆生大会。スイムからトップは大松沙央里選手、私はラン折り返し手前で２位でした。沿道から「松本華奈が500ｍ後ろにきとるよ！」と教えてもらいました。後半負けられない戦いになりました。順位を落としたくない！必死でフィニッシュを目指しました。なんとか２位でフィニッシュ。憧れの選手と勝負できて嬉しかったです。そして、迫ってきているのを教えてくれた方は松本選手のお父様でした。一声が無かったら気持ちが切れていたかもしれません。

 

　皆生大会は出場した皆さん、ボランティアの皆さん、応援の皆さん、関わる全ての方々にそれぞれの感動のドラマがあると思います。そして、たくさんの方々に支えられて挑戦できる最高の舞台だと思います。鳥取に来て、皆生大会の素晴らしさを実感しています。

　トライアスロン発祥の地皆生、この大会が何十年も続くことを願っています。これからも皆さんと一緒に勇者の伝説を築いていきましょう！　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　二分陽子

 

[左：若木師匠　右：小原工さん]