プロジェクト概要

 

「一時は廃業も考えた。」── かつて「木都」と呼ばれるほど木材事業が盛んだった秋田県能代市。網代(あじろ)は、主に日本家屋の天井に使用される木製の化粧板だ。すでに下火になってしまった産業の生き残りにかけ、「網代は天井板にしか使わない」という文化にイノベーションを起こした男がいる。伝統工芸の再生は地域に新しい活力をもたらすはずだ。

 

天井板を作る伝統技法「網代編み」を新しい商品開発へ応用し、「秋田県発の日本ブランド」として、日本が誇る伝統技術を世界へ発信するプロジェクト。

 

 

 

はじめまして、㈱丸松銘木店の上村茂と申します。私は秋田県能代市で秋田杉をはじめ様々な木材を加工、日本の伝統的な「網代編み(あじろあみ)」の技術を使った化粧板などを生産しています。日本三大美林と言われる秋田杉。それを薄く削り職人の手によって丁寧に編まれ完成する網代。秋田杉が持つ優美な色艶・香りと、職人の技術が織なす美しい模様。その繊細さから日本家屋の天井板として親しまれています。この網代をはじめとする繊細な加工技術は日本の誇りです。私はこの「日本の誇るべき伝統技術」を広く世界に紹介し、今後も守り続けて行きたい。

 

(網代編みの様子)

 

 

 

私がこの「銘木屋」という仕事に従事するようになった頃、能代市は木都と言われるほど木材関係の事業所が沢山ありました。最盛期には全人口の半数が木材関係の仕事をしていたとも。当社も網代を含む和室の天井板で忙しくさせて頂きました。

 

© Recruit Lifestyle Co.,Ltd. 日本一高い天然秋田杉)

(工場内の様子)

 

しかし、時代の流れとともに和風から洋風の建築へ変化し、和室部材の需要は極端に減少。新築の住宅需要も少なくなり、売上も最盛期の6分の1に。徐々に経営は苦しくなりました。一時は、廃業・業種転換の話も出ました。しかし、仲間と一緒にもう一踏ん張り頑張ろうと心に決め、網代編みが生き残る道を模索しました。

 

 

 

問題は「天井板」としてしか需要が見込めないデリケートな素材であること。杉を厚さ0.25ミリとギリギリまで薄く削っているため、編んだ上の部分(板に接着されていない部分)を、手で触ると簡単に材が痛んでしまいます。

 

(網代天井板)

(ギリギリまで薄く削られた杉材)

 

「高価格でも付加価値があれば必ず売れる」というのが創業者である父の口癖でした。「待てよ、手で無造作に撫でても編み目が崩れないくらい、丈夫な素材に加工すれば、天井板だけでなく他の製品にも使える、汎用性の高い素材にできるはずだ」ある日そう思いついた私は、すぐに開発に取り組みました。

 

しかし、編んだ物に接着剤をどう着けるか。編む前に接着剤を塗るにも、通常の機械では巻き取られてしまうほど薄い突き板にどうやって塗るか。また、湿気を吸いやすい杉は、接着剤を塗るとその水分によりうねって丸くなり使い物にならない。しっかり貼り合わせるために強く圧力をかけると、柔らかい杉は下地の凸凹を拾ってしまう・・・。

 

(接着剤を塗るとその水分によりうねって丸くなり使い物にならない)

 

途中何度も失敗もし諦めかけた時もありました。しかし「現状維持は後退と同じ。常に変わっていかなければ」と仲間と自分に言い聞かせ、試行錯誤の日々が続きました。

 

 

 

実用化までにかかった歳月は発想からおよそ3年。今では網代では出来ない杉以外の樹種でも製作出来るようになりました。また、板ではなくシート状にすることにより更に汎用性も高めることに成功しました。

 

商品名の『ALMAJIRO(アルマジロ)』は網代(あじろ)の語感と、編み上がった製品の幾何学模様が動物のアルマジロの甲羅にも似ていること、そして「Akita  Lunber  Marumatsu  AJIRO」を略して名付けました。伝統的な網代編みは『ALMAJIRO』として、丸めても編み目が崩れず、塗装や切断加工が容易に出来るほど頑丈な素材になりました

 

(ALMAJIROを使ったお盆)

 

厳選した天然木の化粧単板を職人が編み全面接着した、ツキ板編み込み化粧板『ALMAJIRO』は、伝統的なデザインを様々な場所にご使用でする化粧板になり、様々な場所で様々な用途に使われるようになっていきました。

 

(ALMAJIROを使った机)

 

 

 

これまでも『ALMAJIRO』を建築内装材として海外出展をしてきました。非常に反応もよく手ごたえを感じてきました。これから、新たなる挑戦としてインテリアの最先端ともいわれるフランスにおいて、テーブルウェアや照明器具、家具等を作成し、室内インテリアとしての製品等にも使用できる素材であり、製品として幅広く展開することが、『ALMAJIRO』という日本発のブランドとして確立する必要があると思いました。

 

そして今回、2016年1月22日から2016年1月26日に、フランスのパリで開催される欧州最大級のインテリアとデザインの展示会「メゾン・エ・オブジェ パリ 2016」への出展が決まりました。毎回およそ10万人が来場しており、その来場者はフランス国内だけではなく、欧州を中心に世界中から目的を持った濃いバイヤーが集まって来ます。

 

今回のクラウドファンディングでご支援いただいた資金は、「メゾン・エ・オブジェ パリ 2016」への出展のための渡航費と製品の輸送費等の一部に充てさせていただきます

 

© Maison & Objet 

2015年5月「メゾン・エ・オブジェ・アメリカ」の様子)

 

 

 

海外への出展は、私たちが取り組んでいるネオ・ジャパネスク、日本が誇る伝統技術と感性・文化に現代の技術を融合させ新しい日本の文化を発信することで、次世代の若い職人を育て、技術をつなぐことになると思っています。


また地域活性化という意味で、地場産業にとっても良い影響を与えうるものと信じています。『ALMAJIRO』という商品を通して、木の持つ温かさや力強さ、美しさ、そして日本の伝統技術の素晴らしさを発信できたら。秋田初の日本ブランドを世界に届けるために、お力を貸してください。

 

(応援よろしくお願いします!)

 

 

 

¥ 3,000 のリターン

■ 感謝の気持ちを込めてサンクスレター
■ 秋田杉のハガキ(投函可能)(3枚)

 

¥ 10,000 のリターン

■ 3,000円のリターンに加えて、
■ ALMAJIROコースター(多目的トレイ(小))1つ

 

(※ 写真はイメージです)

 

¥ 10,000 のリターン

■ 3,000円のリターンに加えて、
■ 秋田の美味しい日本酒(四合瓶)1本

 

¥ 18,000 のリターン

■ 3,000円のリターンに加えて、
■ 秋田杉の名刺(お名前をお入れします)100枚

 

(※ 写真はイメージです)

 

¥ 30,000 のリターン

■ 3,000円のリターンに加えて、
■ ALMAJIROお盆(大)(未発売)1つ

 

(※ 写真はイメージです)

 

¥ 50,000 のリターン

■ 3,000円のリターンに加えて、
■ ALMAJIROお盆(大)(未発売)1つ
■ 秋田の美味しい日本酒(二升瓶)1本

 

¥ 80,000 のリターン

■ 3,000円のリターンに加えて、
■ ALMAJIRO 額装 1枚
あるいは、
■ 3,000円のリターンに加えて、
■ ALMAJIROお膳 4枚

 

(※ 写真はイメージです 。箸はつきません)

 

 

¥ 150,000 のリターン

■ 3,000円のリターンに加えて、
■ ALMAJIRO コーヒーテーブル 1つ