高田歌舞伎を継いだ女役者刊行プロジェクト
高田歌舞伎を継いだ女役者刊行プロジェクト

支援総額

2,069,000

目標金額 1,300,000円

支援者
171人
募集終了日
2021年7月10日

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2021年06月18日 09:31

気仙わたしのふるさと(6)「人生の大きな転機」〈後篇〉

「人生はたらいの中の水の如し」の意味

 それが『モスバーガー』の創業者、櫻田慧氏が故郷での講演で何よりも伝えたかった言葉でした。その言葉を櫻田氏は「私を育ててくれた言葉」とも呼びました。櫻田氏曰く、
 「人生というのは、たらいの中の水と同じようなものです。たらいに水を張って、自分の方へもってこようとすると、水は向こうへ逃げていってしまいます。逆に、相手方に与えよう、与えようと向こう側に押せば、水は必ず(こちらに)返ってきます。
 人生とはそういうものです。ですから是非、自分のできる範囲で精一杯、人のために尽くしてみてください。すぐに返ってはきませんが、やがてドーンと返ってきます」
 この言葉を櫻田氏は大学の卒業式で来賓から聞いたといいます。
  「それがものすごく感激的でしたので、私はできる限りその通りやってきました。これをやるというのは至難なことです。やっても、やってもなかなか返ってはきません。けれども、これをやったおかげで今日の私の成功があると思うのです」

 

人生の宝を胸に

 櫻田氏の語る言葉には説得力がありました。嘘偽りなく、その言葉の通りに生きてきたからだと思いました。そして、「おまえは人のために尽くしているか」「おまえの毎日は、お前の人生はそれでいいのか」と私に厳しく問いかけてきました。以来、他人の評価はどうあれ、「櫻田氏のように実行できなくても、近づく努力をする」と誓い、努力してきたつもりです。
 この取材が縁となり、その後も何度か講演を取材し、私的にもお会いしました。その全てが私の人生の宝です。
 櫻田氏は社員にこうも語ったといいます。
  「もし道が自分の得する道と損する道に分かれていたら、敢えて、自分の損する道を選びなさい」

 

櫻田氏の伝記を著す

 あの時、取材を代わっていたら、今の私はありません。櫻田氏の伝記を書く夢を見ることも、実現することもなかったと思います。
 櫻田氏の伝記『モスバーガーを創った男の物語「羅針盤の針は夢に向け」』(東海新報社発行)を死後10年経った2007(平成19)年から4年がかりで取材・執筆し、完成させました。
 ところが発売日前日の2011(平成23)年3月11日、東日本大震災が発生したのです。本も私もどん底に突き落とされました。あの世から櫻田氏が応援してくれたのか、その後全国紙や県紙で紹介され、友人たちの尽力もあって全国各地の書店で販売してくれることになりました。本もまた、櫻田氏の人生のように波乱万丈の経緯をたどることになったのです。

 

「倒されし竹は再び起くるとも 倒せし雪は跡かたもなし」
この歌は櫻田氏のお母様・タカさんが詠んだものであり、櫻田氏の人生そのものだった

 

リターン

2,000


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お気持ちコース

■サンクスレター

■本1冊お届けします

申込数
43
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2021年9月

3,000


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本と名入れのコース

■サンクスレター

■本1冊お届けします

■名入れ:本の巻末に支援者としてお名前を入れさせていただきます(お申し込みの際に名入れの「有無」を選んでいただきます)

申込数
36
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2021年9月

2,000


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お気持ちコース

■サンクスレター

■本1冊お届けします

申込数
43
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2021年9月

3,000


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本と名入れのコース

■サンクスレター

■本1冊お届けします

■名入れ:本の巻末に支援者としてお名前を入れさせていただきます(お申し込みの際に名入れの「有無」を選んでいただきます)

申込数
36
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2021年9月
1 ~ 1/ 9


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