「住居支援の場」から「より良いアニメ制作環境作りの拠点」へ

来月、2018年3月の【アニメーター/新・女子寮】のOPENにより、第一段階の目標であった、【最低限のセーフティネットとして10名の新人アニメーターに住居支援が出来る寮】の構築までは、達成することが出来ました。

ここまでのご支援、本当にありがとうございました。

 

今年からは、次のステップへ進むことを考えております。

それは、現在の寮生と過去の住居支援者を中心に、アニメーション作品の製作を行う、【アニメーターに利益が還元される新しいアニメ製作のシステム作り】です。


アニメーターの低賃金問題は、いろいろな問題が複合して発生している物なのですが、大きな原因の1つとして考えられるものに「製作委員会方式」があります。

 

アニメの制作には多額の予算が必要になるため、作ったアニメがヒットしなかった場合、巨額の赤字が出てしまいます。

それを回避するために、テレビ局・映画会社・広告代理店・出版社・一部の大手制作会社など【複数の会社が少しずつ出資してアニメを作る】という方法を取ったのが【製作委員会方式】です。

 

これは(現状の)アニメ製作におけるリスク回避のためには、必要な物なのですが、一方でいくつもの問題点があります。

 

例えば、製作委員会から制作会社へ支払われる制作費が十分な額ではないこと。

現状では、制作会社は、4社に1社が赤字と言われています。

結果、アニメーターの労働環境が悪化することに…。


さらに利益は全て製作委員会のものとなるため、アニメが大ヒットした場合でも、アニメーターをはじめとした制作現場には全く還元されないことも、大きな問題です。

 

こうした現状を変えたいと思い、次のステップでは【アニメーターに利益が還元される新しいアニメ製作のシステム作り】を目指します。

 

具体的には、クラウドファンディング等を使い、アニメーターが受け取るお金の流れを、より直接的に変化させることによって、十分な制作費と制作時間を確保した上で、短編アニメ作品を製作します。

 

完成作品の売上利益も、印税のような形で(アニメーターを中心とした)制作現場に還元して行くことを考えています。


こうした仕組みを使って、最初に製作する作品としては、

■過去の住居支援者が監督して作る作品1本と、

■公募によって募集した企画をアニメ化する作品1本の、合計2本を予定しています。

 

今年、2018年度は、募集した企画をアニメ化する公募用の「15秒CM」を製作する予定です。

また来年、2019年度には、今年作った15秒CMを使って、アニメ化する企画を公募します。

※今年制作する「15秒CM」の制作スタッフは、現在の新人アニメーター寮の寮生と、過去の住居支援者を中心として作ります。


当面は、この「15秒CM」などの「比較的ギャラの良い仕事」を年に数回発生させるところからスタートし、徐々に長いムービーを定期的な仕事として発生させられるところまで持って行ければ良いな、と思っています。
 

難しい点も多々あるとは思いますが、現状を何とか変えて行きたいと思っているので、とりあえずやってみます。

 

今後の「アニメーター寮」は、単なる新人アニメーターへの住居支援の場としてだけではなく、「より良いアニメの制作環境を作るのための拠点」として、機能させて行こうと考えております。

 

今後とも新人アニメーター寮の持続的な維持・運営にご協力頂ければ幸いです。

応援よろしくお願いいたします!

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