安らぎと教育の場として。3x6mの授乳室をラオスの病院に作りたい！

『安らぎと教育の場として。3x6mの授乳室をラオスの病院に作りたい！』へのご支援、ありがとうございます！現在までで1,841,000円のご寄付を頂き、達成率73％になりました。
 
今回の挑戦をスタートするにあたり、ラオ・フレンズ小児病院（LFHC）で働くスタッフが『授乳』『母乳』『授乳室』についてどう感じているのか、小さな子供がいるPor＆FaiファミリーとSomechit＆Namfonファミリーの2組にインタビューを行いました。

 

まずは1年ほど前に第一子が誕生したPor＆Faiファミリーの「声」をお届けします。Porは、LFHCの人事部で、Faiは病棟看護師として働いています。

 

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1）出産直後に授乳を始めましたか？最初は簡単でしたか？

「はい、すぐにはじめました。でも、赤ちゃんはどのように母乳を飲むのか分かっていないので、最初はとても難しかったです。でも、良かったことに妻（Fai）が研修を受けていたこともあり、赤ちゃんが母乳を飲みやすいように頭の向きをどの位置にすればよいか分かっていて、対応することが出来ました。」

 

2）どのくらいの期間授乳を行なっていますか？

「一歳になるまで続けていますが、少しずつ授乳の頻度を減らしてきています。」

 

3）授乳をしていて何か問題はありますか？例えば、十分な母乳が出なかったり、逆に出すぎてしまったり。あとは胸の痛みがあったりなど。

「最初はすごく痛かったです。でも、3、4日したら痛みはなくなりました。」

 

4）仕事をしている間はどのように授乳していますか？

「最初のうちは妻（Fai）が家にいてくれました。でも、産後5ヶ月経った頃に看護師として復帰することになったので、搾乳したミルクを冷蔵庫に保管して息子にあげることにしました。でも、そのミルクだけでは量が十分ではなく、スーパーで粉ミルクを購入して対応することにしました。なのに・・・息子は粉ミルクが好きではありませんでした。2時間おきに母乳を与える必要があったため、弟に息子を病院に連れてきてもらい、病院で授乳していました。この状態が数ヶ月間続きました。8ヶ月後、息子はライススープが食べられるようになり、母乳に頼る必要がなくなってきました。なので、その後からは、夕方に授乳するだけで良くなりました。」

 

5）母乳を搾乳し、冷蔵庫で三日間、冷凍庫で六ヶ月の間保管することができるということは知っていましたか？

「はい、知っていて、その方法を活用していました。共働きの私たちにとって、母乳育児を行うことはあるいみ挑戦です。」

 

 6）いつ授乳をやめるつもりですか？

「息子が2歳になるまでは続けようと思っています。」

 

 7）息子さんは元気ですか？健康ですか？

「とても強くてやんちゃです。もう歩くことが出来ますし、すくすく成長しています！」

 

8）コンデンスミルクBabyが入院してきた時、何を感じますか？

「とても悲しいです。痩せているし、具合がよくないし。お母さんが母乳の与え方や母乳が重要だっていうこと、母乳がなかった時には粉ミルクをあげるということを知らないことが原因なのだろうと思います。」

▶コンデンスミルクBabyに関してはこちらから。

 

9）そんな赤ちゃんのご家族に院内でどうしてあげたいですか？

「入院中に授乳が大事であることや栄養についていろいろ教えてあげたいです。そして、アウトリーチの活動の中で、村へ行ったときに一家族だけでなくて、村のたくさんの人たちへ授乳や栄養の教育をしてもらうと、予防ができるのではないかと思います。」

 

10）今の病院の中で授乳しなければいけないお母さんを見てどう思いますか？

「うーん、すごく大変。たくさんの人がいるし、嫌です。若いお母さんはおっぱいを出すことが恥ずかしいですし、そうするとちゃんとあげられないです。でも、今の病室では、スクリーンを持ってきてあげることくらいしかできないので、今は周りのことは考えない、見ない！子どものことだけを考えて！というときもあります。笑」

 

11）院内に授乳室があったらどう？

「私もそれがあったらよかったと思う。私は弟に2時間おきに子どもを病院に連れてきてもらってキッチンや休憩所であげていたけど、それでもたくさんの人が行ったり来たりするのはちょっと嫌でした。授乳室があればそこで、自分の授乳をしながら他の患者さんのお母さんに教えることもできますし。」

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自分たちの体験、そしてLFHCで働く中で実際にお母さんたちが授乳する光景を見て本当はどのように感じていたのか、今回のインタビューから本音を聞くことが出来ました。大勢の人たちがいる中で授乳をする環境を心地よくは感じていないこと、授乳室があれば、伝えたい情報を教えられること。3×6mの授乳室が出来ることで、こうした今の課題が解決できると信じています！