【御礼】どうぞよい年をお迎えくださいませ！

2023年がもうすぐ終わります。

本年も猛禽類医学研究所の活動を続けられましたことを嬉しく思います。そして、様々な形で支えて戴きました皆さまに深く感謝申し上げます。 今年もたくさん野生の命と向き合いました。治療によって助けられたもの、目の前で冷たくなっていったもの、後遺症により居るべき場所に帰れなくなってしまったもの。命の力強さ、儚さ、尊さをあらためて感じさせられた一年でした。

新たなチャレンジもさせて戴きました。野生動物に優しい新型風力発電機の開発、列車事故対策としてシカ轢死体覆隠シートの改良、上嘴（くちばし）を失ったオジロワシ“ベック”の義嘴のバージョンアップなどは、メディアにも取り上げて戴き、数多くの賛同と応援のメッセージを戴きました。また、これらの保全活動について、行幸啓の際に天皇皇后両陛下にご説明させて戴きましたことは大変光栄な経験となりました。

最近では、新たなクラウドファンディングを通じて、多くの皆さまにこの活動に参加いただいていることも、私たちにとってとても心強い支えになっております。あらためまして、皆さまに心より感謝申し上げるとともに、引き続きのお付き合いをどうぞよろしくお願い申し上げます。どうぞよい年をお迎えくださいませ。

2023年12月31日

猛禽類医学研究所 代表 齊藤慶輔