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鳥たちの命を繋ぐ居場所をこれからも|小鳥レスキュー会サポーター募集

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マンスリーサポーター総計

78
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プロジェクト本文

 小鳥レスキュー会について

 

当会は、埼玉県さいたま市にあるコンパニオンバード(飼育を目的とした鳥類)の保護施設【鳥の駅】を運営し、飼育が困難になった鳥・放置された鳥・迷子の鳥などの引き受けと、新たな里親を探す活動をしています。

 

代表理事の上中が、二十数年前から私財を投じ鳥の保護活動を行ってきましたが、活動の将来への継続性を考え、より多くの方の協力を得るため、2015年にNPO法人化しました。

 

また野鳥の保護活動にも取り組んでおり、「小さな命をつなぐ」ことを理念に掲げ活動をしています。

 

日々の活動の様子はこちらをご覧ください。

 

保護鳥たちの施設は埼玉県戸田市にありましたが、建物の老朽化、取り壊しに伴う移転が必要となり、これまで2回のクラウドファンディングを実施しました。

 

多くの方々からの温かいご支援のおかげで、当会で保護する野鳥・水禽・家禽・猛禽たちは鴻巣市の施設に、コンパニオンバードはさいたま市の施設に、無事に移転することができました。

 

ご支援いただきました皆さまに、心から感謝申し上げます。

 

 

*過去に実施したクラウドファンディングについては、こちらをご覧ください。

2022年実施:野鳥・水禽・家禽・猛禽類の施設移転

2023年実施:コンパニオンバードの保護施設【鳥の駅】の移転 

 

コンパニオンバードの保護活動

 

1)飼育困難な鳥の引き取り、捨てられた鳥の保護 
 

飼い主の病気や諸事情により飼育が困難になった鳥の相談や引き取り、河川敷や公園などに捨てられた鳥の保護をしています。

 

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保護の様子① 箱に入って捨てられたセキセイインコ
保護の様子② 林に捨てられた飛べない十姉妹
保護の様子③ 河川敷に捨てられたチャボ -1
保護の様子③ 河川敷に捨てられたチャボ -2

 

2)警察署と連携した迷子鳥の保護活動およびサポート  
 

迷子の鳥は、「拾得物」として警察署に届けられます。

警察署内にある、保護した鳥たちの収容スペースには基本的に暖房施設がなく、警察署内で衰弱したり落鳥してしまうケースがあることが課題となっていました。

そこで、当会は迷子鳥の保護活動・サポートにおいて、2017年1月より埼玉県警本部と連携し、埼玉県警察署に届けられた保護鳥の委託飼育を無償で行なっています。  

 

埼玉県警からの感謝状(左)・埼玉県からの委嘱状(中央)・登録証(右)

 

3)その他 
 

「ピーポーハウス」は昭和45年に東京の荻窪署内に設置された屋外の鳥小屋で、小屋内ではセキセイインコなどの鳥たちが飛び交い、近隣の住民から憩いの場所として長年愛されてきました。
その半面、一部の愛鳥家からは、寒暖の激しい屋外環境のため「鳥たちがかわいそう」と、当会や署に抗議の連絡が入っていました。

 

当会は定期的にピーポーハウスを訪問し、屋外での適切な飼養のアドバイスや、高齢や病気の鳥の引き取り・治療等を行ってきましたが、近年の急激な気候変動を鑑みた結果、ピーポーハウスの閉鎖が決定。

2023年8月に残った鳥全てを施設に移動し、これが最後の引き取りとなりました。

 

ピーポーハウスから最後の引き取りとなった2023年8月の作業の様子

 

 

野鳥の保護活動

 

怪我をした野鳥の保護、治療、看護、放鳥訓練等を行い、野生復帰をめざしサポートを行っています。

 

オオミズナギドリのリリース  

 

ヒバリにくちばしの処置をする様子

自力で立てずハンモックで体を支えるアオサギ

工事現場でゴム状の素材に足が埋まったイソヒヨドリ

 

 

社会活動

 

新型コロナウイルス感染症拡大の影響を受け、イベント開催が制限される中でも、セミナーでの講演活動や地元中学校の見学会などを行い、社会活動にも積極的に取り組んでおります。

 

戸田市ボランティア・市民活動支援センター主催 ボランティア講座(2022年)

中学生向け施設見学会(2021年)

ジャパンバードフェスティバルに出展の様子(2023年)

 

 

 コンパニオンバードが暮らす【鳥の駅】での保護活動

 

2022年度、迷子として警察署に届けられたり、飼い主さんのご事情により当会で引き取った鳥や小動物たちは481羽(匹)です。

 

飼い主さんから引き取るご事情として最も多いのは「離婚により生活や環境が変わったことによる引き取り」で、次いで「収入の減少」や「転勤、転職に伴う移転」、「同居している家族にアレルギーが出た」などがあります。

 

いずれの理由にも共通しているのは、すべて飼い主さんの環境変化、すなわち「人災」によるものだということです。

 

詳細はこちら(活動報告書)

 

【鳥の駅】に来る子たちは「人災」で来た

 

「人災」と聞くと「え!」と思う方もいらっしゃるかもしれません。

ですが、あえて言わせてもらいます。


迷子にさせられてしまった、飼い主さんが先に亡くなってしまった、きちんとした飼育ができなかった、増えすぎてしまった、生活に余裕がなくなった、仕事がなくなってしまった、引っ越すことになった、家族がアレルギーになり仕方なく……。


これらは、本当に「仕方ない」ことだったのでしょうか?


飼育前に考えれば、よく調べれば、予測がつくこともあったのではないか、と考えています。

たとえば、増えてしまった鳥たちも雌雄を分けたり、巣箱を入れないことで防げたのではないでしょうか。


巣箱やつぼ巣は、鳥たちにとっては子どもを産み育てる場所であり、寝床ではなく繁殖用のベッドです。
機会さえあれば年中発情し、繁殖を繰り返します。「最初は2羽だった鳥を、1年で60羽まで増やしてしまった」という多頭飼いの方から引き取りした鳥たちの中には、親兄弟との繁殖により病気や奇形を持って生まれてきた個体も多くみられます。

 

飼い主さん死去によるレスキュー(多頭飼育)
※掲載許諾を得ております。
飼い主さん死去によるレスキュー(多頭飼育、文鳥放し飼い)
※掲載許諾を得ております。

 

今、施設にいる子たちへの想い

 

さまざまな理由によってここにやって来た子たちは、病気だったり、ストレス性の毛引き症や自咬症だったり、何かしらの障害を持つ子も少なくはありません。

きちんとお世話されなかったために、人間を怖がる子もいます。


私たちの役割は、ただ鳥を引き取るだけではなく、日々のお世話の中で少しずつ人間に対する不信感を和らげてあげられるように声をかけ、様子を観察し、1羽1羽の個性に寄り添うこと。

施設に来てくれるボランティアさんや会員さんが毎日大切にお世話をしてくれています。

 

【鳥の駅】の様子 -1

【鳥の駅】の様子 -2

 

治療中・介護中の鳥たち

 

そして、新たな受け入れ先の家族を探してあげることが最終目的です。

 

施設には沢山の鳥がいて、とてもにぎやかで一見楽しそうに見えるかもしれませんが、毎日きちんとその子だけをみてくれる家族と幸せになってほしいと心から願いながら、日々、鳥たちのお世話を続けています。

 

 保護された野鳥・水禽・家禽・猛禽類が暮らす【バードハウス】

 

野鳥は飼い鳥と違い、ケガが治れば元いた自然に返すことができるため、最終的にはリリースを目的として保護します。

そのため屋外でのびのびとリハビリできる広いスペースが必要であり、そのような環境が提供できることを条件として移転先を決めました。

この施設は、鳥たちがいつかまた飛べる時が来るまで翼を休める場所、またリリースができない鳥たちが安全に暮らしていける場所として、鳥たちのための家 -【バードハウス】と名付けました。

 

2022年に実施したクラウドファンディングにより、無事に施設を移転することはできましたが、購入した家屋が中古物件のため、天井や床下、壁など実際に開けてみないとわからないことも多く、また水はけが悪く柔らかい土壌の庭の整備など、予定外の整備や作業が必要となりました。

クラウドファンディングの実施中にも野鳥や家禽のレスキュー、引き取りで羽数が増えたこともあり、最終的には当初予定していなかった中古のユニットハウス2棟を設置することになりました。

 

オオタカ、アオサギが暮らすユニットハウス
ハト部屋
野鳥部屋
家禽、水禽が暮らすニワトリ小屋

 

施設のある埼玉県では、毎年鳥インフルエンザが発生しています。

クラウドファンディングでご支援いただいた残りの資金は、施設の安全対策に使用し、当初計画していた水鳥たちが遊べる池や、ニワトリたちの散歩スペースの設置は、安全対策が完了してからの目標としました。

 

 ご支援により実現できること

 

当会は、会員の年会費、寄付金、理事メンバーの持ち出しにより、小さな命をつなぐ活動を続けてまいりました。

 

SNSによる情報発信やマスコミの取材などを通して、会の認知度は少しずつ向上し、応援してくださる方々も増えてきていることを実感していますが、同時に飼い鳥の引き取りの相談の他、傷ついたハトやカラス、野鳥、放置された家禽についての相談も非常に増えました。

 

飼い鳥については定期的な里親会の実施、また野鳥たちについてはケガが治り次第、時期を見てリリースを行っておりますが、保護される鳥の数の方が上回り、その結果として現在、会の運営は資金も人手も常に不足している状態です。  

 

そこで鳥たちの保護施設運営を続けるため、継続的に会をご支援いただく「小鳥レスキュー会サポーター」の募集をさせていただくことになりました。

 

毎月のご支援は、

 

・保護施設の光熱費

・保護施設の運営費(【鳥の駅】の賃料、鳥たちのごはん、ケージ、消耗品等)

・検査代、治療費

・水辺の鳥たち、猛禽類のごはん、ケージ代

・【バードハウス】の施設・環境整備

 

に大切に使わせていただきます。

 

虹の翼プロジェクト応援について ~ 【バードハウス】の施設・環境整備

 

虹の翼プロジェクトは、2021年10月より開始したプロジェクトです。

https://kotori99.jpn.org/

 

移転前の施設があった建物は築50年以上と老朽化が進んでおり、将来を見据え、鳥たちがより快適に過ごせる環境づくりのため、虹の翼プロジェクトとして寄付を募り、資金が集まり次第、施設を移転することを目標に始めました。

 

当時はコンパニオンバードが暮らす【鳥の駅】のほか、野鳥、家禽、水禽、猛禽たちが暮らす場所が屋内外で5ヶ所あり、全てを一度に移転するのは難しいため、段階的に、まずは野鳥、家禽、水禽、猛禽たちの新たな場所づくりを目指しました。

 

しかし2022年の春に施設の建物の所有者が変わり、当初想定していた時期よりも早く、立ち退かなくてはいけない可能性が出てきました。

そのため急遽、同年夏にクラウドファンディングを立ち上げることとなり、無事に2022年11月【バードハウス】への移転を実現することができました。

 

翌年、初めて迎えた2023年の夏は非常に暑く、特に屋外に設置した部屋で暮らす鳥たちにとっては、厳しい夏となりました。

屋外のニワトリ小屋のトタン屋根には、日よけを設置し、毎日数回放水をしましたが、部屋の温度はすぐに上昇してしまいます。

最終的にはエアコンの増設や天井に断熱材を入れることにより、無事に酷暑を乗り切ることができましたが、予定よりも前倒しの作業となり費用もかさみました。

 

水はけの悪い庭の整備、母屋の外壁修繕、ネズミ対策、すでに壊れてきた床の修繕など、施設の整備や、鳥たちが快適に暮らすための環境整備には、まだまだ色々と費用が掛かります。

「虹の翼プロジェクト応援」のコースへのご支援は、バードハウスの施設・環境整備に充てさせて頂きます。

 

2024年度は、一部会員さんのご支援により、庭の区画に柵で仕切りを作り、小さなプールを設置し、ニワトリやアヒルたちを外に出してあげることを計画しています。

施設の維持は本当に大変で、やりたいことには費用がかかりますが、できることから少しずつ、鳥たちが安全で快適に暮らせる良い環境へと繋げて行きたいと思います。  

 

最後に ~ 皆さまにお伝えしたいこと

 

 

私たちは、迷子、放置、飼い主死去、遺棄のレスキューについては「断らない」をポリシーに24時間活動し、鳥たちの命を最優先に考えてきました。

 

当会では飼い鳥、野鳥、家禽 水禽、猛禽、全ての鳥類をサポートしています。 

レスキューの数や時間の制限を設ければ、受け入れる鳥の数は減るかもしれません。

それによって、運営費も毎日のお世話も楽になるかもしれません。

 

それでも、どうしても、「断る」選択をできないまま、ここまで活動してきました。

レスキューに垣根を作りたくなく、全ての鳥たちに幸せになってもらいたいのが信条だからです。

 

このような保護施設は必要ないのが理想ではありますが、現実は引き取りや迷子で施設に来るコンパニオンバード、傷ついた野鳥やハト、カラス、また捨てられた家禽や水禽類のレスキュー依頼は後を絶たず、保護鳥の数は増える一方です。

 

日本では鳥の保護施設はまだ少ないのが現状です。

 

もしこの場所が在ることで、少しでも鳥たちのためになると思って頂けましたら、応援、ご協力をいただければ大変助かります。

 

活動を安定して長く続けていける状態を目指すには、安定した運営資金のほか、毎日のお世話をしてくれる人も、今より増やさなくてはなりません。

小鳥レスキュー会サポーター」が、多くの方へ活動の現状をお伝えする機会として、また、新たに会員や里親様、ボランティアとしての活動への参加をご検討いただく機会にもできればと考えています。

 

ご賛同いただける皆さまからの温かいご支援、ご協力を、心よりお願い申し上げます。

 

代表からのメッセージ

 

上中牧子

NPO法人小鳥レスキュー会 代表

過去実施した2回のクラウドファンディングでは、皆さまのご支援ありがとうございました。

鳥たちの移転は無事に終わりましたが、日々の世話や引き取りの相談など、毎日対応することが沢山あります。
まだまだやれることは沢山ありますが、いつも時間とお金の問題がついてきます。


愛情だけではレスキュー活動は行えません。
家族にした鳥たちにできることも愛情だけでは幸せにすることはできないのと同じです。


愛情を精神的なもので測る方もいますが、愛情とは自分の時間やお金をどこまで提供できるかとも言えます。
保護した鳥たちには、暖かく安全な場所、きれいなお水、新鮮で安全なごはん、きれいなケージ、必要であれば治療や検査、ときには退屈にさせないオモチャ、適度なコミュニティケーションが必要です。
これを全ての鳥たちに提供するための人的工数と費用を考えなくてはなりません。


現在、施設の運営には、月に200万ほどの費用がかかっており、会費と寄付、理事の持ち出しだけでは捻出できない規模にあります。
今期は以前、クラウドファンディング時に提示した、施設の現状を動画やライブで伝えていく、月の費用をわかりやすく公開していく、という目標と約束があります。

施設は誰のものでもなく、鳥たちが安心していられるような一時的な場所と考えています。
その場所を維持して行くためには費用や人手が必要です。
そのために会費や寄付以外に運営費を捻出できるようなシステムを考え続けています。

今後はその足掛かりになるような活動も視野に入れて動き出したいと思いますので、引き続き応援頂けると嬉しいです。

また一緒に考え、活動していける会員、施設のボランティア、里親も随時募集していますので、興味がある方は一度施設に足を運んで頂けたらと思います。

小鳥レスキュー隊 隊長 上中

 

 

<留意事項>
・ご支援にあたり、利用可能な決済手段はこちらをご覧ください。(リンク
・本プロジェクトでは、お1人様1コースへの支援となります。複数コースへのご支援は出来兼ねますのでご了承ください。
・本プロジェクトでは、毎月の継続的なご支援を募集しています。初回ご支援時に1回目の決済が行われ、翌月以降は毎月10日に決済が行われます。ご支援に関するご質問は、こちらをご覧ください。(リンク
・ご支援確定後の返金は、ご対応致しかねますので何卒ご了承ください。翌月以降のキャンセル(解約)については、こちらをご覧ください。(リンク
・コースを途中で変更することはできません。お手数をおかけしますが、一度支援を解約していただき、ご希望のコースに改めてご支援ください。支援の解約方法は、こちらをご覧ください。(リンク
・ ご支援完了時に「応援コメント」としていただいたメッセージは、本プロジェクトのPRのために利用させていただく場合があります。

寄付金が充てられる事業活動の責任者:
上中 牧子(小鳥レスキュー会)
団体の活動開始年月日:
2000年7月1日
団体の法人設立年月日:
2015年6月18日
団体の役職員数:
2~4人

活動実績の概要

NPO法人小鳥レスキュー会は、飼育が困難になったコンパニオンバード(飼育を目的とした鳥類)の引き受けと、新たな里親を探す活動を行っております。 また埼玉県については埼玉県警本部と連携し、迷子や放置された保護鳥の委託飼育を無償で行うほか、野鳥の保護活動にも取り組んでおり、「小さな命をつなぐ」ことを理念に掲げ、活動しています。 代表理事の上中が、二十数年前から私財を投じ鳥の保護活動を行ってきましたが、活動の将来への継続性を考え、より多くの方の協力を得るため、2015年にNPO法人化しました。

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プロフィール

当会は埼玉県で鳥類保護施設、里親ステーション「鳥の駅」を運営する団体です。 飼い鳥の保護サポート、野鳥の保護サポートのほか、飼育相談や動物愛護法、鳥獣保護法についての普及推進活動を行っています。 埼玉県については埼玉県警本部と連携し、迷子や放置された保護鳥の委託飼育を無償で行っています。

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