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画像診断の精度を均一化し、患者に「ばらつき」のない医療提供を!

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支援総額

288,000

目標金額 1,000,000円

支援者
16人
募集終了日
2022年4月15日

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プロジェクト本文

 

すべての患者に「ばらつき」のない画像診断を提供したい!

 

ページをご覧いただきありがとうございます。NPO法人メディカル指南車の笹井浩介と申します。

 

NPO法人メディカル指南車は、大学病院が保有している豊富な知識・経験や症例を臨床現場の医療従事者と共有することで、どの医療機関でも患者に均質な医療提供ができるようにサポートすることにより、地域医療に貢献することを目的に設立しました。

 

 

画像診断における診断精度の「ばらつき」が社会問題となっています。大学病院等で発生した見落としは報道されることがありますが、中小病院や診療所での初期診断では、見落としが発生しても顕在化させることが困難であるために報道されることは稀です。報道された例としては、杉並区の肺癌検診において見落としが続出して、死亡者が発生した事件は有名です。(日本経済新聞:https://www.nikkei.com/article/DGXMZO37778090V11C18A1CC0000/)

 

このような画像診断の見落としによる不幸な事件が発生しないように、大阪大学、大阪市立大学、関西医科大学など大学病院に所属する胸部X線、腹部超音波、内視鏡などの「専門医」「指導医」の先生方や知識情報処理(AI)の研究者・技術者がメディカル指南車に集合して、大学病院や企業と協働して臨床現場における画像診断の精度向上をサポートするサービスの開発を行っています。

 

【団体の主な活動経歴】

●国内における実績

2017 10 CSOアワード2017で発表→大阪市長賞受賞

2018. 4~ 兵庫県立加古川医療センターに導入、主に研修医の臨床研修に利用

2018. 6 第37回医療情報学連合大会において優秀発表賞受賞

2019年度    社会福祉振興助成事業、大阪市民活動推進助成事業に採択

2019. 10~ 鈴鹿医療科学大学で診療放射線技師の教育に採用

2021. 1~ 胸部CT/CR “COVID-19症例事例集“公開

2021.12  総務省「異能vationプログラム」ジェネレーションアワード部門において医療法人社団福祉会高須病院から企業特別賞を受賞
 

●海外における実績

2019~ “画像診断ナレッジサービス「読影指南」”英語版”Diagnostic Imaging Tutor”が、医療技術等国際展開推進事業「フィリピンにおける医療画像診断能力強化支援事業」の研修プログラムに採用され、フィリピンの行政機関、各学会から専門医等の先生方を研修生として招いて研修プログラム実施

2020.11   ガットアンドリュース記念病院(マニラ)およびフィリピン呼吸器医学会において、英語版”Diagnostic Imaging Tutor ” を用いた研修を実施、100名以上の医師が参加(国際医療協力局報告書63ページから) https://kyokuhp.ncgm.go.jp/library/tenkai/2021/R2_tenkaireport_light.pdf

2021. 4~ フィリピン呼吸器医学会に所属する研修医に” Diagnostic Imaging Tutor ”を研修プログラムとして提供

 

現代医療には不可欠な画像診断

 

画像診断の重要性


|新型コロナウイルス感染症でも画像診断が重要

 

新型コロナウイルス感染症の重症化を防ぐためには正確な画像診断が必要です。そこでWHOでは初期診断や入院判断に画像診断を利用するようにアドバイスを行っています。(胸部画像診断の COVID-19 への適用:緊急アドバイスガイド https://apps.who.int/iris/bitstream/handle/10665/332336/WHO-2019-nCoV-Clinical-Radiology_imaging-2020.1-jpn.pdf

 

しかし保健所やかかりつけ医の画像診断を支援する体制はなく、感染が拡大すると以下のニュースの通り、自宅で死亡する患者が後を絶ちません。
(NHK NEWS WEB:https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210913/k10013257851000.html

 

|医師の画像診断精度の現状

 

現代の医療ではX線、超音波、内視鏡などは内科でまず最初に行われる画像診断です。正しい診断や治療のためには不可欠な手段ですが、正確な診断には高度な専門知識と熟練が必要です。しかし正確な画像診断を行うことができる「専門医」は医師の10名にひとりもいないために、医療機関によって画像診断の精度には「ばらつき」が大きいのが現状です。

 

図に示すように「専門医」になるためには医師免許取得後、5年以上の臨床経験を経て試験に合格する必要があります。。日本では画像診断に限らず「専門医」を育成する体制が十分に整っていないために、先進国の中でも「専門医」が非常に少ないという問題があります。その結果、現在のコロナ禍においても「新型コロナウイルス」という新しい感染症に対応できる「専門医」が少なく、医療崩壊を起こしやすいという構造的な課題を抱えています。

 

 

厚生労働省では「専門医」不足に対応すべく、「専門医」以外の医師が画像診断を実施することを想定し、技師も加えた「チーム医療」を推進しています。しかし「チーム医療」を推進しても、育成に10年の月日が必要な「専門医」のレベルに容易に到達できるわけではありません。

 

そこで、医療の構造的な課題を補い、画像診断の精度向上を目指す医師や技師をサポートするために、コンピュータ(AI)を活用したコンテンツやサービスが求められています。

 

 

画像診断の必要性がわかるエピソードの紹介

 

患者さまからいただいたメッセージをいくつかご紹介します。

 

◉事例1

私の体験です。

 

仕事先で急激な胃痛に襲われ身動きができなくなりました。救急車で運ばれた病院では胃炎ということで入院しました。

 

しかし、2日が経過しても症状が改善しません。そこで腹部超音波で診断したところ急性胆嚢炎であることがわかって緊急手術になりました。

 

後日、大学病院で話をしたところ、大学病院では救急患者はまず画像診断を行うので、考えられない誤診と言われました。このようなことがないようにきちんと画像診断で判断するようになれば良いと思います。

 

◉事例2

私の母は癌の骨転移で突然末期癌であるといわれました。医師からは「もうすでに全身に転移している」といわれましたが、どこから転移したのかは不明のままでした。


それまで元気に犬を散歩に連れって行っていたのに、もっと早く見つけることができなかったのか悔やまれます。


結局、半年後に息を引き取りました。80歳になったばかりでした。もう少し一緒に暮らしたかったのに残念です。

 

◉事例3

母は、4年前に突然「原発不明ガン」という、最初にできた腫瘍がどこなのかわからない末期ガンと診断されました。

 

それまで毎年、大腸ポリープを切除していたこともあり、確証のないまま大腸ガンに準じた治療を行なった結果、幸いにも高い効果を得ることができましたが、切除したポリープを都度、検査に回していたにも関わらず、「もっと早く気づくことができなかったのか?」というのが正直な感想です。

 

画像診断のスキル向上によって、より多くのガンが発見できる時代になることを心より願っております。

 

◉事例4

私の健診での経験です。

 

定期健康診断を外部の健診期間で受診しました。最後の産業医の診断の時の経験です。産業医の先生は80歳を過ぎてもまだ現役で仕事をしていると自負されていました。

 

しかし胸部X線画像はディスプレイから遠く離れた場所から見て、「異常はないよ」とおっしゃいました。これでは初期癌や他の臓器や骨と重なって写っている癌は見えないだろうと心配でした。

 

このように画像診断の精度によって、命を落としかねない結果につながることもあるのです。

 

 

メディカル指南車にはその解決策があります!

 

メディカル指南車ではコロナ禍以前から画像診断における社会課題に着目していました。

 

大学病院が保有する豊富な知識・経験や症例をコンピュータ(AI)に覚え込ませ、そのAIを用いることにより「専門医」が不在で症例が不足している施設でも効率的に画像診断の精度向上をサポートができるサービスを開発してきました。


その成果を利用して開発したメディカル指南車の画像診断ナレッジサービス「読影指南」は、「専門医」以外の医師や診療放射線技師に対して効率的に画像診断の精度向上をサポートできるサービスを提供します。画像診断ナレッジサービス「読影指南」は、単に特定の疾患の症例を理解するだけではなく、体系的に画像診断を理解して臨床現場で応用することができるこれまでにないサービスです。

 

また、メディカル指南車には大学病院の教育症例や専門医の先生方が集まっています。これらのデータベースや人材を活用してYoutube上で画像診断の解説を行う画像診断オンライン講座ちゃんねるを無償公開して、画像診断を理解していただけるように努めています。

 

 

今回のクラウドファンディングでご支援いただいた資金については、以下の通りに活用させていただきます。

 

実施内容

 

1.画像診断の知識・経験や症例は日進月歩で進化するために、コンピュータ(AI)の知識・経験や症例は継続的にアップデートを行う必要があります。そのためにメディカル指南車では常に「専門医」と職員がサービス内容を検討してアップデートを実施します。
 

2.”画像診断オンライン講座ちゃんねる”は事業再構築補助金に採択され、来年7月までの専門家謝金と広告宣伝費の3/4が補助されます。しかし1/4は自己負担であり、しかも職員の人件費は補助されません。画像診断を習得するために医療従事者が集うYouTubeちゃんねるに成長させるためには「専門医」と職員が協力して画像診断を解説するビデオを継続して制作する必要があります。

 

スケジュール

 

2022.3 ”画像診断オンライン講座ちゃんねる”公開(ビデオ10本-20本公開)

2022.3 ”画像診断ナレッジサービス「読影指南」”サービス内容アップデート

2022.6 ”画像診断オンライン講座ちゃんねる”公開ビデオ追加(10本程度)

2022.9 ”画像診断ナレッジサービス「読影指南」”サービス内容アップデート

2022.12”画像診断オンライン講座ちゃんねる”公開ビデオ追加(10本程度)

 

※スケジュールは前後する可能性がございます。

 

 

メディカル指南車の想い

 

画像診断を習得する必要のある医療従事者は、臨床現場の内科医11.5万人に加えて研修医や技師も含めて全国に約20万人おられます。しかし、これらの医療従事者が所属する施設の中で「専門医」が常駐している大病院は全国の医療機関のわずか1%もありません。

 

 

大部分を占める中小病院、診療所などの医療従事者は症例に接する十分な機会は得られず、見落としや医療過誤のリスクにさらされています。これらの医療従事者に効率的に画像診断を習得していただくことが、画像診断の見落としや医療過誤をなくすためにはどうしても必要であると考えています。

 

その結果、どの医療機関でも均質な画像診断が提供できるようになることにより、疾患の早期発見により重症化を未然に防ぎ、患者やその家族の肉体的、経済的、ひいては精神的な負担軽減に寄与することにより、国民の健康長寿やQOL(Quality of life)の維持につなげることがメディカル指南車の想いです。

 

あなたは医療従事者を信頼していますか?

それとも不信感を持っていますか?

 

信頼している方は医療従事者の専門分野にかかわらず妄信している傾向にあります。一方不信感を持っている方は頭から医療従事者に不信感を持っている傾向にあります。しかし、医学を志す医療従事者は膨大な知識を習得する必要があり、一生涯教育が必要なんです。そこでどうしても詳しい領域(専門領域)や不得意な領域(専門外領域)が生じます。

 

一方、日本の医療行政は増加する医療費に歯止めをかけることばかりに気を取られて、医療従事者の育成に割く予算が不十分で、医療機関の財政は緊縮財政を強いられています。その中でメディカル指南車が提供するサービスに配分できる予算を獲得することがなかなか困難な状況です。

 

メディカル指南車では、日々進化する画像診断の知識、経験や症例をアップデートして医療従事者に届けるために「専門医」の先生方と職員が常にサービス内容をメンテナンスしながらコンテンツの制作をおこなっています。これらの運営費用を確保できなければサービスを提供し続けることができません。今後も引き続き患者の命を救う活動を継続するために、運営費用約400万円の一部のご支援をお願いしたいと思います。

 

 

メッセージ紹介

 

 

研修医など初学者の「一時読影」や診療放射線技師の「読影補助」の際に、各自の能力にばらつきが大きく、その品質が不安定なことが問題になります。さらに昨今はCOVID-19による院内感染を避けるために、臨床現場における患者や指導医との接触を避ける必要があり、十分な臨床経験が得られないことが懸念されています。

 

画像診断ナレッジサービス「読影指南」の活用によって臨床経験を補い、能力差を補完して、均一化し、全体的な能力を向上させる効果が期待されます。

 

現在の医師の臨床研修制度は、出身大学の医学部附属病院だけではなく、多くの臨床研修指定病院で臨床研修を受けることができます。そのメリットとしては自分の将来を考え、広く地域医療に貢献することができるという点が考えられます。

 

しかし、臨床研修を受けることができる病院の環境はさまざまであり、大学病院とは異なり、指導体制や症例等が十分に確保できない病院も見受けられます。

 

画像診断ナレッジサービス「読影指南」は、このような施設の格差を補い、画像診断における均一な臨床経験を提供できるサービスとして普及促進が期待されます。

 

ご使用いただいた臨床現場のかかりつけ医*からのメッセージ

 

・的確な判断と素早い決断を実現してくれるプロの道具である。

・実際の画像に接することで臨床現場での応用に役立つ。

・画像診断の考え方やプロセスなどが理解しやすい。

・研修医時代に学んで忘れていることを確認できるので助かる。

 

*神戸市の診療所20施設からのご利用メッセージの一部

 

プロジェクト実行責任者:
笹井浩介(特定非営利活動法人メディカル指南車)
プロジェクト実施完了日:
2022年12月31日

プロジェクト概要と集めた資金の使途

NPO法人メディカル指南車が所有する画像診断のAIのアップデートおよび画像診断オンライン講座ちゃんねるを継続していくための運営費用として活用させていただきます。

リスク&チャレンジ

プロジェクトに必要な金額と目標金額の差額について
事業再構築補助金、事業収入等

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プロフィール

2002年3月 神戸大学大学院修了 博士 2004年6月より 医療画像診断支援の研究に着手  現在に至る

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リターン

3,000


alt

画像診断の精度向上支援A

●ホームページにお名前を掲載します(希望者のみ)
●お礼のメールをお送りします

支援者
6人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2022年5月

10,000


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画像診断の精度向上支援B

●ホームページにお名前を掲載します(希望者のみ)
●お礼のメールをお送りします

支援者
6人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2022年5月

30,000


画像診断の精度向上支援C

画像診断の精度向上支援C

●ホームページにお名前を掲載します(希望者のみ)
●画像診断ナレッジサービス「読影指南」文字入りボールペンとお礼状をお送りします

支援者
2人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2022年5月

50,000


画像診断の精度向上支援D

画像診断の精度向上支援D

●ホームページにお名前を掲載します(希望者のみ)
●画像診断ナレッジサービス「読影指南」文字入りボールペンとお礼状をお送りします

支援者
1人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2022年5月

100,000


画像診断の精度向上支援E

画像診断の精度向上支援E

●ホームページにお名前を掲載します(希望者のみ)
●画像診断ナレッジサービス「読影指南」文字入りボールペンとお礼状をお送りします
●医療従事者の方には画像診断ナレッジサービス「読影指南」1年間ライセンスを提供します

支援者
1人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2022年5月

プロフィール

2002年3月 神戸大学大学院修了 博士 2004年6月より 医療画像診断支援の研究に着手  現在に至る

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