介護士さん100人に無料でリフレクソロジーをしたい！

▼自己紹介

皆さんはじめまして。長野県松本市在住のアダブレイマ眞紀（旧姓：小林）です。

私は二十歳から高齢者福祉に携わり、約20年間介護士として老人保健施設や療養型病院、デイサービスに勤務して参りました。また3年前には介護旅行のNPO法人にも携わることができ、事業所を超えたアツい介護士達と共に活動することで、やっぱり介護士って素晴らしいなと実感する貴重な機会にも恵まれました。しかし今日までの間、介護福祉士とは別に自分が本当にやりたいことや望む未来を模索する時期もあり、手話を学んだり、青年海外協力隊に参加したり語学留学したりと介護以外の世界も経験してきました。今回のプロジェクトで提供させて頂くリフレクソロジーも、自分の好きなことの中の一つとしてきちんと学び資格を取ることを選択したという経緯があります。

プライベートでは、2008年から2010年の2年間青年海外協力隊で赴任していた西アフリカのニジェールで出逢った男性と2016年に入籍し現在に至ります。結婚当初、私は「日本で暮らすし、小林のままでいい」という考えの元、夫婦別姓にしていました。しかし昨年、自分の人生と向き合わざるを得ない体験があったことがきっかけで改めてこれからどのように生きていきたいのかを考え始め、夫婦でも様々なことを話し合った中にファミリーネームを持つという議題があがりました。話し合いの最中、不思議とワクワクした気持ちになったことを今でもはっきりと覚えています。そして話し合いの結果、現在のアダブレイマをファミリーネームにすることを選択しました。

 

 

▼プロジェクトを立ち上げたきっかけ

介護の現場は本当に過酷です！

皆さんは介護の現場にどうのようなイメージをお持ちですか？高齢者とのゆったりとした時間？ボランティア精神の高い人が就く仕事？歌をうたったりゲームしたり楽しそう？

 

確かにその一面もあります。しかし現実はかなり違います！

施設規模により人数は違いますが、例えば入浴。午前中の約3時間で何十人もの高齢者をたったの3~4人で入浴と着替えをさせなければなりません！

車椅子、酸素吸入、尿失禁、便失禁、入浴拒否で暴れる人、一人で2時間掛けて入る人等々。

勿論承知の上です。承知の上とはいえ、命懸けです！

入浴嫌がっているから入れなくても良いはずはなく、説得したりだましだまし誘導したり。いくらプロでも心は痛みます。それでもどうしても入浴できない場合はどうすると思いますか？

ご家族に連絡します。説明して、納得して頂いて、やっと入浴中止の許可が下ります。

次にお食事。時間が掛かって当然なのですが、決まった時間の中で終わらせなけれななりません！次々にやるべきことが控えているからです！

午後は記録、体操、レクレーション。これもきちんとやらなければ国からの報酬はもらえません。その間も帰りたい人の相手、トイレ誘導、体調不良の人の対応等々。はい3時のおやつ、お茶。そしてトイレ誘導・・・。とめどない訴えに対応します。昨年からのコロナ対策の負担も大きく、一瞬でマスクがなくなったり、拒否されたり、文句言われたり。

勿論承知の上です。承知の上とはいえ、こちらも傷つきます。人ですから。

 

私の勤務していた職場のホームページの片隅に「ケアする人をケアするアイデア募集中」

と書いてありました。こんなこと、考えたこともありませんでした。でも衝撃だった。

私達だってケアされたい！大変なんだって声を上げたい！もっと良いお給料で働きたいって言いたい！

でも、どこにもそういう場所がないんです。

だから体も心も疲れ果てて辞めていく。

もし、こんな状況を理解してくれる場所、癒してくれる場所、同じ境遇の仲間と出会える場所があったら！どんなに救われただろうか。

 

介護士だって一人の尊い人間です。

今の超高齢社会が動いているのも、彼らの存在があるからです。

 

あなたの周りに介護士はいますか？

その人に、手を差し伸べたことはありますか？

私はその場所が必要だと、介護の現場にいて体験しました。

 

自分が介護の現場にいたからこそ感じること。

 

・「介護士だから」「プロだから」「自分で選んだ仕事だから」「辛くて当然」こういったことを自分に言い聞かせて、本当の自分の感情を我慢していませんか？

・「この仕事しかできないから」「他に才能無いから」と思い込んで自分の魅力に気付けず、諦めから介護の仕事を選んでいませんか？

・「介護の仕事が大好きだけど、将来が不安」「体力的、経済的に不安」という思いの為、転職を考えていませんか？

 

他のどんな仕事をしていても似たような状況になる場合もあると思います。しかし、私は自分が介護の世界にいて感じることは、「どんな介護士もみんな素晴らしい」ということです！ただ、あまりにも現場が多忙、また慢性的な人手不足、最近ではコロナの影響も重なり、ただただ疲弊して上を向けない現状があります。そして私自身がそうだったように、「誰かの為に働く＝自己犠牲」という観念によって自分らしく輝いて働くことが難しくなっているように思います。

 

「ケアする人をケアする」
 

　身体が痛かったら病院に行きます。または整体やマッサージに行かれる人も多いでしょう。私も「自分へのご褒美」とか言って整体に行ったりしました。それはそれで気持ち良いし、楽になって満足できます。

では自分のメンタル、心、気持ちの部分はどうでしょうか？
「自分は大丈夫」とか「そんな大袈裟なこと？」「友達と愚痴大会して発散してるから」「自分に向き合うようなそんな暇ない」等の声が上がります。

そしてメンタルクリニックや心療内科に掛かる時は、もう症状として現れている時であり、そうなるまでに気付く場所やきっかけがないとも言えます。

 

では、同業者同士の交流や情報交換の場はあるでしょうか？

自ら他の活動やコミュニティに参加している人もいますが、他の事業所の介護士さん同士が気軽に集う場はありません。また、現実的にも自分の休日を使って他施設を見学することもほぼ考えられません。

 

「ケアする人をケアする」ことを具体化する！

私が始めます！その為には現場で頑張る介護士達の意見をとことん聴きたいし聴く必要があります。そして、今現場で頑張っている介護士達に私が提供できる全てのことを精一杯行うことで、新たな関係性や繋がりが生まれ、広がり、仲間が増えていくことを期待しています！

 

▼プロジェクトの内容

・介護士さん100人！精一杯リフレクソロジーをさせて頂きます！
・重要‼　リフレクソロジーとは病気の予防や治療、身体機能の増強や健康増進等を目的とはしません。あくまでリフレッシュやリラックスを目的とした施術という理解の元で行っております。

・「ケアする人をケアする」ということに対する意見、要望、またこれまでの介護人生や今後の展望等々、自由な想いを安心して出せる場を提供させて頂き、今後のサービスに活かします！

 

・一日一人と限定します！なぜなら、貴重な休日を使って協力してくださる介護士のみなさんが「本当に来て良かった」と思って頂けるように、時間を決めずとことん私の時間を捧げる為です！

 

・100人のメンバーの集め方：最初の30人を私の方で声を掛けさせて頂き、納得された方に来て頂きます。その後、30人の方々にそれぞれ2人を紹介または招待して頂きます。2人以上でも構いません。その他＋αとして、私が直接看護師やケアマネージャー、調理師、経営者の方々にも声を掛けさせて頂き、100人を達成します！

そしてこのチャレンジはもう始まっていて、既に10人の協力者が現れて下さっています！

 

▼プロジェクトの展望・ビジョン

このプロジェクトに協力して下さった100人の介護士さんから意見や要望、直面している悩み等の聞き取った内容を分析し、「ケアする人をケアする」ということに対する期待やニーズをギュッとまとめ、事業としてのベース作りをします。

また、このプロジェクトを通じて「ケアする人をケアする」事業に参加したい仲間を募り、コアメンバーを決め、実際に稼働していきます。

ある程度の形になったら、事業計画を作成し収益化を具体的に検討する。

目標は、介護士個人との契約ではなく介護事業所と契約し、その事業所の職員は最小限の料金もしくは無料でサービスが受けられるという形にすることです。

 

プロジェクトを行う場所をご案内します！
 

松本の奥座敷、浅間温泉の元旅館「坂本の湯」の2階客室で行います！

既にメディアでご覧になった方も多いかと思いますが、この坂本の湯さんは昨年で旅館業を閉じられ、今年の4月から未満児の保育施設として新しくスタートしています！
以前はお座敷としていた1階部分を改装し、天然木をふんだんに使い光を上手く取り込んだことで、まるで自然の中にいるような素晴らしい環境に生まれ変わりました！そこで子供達は自由に遊び、過ごしています。https://news.yahoo.co.jp/articles/441cb45e491840c367efeb4b21b6a2d4e026e315

2階は元客室が4つあります。真理子さん（元女将さん）は「使いたい方に広く自由に使ってもらえたらそれが嬉しい」と話されていて、今回奇跡的なご縁を頂きその一室を使用させて頂くことになりました。

坂本屋正面入り口　　　　　　　　　　　　　　客室を利用したサロン

魅力的な日帰り温泉！

1階にある日帰り温泉は、源泉かけ流しの100%天然温泉です！
循環させたり、水を足して温度調節するなどの一切の手を加えていません！その為古くから根強いファンも多く、「坂本のお湯じゃないと駄目なの！」という私の知人もいます。
そんな素晴らしい温泉と環境に恵まれ、その恵みをしっかりと受け取り、私を通して皆さんに伝えたい！と考えています！

要するに・・・

・ケアする人の為にサービスを提供したい！
・ケアする人達のニーズを知りたい！
・誰もが気軽に利用できるサービスの仕組みを創りたい！

その為にこのプロジェクトを実行します！

どうぞ皆さん！ご協力よろしくお願いします！


コロナ感染予防対策として・・・
１，終始マスクの着用をお願いします。
２，建物入り口での手指消毒を行って頂きます。
３，2週間前から当日までに発熱、倦怠感等の症状があった方は予約を延期させて頂く場合があります。
上記を遵守して取り組んでおります。

 

---

【プロジェクト終了要項】

●運営期間    
2021年8月1日～2021年11月30日

●運営場所    
長野県松本市浅間温泉3-31-30
坂本屋2階

●運営主体    
アダブレイマ眞紀

●運営内容詳細    
アダブレイマ眞紀がリフレクソロジーを行うと同時に介護士一人一人の話を聞き取り、その内容をベースに事業展開をする。