普通の女子はまだまだ知らない、女性かおそり専門店の形

 

 

女性かおそり専門店はこのところ増加傾向です。

 

というのも、通常のヘアサロンの「かおそりサロン化」が大きいです。

統計上、かおそり専門店は理容室にカウントされるため、

正確には全国にどのくらいあるのか、推計でしかありません。

 

しかし、「うる肌シェービング」や「ホットペッパービューティー」の

ポータルサイトの掲載店舗数を見ると、

全国に1000軒単位のサロン数がはじき出されます。

 

その形を大別すると、だいたい4つのサロン形態に分かれます。

 

一つは「ご家族サロン」。

奥様がシェービングサービスに励んでいる形です。

これが全国的には一番多い、ヘアサロンの併設型で展開するケースです。

 

ふたつ目は「多目的のサロン」です。

地域に本支店があり、スタッフを抱えて展開するサロンです。

ネイルやスパなども積極的に取り入れ、

個室をうまく利用してシェービングを提供しています。

この場合も、ベースがヘアサロンであり、

女性スタッフがヘアスタイリストと兼任してお客様を担当します。

 

次いで多いのが「お一人様の一馬力サロン」。

こちらは女性理容師のオーナー技術者が切り盛りするケースです。

お一人サロンなので、お客様との距離が近く、

ファンが多いでしょう。

 

そして最後発なのが「シェービング専門店」です。

商業施設内に入るFC展開の大手サロンや、

首都圏を中心に姉妹店を多く出店するシェービングサロンは

もはや理容色を打ち消し、完全にヘアサロンとは区別しています。

 

女性客が入りやすい店づくりという点では、

一日の長があり、多くの支持を得ています。

 

この4つの形態が、業界の中で無意識的にも切磋琢磨して、

女性客に喜ばれるよう、日夜努力を重ねているのです。

同じ「女子シェービング」であっても、

サロンの違いや技術の違いは、言ってみれば「味」の違いでしょうね。

 

 

シェービングビューティ伝道家

吉田昌央