9月19日の朝日新聞でAlonAlonオーキッドガーデンについての記事が掲載されました。

「障害者×農業」と題して特集されました。

 

(以下記事内容)

富津でオーナー制度

1万円で10株のコチョウランの苗を買い、育った1株分はオーナーに、残り9株は販売して育てた知的障害者の手当になるーーーそんな初めての取り組みが富津市の園芸ハウス「AlonAlonオーキッドガーデン」で始まった。障害者の2015年度の平均工賃は月額1万5033円。ここでは10万円を目指す。

事業を始めるのは、障害者の自立支援を進めるNPO法人AlonAlon」(いすみ市)。ハウスは693平方メートルで1万8千株を育てる。企業で働くことが難しい人に働く場を提供し、就労に必要な能力を身につけるための訓練をする就労継続支援B型事業所になっている。

ここで働く障害者20人は、花芽を摘んだり、鉢にコケを詰めたりして苗から花が咲くまで育てて収入を得る。事業費は約6千万円。

売り上げは年間4300万円を予想している。オーナーに返ってくる花は1万円だと1株でフラワーアレンジに。3万円だと3株の鉢植えの形にできる。プレゼントに使うなら、贈る日に合わせて育てることも可能という。

すでにインターネットで不特定多数から資金を集めるクラウドファウンディングを使いオーナーを募集していて、現在208人365万5千円を集め、目標の350万円を超えている。

AlonAlon代表の那部智史さんは、自分が経営する会社で慶弔にコチョウランが使われるのが多いことに着目。この事業を考えた。

ただ、12日のお披露目会で、この事業を協働で行う日本財団の笹川陽平会長が「障害者の就労支援事業として20年で2千件の事業をやったがすべて失敗した」と述べたように、障害者の事業を採算ベースに乗せるのは難しい。だがAlonAlonは別の施設で知的障害者を雇用してコチョウランを全国に販売している実績があり、約600社と取引がある。それだけに期待も大きい。

那部さんには重い知的障害を持つ21歳の長男がいる。その子の存在が「この事業に挑戦するチャンスをくれた」と話す。さらに「贈り物にコチョウランを買うなら市場価格と同額なので、うちの事業を利用して欲しい。障害者が丹精込めた花であること、残りの花が売られて障害者の収入になること・・・。そんなストーリーも手にして欲しい」と力を込めた。

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