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2023年04月19日 10:47

憧れから目標へ「中距離から箱根駅伝への挑戦」古川幸治(3年)

憧れから目標へ変わった「中距離から箱根駅伝への挑戦」

 

体育専門学群3年 古川幸治

 

 

はじめまして。筑波大学 陸上競技部 男子長距離ブロックで活動しております体育専門学群3年の古川幸治と申します。日頃から、「筑波大学 箱根駅伝復活プロジェクト」に対する多大なるご支援、ご声援を賜り、心より感謝申し上げます。

 

大先輩である金栗四三氏を中心に1920年に第一回が開催された歴史のある箱根駅伝も、次大会で第100回を迎えます。節目となる第100回記念大会において、「令和の韋駄天として」再び箱根路を駆けるため、僕たちは全身全霊の挑戦を続けていきます。

 

早いもので、僕が筑波大学に入学してから既に2年が経ちました。2023年度からは上級生としてチームを引っ張っていく立場になったので、学業と競技、その活動を支える生活という3つの観点において、今まで以上に覚悟をもって取り組んでいかねばならないと感じています。

 

僕たちの夢への活動には、サポーターの皆様の支えが不可欠です。これからも、変わらぬご支援、ご声援のほど、よろしくお願いいたします。

 

100回記念大会の箱根駅伝を目指して走力アップを図る古川

 

さて、筑波大学に入学して文武両道を目指す場合、他の大学と比べて、浪人して入学してくる学生も少なくありません。僕もその一人です。そこで今回の手記では、「浪人してまで箱根駅伝を目指して筑波大学に入学するに至った経緯」「入学してから今までに至る取り組み」について綴らせていただきます。

 

陸上競技との出会いからの夢

僕が陸上競技と出会ったのは、中学の頃です。友人に誘われて、何となく陸上競技部に入部したことがきっかけでした。中学卒業後は、地元愛知県の公立高校である市立名東高校に進学し、そこで専門的に陸上競技に取り組むようになりました。

 

部員数も少なく、長距離種目では目立った活躍が少ない高校でしたが、陸上競技の指導に熱心な顧問の先生、意欲の高いチームメイトと共に、目標に向かって試行錯誤していく活動は、とても充実していました。そのときの経験は、今も陸上競技を続けている原動力になっています。

 

高校までは中距離を専門にしていた古川

 

そんな僕が陸上競技を続けていく中で、一つの夢を抱くようになりました。それは、箱根駅伝を走ることです。毎年、正月に箱根駅伝の舞台で走る選手達は輝いていて、憧れの存在だったからです。

 

しかし、それは単なる憧れでしかなく、当時の僕は、長い距離に苦手意識を持っていました。そんな状況ですから、「将来、自分が箱根駅伝を走ることは現実的ではない」と考えてしまう自分が出現してばかりで、高校時代に、箱根駅伝の夢に繋がるような挑戦をすることはありませんでした。

 

高校の陸上競技では長距離への苦手意識が強かった

 

勇気づけられた筑波大学の挑戦

そんな中、箱根駅伝を目指している筑波大学のことをインターネットの情報で知り、いくつかの記事を読む機会がありました。多くの私立の強豪校が鎬を削る中、国立大学である筑波大学が戦う姿を「公立の高校で私立の高校を倒してやろう!」と燃えていた自分に重ね、自然と応援するようになりました。

 

その筑波大学が、2019年の箱根駅伝予選会を6位で突破したというニュースが飛び込んできたときは、とても驚き、物凄い勇気をもらいました。「自分も憧れだった箱根駅伝という舞台に挑戦したい」という思いを抑えきることができず、筑波大学を受験することを決意しました。

 

第96回大会で26年振り箱根駅伝出場を決めた筑波大学には​​​​勇気をもらった

 

浪人してまで掴みたいもの

しかし、願望だけで上手くいくほど、現実は甘くありませんでした。体育専門学群の受験方式は少し特殊で、筆記試験に加えて実技試験があります。当時の僕が筑波大学を目指すにあたって、学力も競技力も足りておらず、その年に合格することはできませんでした。

 

「他の大学に進学するしかないのか・・・」と悩みましたが、「箱根駅伝を夢見る気持ちはその程度なのか?」「ここで諦めていいのか?」と自問自答し、再チャレンジを決意しました。その想いを両親にぶつけて相談した結果、浪人して受験することを快諾してくれました。

 

浪人期間は、朝から夕方までは予備校に通い、受験に必要な学力を伸ばしつつも、夜は競技場で地元の社会人チームや大学生と走ることで、5000mの自己ベストを約1分20秒縮め、15分01秒まで伸ばせました。その結果、晴れて筑波大学に入学することができました。

 

 

入学して待っていた苦難

やっとの思いで箱根駅伝を目指すスタートラインに立てた僕ですが、入学してからは、大きな壁にぶつかりました。中距離選手としての練習しかしてこなかった自分が、長距離種目の練習に適応することは簡単なことではなかったのです。

 

スポーツ障害の発症を繰り返してしまい、思うように走ることのできない日々を過ごすことになりました。箱根駅伝を走るためには、もっと練習の質や量を追い求める必要があるというのに、練習の継続もままならない状態が続きました。思い描いていた自分像とはかけ離れた競技活動に焦りや苛立ちが募るようになっていったのです。

 

入学して1年間は、思うように走れない日々が続いた

 

問題解決の糸口

「強くなるためには怪我をせずに練習を継続する必要があるが、トレーニングの質や量を落としていては他校の有力選手には追い付けない」というジレンマを抱えながら、僕は問題を解決する糸口を見つけようと必死になりました。ひたすら考えた結果、下記の2つの観点から解決を図ることにしました。

 

ランニングエコノミーを向上させ、練習で受けるダメージそのものを減らすこと

 

ポイント練習(追い込み練習)の間で、身体コンディションを最大限に回復させること

 

現状打破の方法を考え、必死に実行し始めると変化が現れた

 

ランニングエコノミーの向上

効率的なフォームを習得し、競技者として余分な体重を落とすことで、ランニングエコノミーを改善することを目指しました。

 

「一歩一歩に必要な出力が下がる」→「練習での負荷の減少」→「筋腱への負担が減る」→「練習を継続できる」という好循環を生むことが期待できます。言葉で説明するのは簡単ですが、一朝一夕で目に見えた変化がみえるようなものではなく、毎日毎日、地道な積み重ねが必要です。

 

コーチ陣に相談することや、チームメイトと互いに指摘し合うことで、少しずつですが改善することができ、練習の継続に繋がったと感じています。

 

2年生で大学男女混合駅伝の代表選手に選ばれるまでに成長

 

身体コンディションの維持・回復

「栄養」&「睡眠」&「ボディケア」など様々な観点からアプローチすることが大切です。その中でも僕は「摂取した栄養素がカラダにどういった反応を引き起こすのか?」、そして「スポーツ競技パフォーマンスの向上にどう繋がるか?」を考える運動栄養学に興味がありました。

 

日ごろから「栄養」の観点には強いこだわりを持つようにし、栄養という側面で、常に、練習でのパフォーマンス発揮度やコンディションの評価・検証するように心掛けるようにしました。その効果は徐々に表れ、練習の消化率が安定するようになっていきました。

 

学びを競技に活かす活動はとても楽しい

 

チームの食事環境

現在、チームでは、火~日の朝は自分達で献立を作成し調理をし、火~土曜の夜は大学院生(管理栄養士)のサポートのもと、栄養の面で考えられた食事を摂っています。

 

これらの食事をベースにしつつ、「今の自分達に必要な栄養素は何なのか」を練習内容や目的から考えるようにし、大学院生の方々とコミュニケーションをとるようにしています。

 

高校時代の5000mPBが共に16分台の熊谷と瀬在琢磨している(今は二人とも14分台)

 

カラダが欲する栄養素を摂取し、適材適所という観点で身体組織に配給できるようにすることで、怪我や不調を減らすことができています。

 

3年生になって「運動栄養学」研究領域を専攻。栄養学の学びを競技力向上に繋げていきたい

 

学びの姿勢をより積極的に

専門的な知識を主体的に学び、自分の体で実践することを積極的に試みながら、スポーツ現場でどういった形で取り入れていくことが良いかを考えることで、より学びが育まれることを感じる日々です。

 

僕たちは、定期的にチーム勉強会を開催しており、それぞれの学生が得た知識を部員に還元する仕組みが確立されています。これはチームの強みだと思います。

 

チーム勉強会では発表する側になることも。今後は積極的には発信したい

 

以上のような取り組みを実践したことで、質の高い練習を継続することができるようになり、2年次には、5000mは14分27秒、10000mは29分54秒までタイムを短縮することができました。高校の頃のベストタイムと比較すると、5000mは約1分50秒短縮したことになります。

 

実力を高めるために

チームが箱根駅伝で戦うには、この半年間で、もう一段階・二段階ほど競技力を向上させる必要があります。そのためには、練習の質や量をさらに高めていかなくてなりませんし、練習を増やした分、身体リカバリーの取り組みの質も同時に高めていくことが求められます。

 

中距離選手だった僕は、長い距離への対応力が、十分に備わっていません。1回1回の練習で受けるダメージも大きいので、身体のリカバリーとコンディション維持には、人一倍の努力を費やす必要があると思っています。

 

ハードな練習では疲労困憊になり倒れ込むことも

 

僕が、ここまで成長できたのは自分の努力だけではなく、皆さまからのご支援があるからこそです。ケアルームの充実や合宿へのトレーナー帯同、超音波機器の導入など、リカバリー環境の充実の恩恵は計り知れません。

 

僕のこれまでの活動を振り返ってみても、自分一人ではクリアできなかった困難も、多くに人に支えられることで乗り越えることができたと感じています。

 

同期の仲間とは大の仲良し=心の支えになっている

 

チームへの貢献と恩返し

体育専門学群では、3年生からは研究領域(研究室)に所属することになりますが、僕は、チームの栄養(コンディショニング)サポートがきっかけで、運動栄養学を専攻することに決めました。

 

運動(スポーツ)栄養学領域で専門知識を追求しながら、その学びを走力向上に繋げていきます。そこで得たことをチームに還元し、箱根駅伝出場に貢献することを目指していきます。

 

今度は「自分がこのチームを支え引っ張ってていくんだ!」という気持ちで、走りでもチームを牽引するつもりで頑張っていきます。そうして、チームメイトや応援してくださる方々に恩返ししていきたいと思います。

 

上級生になりチームを牽引する立場となった

 

最後になりますが、チームは冬季練習で力を蓄え、この春は、関東インカレ、全日本大学駅伝予選会などの目標に向けて練習に励んでいます。

 

そして、その先に待ち受ける箱根駅伝予選会で勝負できるよう精進を重ねていきますので、今後とも変わらぬご支援、ご声援のほどよろしくお願いいたします。
 

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