プレハブから"木の家"に!38年続く学童を、温もりのある場所へ。

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支援総額

7,148,000

目標金額 5,000,000円

支援者
585人
募集終了日
2020年3月31日

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2020年03月31日 23:31

あおぞらクラウドファンディング通信〜番外編~

 

みなさまここまで、本当にありがとうございました。

 

今回の『木の保育所を建てる』事について

あおぞら学童保育クラブ、専任指導員3人の対談をお届けします!!

 

左から田頭所長、カメラマン役の堀井さん、松本さん、小嶋さん

 

対談形式のとても長い文章ですが、

私たちのここまでに至る『経験』と『考え』がつまった内容となっています。

 

キーワードは、、、

指導員18年間を振り返って・時代の流れとともに・大人目線から子どもの権利へ・作業療法士と感覚統合・不快指数・保育を行う上で施設への目線・自閉症児との出会い・子どもの気持ち・子どもが帰りたい場所、家としての保育所へ、などなど、、

 

お時間あるときにでも是非、読んでみてください!!

 

■きっかけについて

田頭:

どんなテーマで話しますか?ひとまずフリーで話しますか?

 

小嶋:

まずはきっかけとかから話しますか?

 

松本:

所長(田頭)が木造にしよって言った。それを聞いて「いいじゃんいいじゃん」って素直に思った。

 

田頭:

実際、陽子ちゃん(松本)は働き出したときとか、部屋の狭さについてどう思っていたんですか?

 

松本:

得には何も。でも、それが当たり前と思っていたので。

 

田頭:

その中でも、7年前に、当時の先輩と指導員の専用室を保護者会宛の要望書に書いていたじゃないですか。その辺りはどんな想いがきっかけで、要望し始めたのですか?

 

松本:

私が勤務したての頃は、あおぞら学童の敷地内に小屋があって。そこが指導員室みたいな…。でも狭いし、書類多いし、具合悪い子が来たときには対応ができない。

 

田頭:

当時(約18年前)はどこが一番課題だったのですか?

 

松本:

一部屋で騒ぎたい子、そうでない子、指導員。みんなワンルーム。

 

田頭:

そこは大きいですよね。この話のきっかけに、「静かにしたい子もいるのにうるさい」

 

■不快指数が高い

松本:

プレハブでも室内でソファー置く、間仕切りなど工夫はしてみたものの根本的な解決には至らないって感じだったよね。

 

 

 

小嶋:

元々、(学童保育の成り立ちが)働く親が先じゃないですか。働く親や働かなくてはいけないということから“場所”がほしいというのが前提になっているので、預かることのできる環境って二の次になっている時代背景があるのではないかと思うんですよね。

 

田頭:

まさにスカーレット(NHK朝ドラ)ですね。笑

 

小嶋:

そこから時代と共に変わっていますよね。少数派から共働きがメインとなってきている。教育もですが、以前のような「一律」でやっていくんじゃなくて、「一人ひとりを大切に」とか、得意なところを伸ばして個性を認めていきましょうという風潮のなかで、それ(施設での放課後の生活)も同じことやろうとすると、無理が生じていく。あの子はこういうことがしたい、この子はこういう性格だからを見始めると一律の生活とはいかない。それまではみんなで同じことをさせたり、預かる人数が少なかったりという状況だったら、ワンフロアでも問題にならなかったと思うんですよね。

 

松本:

そういう環境に対応でき、苦痛じゃない子だけが続けていける学童だったよね。(子どもが)帰ってきてから「ゆっくりしたい子」など、一律の流れからはみ出る子は続けていけなかったと思うんだよね。部屋もないし、指導員室に来るしかない。だからといって、自由に散歩行くなどもできない時代だった。多様性がなかった思う。そこに共感できる親しかあおぞら学童を選択し続けることができない。適応できる一部しか続けていけないあおぞら学童だった。当時から、そこに私たちは疑問だっただんだよね。指導員として、自分の子供が生まれたらきっとこの集団にはついていけないと思うから、私だったら辞めないといけないのかなと思うと、それは本当に良い学童保育なのかなと。

 

田頭:

てっちゃん(小嶋)は理解していると思いますけど、確認のために補足すると、今陽子ちゃん(松本)が話している話しというのは、僕が入った当初(11年前)のあおぞら学童は完全なるピラミッド。年上の子で通っている子は基本的に運動ができる子。今学生バイトしている、とある世代だけそうじゃなくて、(年上になってもやめずに多くの子が続けていた。と言っても半数はやめているが)だからこそ異端に見えていたという話しということです。そこでの経験から僕らも多様性を認めるというような保育方針にシフトしていくことにはなったと思うのですが、でも実際はどこにターニングポイントがあったと当時主任指導員の陽子ちゃんの中では感じていますか?

 

松本:

すごく緩やかに変わってきたと思う。なんか私がまだ入ったころの当時の6年生が子たちが「俺たち今のこの学童のやり方や、この感じは来たくない」って言って、本当に来なくなったんだよね。それは大きかったかもね。なんかちゃんとほんとに子どもたちのことを考えないといけないって、どういう風な学童をこの子達は望んでいるのかなって思ったんだよね。その世代には障がいをもつ子もいて、考えさせられたんだよね。

 

 

施設について

 

田頭:

でも実際、いつから僕ら施設について考えるようになったですかね。

 

松本:

施設??施設の話はもっと後じゃないですかね。

 

田頭:

どこからでしょうかね?

 

松本:

やっぱりプレハブが当たり前とずっと思っていたから。

 

田頭:

岩手や岡山に保育応援に行って、学校内(学校施設内にある学童保育)について少し考えていて、研修の際には他県の学童を見て、沖縄も見ましたよね。それではびりす(大垣市にあるNPO法人はびりすの施設)行ってでしたよね。でも当時はプレハブでいかに工夫するかという話を陽子ちゃん(松本)たちがしていたわけじゃないですか。でもどのタイミングでこれって今みたいな話に切り替わったんでしたっけ?

 

小嶋:

僕が思うには、全体としては田頭さんが木のベンチやツリーハウス、学童に植えてある木と色んなものをドッキングさせる話とかあの辺の流れがきっかけだと僕が入ってきたころ(7年前)から今日までも考えると思います。

 

田頭:

なるほど。そしたら京都の長岡京の近くの大山崎に行った時の衝撃は大きかったかもしれないですわ。名古屋市連協の指導員部会で、遊びの分科会をやろうってなったんです。そしたら事務局の賀屋さんがその場で電話して「はい、じゃあ京都いっておいで、ついでに見ておいで」と言ったきりで放られた。市内の若手やお隣の学童保育所の指導員と数人で行ったんです。そこでは遊びの工夫を考えるには環境から考えることも大切だと言われた。当時は賀屋さんに飛ばされまくっていて北海道の教員の研修でも上から見下ろすことや、掴む登るなどから「感覚統合」を考えようっていう分科会に出たんですよね。その辺りから、外の環境の変化、そして、室内の環境・・・となったときに当時あおぞら学童の児童数は83名。室内は「暑い」「うるさい」「人多い」「汗臭い」不快じゃない?これって思ったんですよね。しかも専任は私1名。お隣さんとの騒音問題や、いわゆる以前からの「児童の安全の管理」という側面からも一つのプレハブだけで食べていたおやつや食事を環境的な開放をしようと考えたんですよね。たしか。不快指数を下げる取り組みもこの頃始めたんですよね。今までのあおぞら学童でのきまりを大きく見直し始めたんです。「え、これって誰のための、何のための決まりなの?」って。てつさんはどうですか?

 

小嶋:

僕自身はやはり、自閉症スペクトラムの双子を受け入れたときですね。彼らがパニックになったり苦しくなったりしたときに、どういう対応がいいのかって考えた時に、まずは部屋を変える。音をシャットダウンするなどに目が行くようになりました。そこから派生して他の子の現状の環境面についても再度考え直すきっかけとなりました。

 

田頭:

なるほど。だから当時の僕らとしては、他学童に行く際には、保育やプレハブの工夫を見に行くだけから、自ずと施設に向くようになっていきましたよね。その時にこのプレハブのままじゃ、変化に限界があるよねってなって、はびりすに行った際に木とか、天井の広さとか、香りとか、セパレートされた空間っていいよね。落ち着くよね。ってなったんじゃないですかね。学習はしてたけど、遠い未来の話だったこの板倉の家。そんなタイミングで土地の返還の話しもきたりして、次作るならプレハブは絶対やめよう。不快指数は高まるし、変化に限界がある、そんな空間だって思ったんですよね。だから夢をもって立ち上がろうと思ったんじゃないですかね。

 

松本:

私もその休んでいるときに、保育園を見回っている中で、「プレハブなんかどこにもないじゃん」って思ったんだよね。

 

小嶋:あとは雨の日ですかね。指導員も雨の日しんどいって言う人が多くて、それって大人が働くだけでもしんどいのにって思いましたよね。とどめは昨年の夏の暑さですよね。外にも遊びに行けない、中も苦しい。八方塞がりになりましたよね。雨の日の工夫たくさんしてきましたけど、それが暑さにいったときには小手先で工夫できなくなりましたよね。

 

 

 

 

田頭:

確かに。無力になりましたよね。工夫の限界でしたよね。

 

小嶋:

あの時って、不快指数さげることが田頭さん自身もクローズアップしていたので、あおぞら全体でそこに意識があって、部屋の過ごし方も結構細かく意識を配っていたことで、不快指数が下がっていましたよね。ただ暑さだけは飛び抜けていましたよね。保護者に助けを求めることしかできなかったですよね。

 

松本:

もう田頭自身も、暑すぎて、元気な高学年は児童館にバスに乗せて行ってたよね、でもあの時思ったんだよね。この施設では担保できない。人を減らすことしか工夫できないんだって。

 

◼️仮住まいについて

 

田頭:

実際今はどうですかね。ちなみに今仮住まいの民家になってどうですかね。

 

松本:ぜんぜん違うよね。なんかさ、「ただいま」って感じするよね。前は帰ってきたらばーーんって大広間。人いっぱい!て思うプレハブから。玄関があって、廊下があって。部屋があって。

 

田頭:

たしかに、子供の過ごし方は変わりましたよね。椅子のある部屋にいる子、地べたに座る子、机の周りにいる子。

 

松本:

選べるようになったよね。部屋に入りたくない子が昔いたよね。指導員室の裏にある、外の木陰のベンチでたまってからプレハブに入っていたじゃん。でもそりゃそうだよね。学校から帰って、プレハブのど真ん中に入る勇気。今になってその入りたくなかった気持ちわかるような気がするんだよね。そりゃいやだよ。

 

以上、あおぞら専任指導員3人の番外編でした!!

 

というとても話しの途中でこの対談はトラブルで終わりましたが、いかがだったでしょうか。

こんなにも長いのにも関わらず、最後の最後まで読んでくださったあなたが私は大好きです。

 

 

リターン

10,000


【おすすめ】<あなたのお名前を木の家に!>木造モニュメントにお名前記載

【おすすめ】<あなたのお名前を木の家に!>木造モニュメントにお名前記載

・お礼のはがき
・ひのきの香袋
・あおぞら学童通信
ー施設完成後の様子を文章でお届けいたします。
・木造モニュメントにお名前記載/小(任意)

※木造モニュメントは、地域の木工科の学生や建築士さんにご教授いただきながら、子ども達や保護者と一緒に学童敷地内に木材を使用して作成し、そこにお名前を記載いたします。オブジェや立体アートのようなものになるのか、もしくは手作り遊具のような形になるのか、現在計画中ですのでお楽しみに。

※税制上の優遇対象ではありません。

支援者
119人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2020年6月

1,000


alt

お礼のメール

・お礼のメール
ーあおぞら学童保育クラブ支援員より、感謝の気持ちを込めたメールをお送りいたします。

※税制上の優遇対象ではありません。

支援者
220人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2020年6月

3,000


お礼のはがき

お礼のはがき

・お礼のはがき
ー出来上がった建物のお写真を使った、感謝の気持ちを込めたはがきをお送りする予定です。

※あおぞら学童祭りにて「お食事券」としてもご利用いただけます。

※税制上の優遇対象ではありません。

支援者
98人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2020年6月

50,000


<あなたのお名前を木の家に!>木造モニュメントにお名前記載(中)

<あなたのお名前を木の家に!>木造モニュメントにお名前記載(中)

・お礼のハガキ
・ひのきの香袋
・あおぞら学童通信
・木造モニュメントにお名前記載/中(任意)
・内覧会にご招待

※完成後の内覧会にご招待いたします。日程についてはクラウドファンディング終了後、別途ご案内いたしますが、2020年6月を予定しております。

※税制上の優遇対象ではありません。

支援者
13人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2020年6月

100,000


<あなたのお名前を木の家に!>木造モニュメントにお名前記載(大)

<あなたのお名前を木の家に!>木造モニュメントにお名前記載(大)

・お礼のはがき
・ひのきの香袋
・あおぞら学童通信
・木造モニュメントにお名前記載/大(任意)
・内覧会にご招待
・開所式にご招待

※完成後の内覧会・開所式にご招待いたします。日程についてはクラウドファンディング終了後、別途ご案内いたしますが、どちらも2020年6月を予定しております。

※税制上の優遇対象ではありません。

支援者
8人
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制限なし
発送完了予定月
2020年6月

500,000


<法人様向け>木造モニュメントに企業名記載

<法人様向け>木造モニュメントに企業名記載

・お礼のはがき
・ひのきの香袋
・木造モニュメントに企業名記載(任意)
・内覧会にご招待
・開所式にご招待

※完成後の内覧会・開所式にご招待いたします。日程についてはクラウドファンディング終了後、別途ご案内いたしますが、どちらも2020年6月を予定しております。

※税制上の優遇対象ではありません。

支援者
0人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2020年6月

1,000,000


<法人様向け>開所式にご招待(テープカット)

<法人様向け>開所式にご招待(テープカット)

・お礼のはがき
・ひのきの香袋
・木造モニュメントにお名前記載/特大(任意)
・内覧会にご招待
・開所式にご招待(テープカット)

※完成後の内覧会・開所式にご招待いたします。日程についてはクラウドファンディング終了後、別途ご案内いたしますが、どちらも2020年6月を予定しております。

※税制上の優遇対象ではありません。

支援者
1人
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2020年6月

10,000


<リターン不要の方向け>あおぞら学童保育クラブを全力応援!

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・お礼のメール

※このコースは、リターン費用がかからない分、いただいたご支援金はサービス手数料を除いたすべてを活動内容に充当させていただきます。

※税制上の優遇対象ではありません。

支援者
109人
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制限なし
発送完了予定月
2020年6月

30,000


<リターン不要の方向け>あおぞら学童保育クラブを全力応援!

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・お礼のメール

※このコースは、リターン費用がかからない分、いただいたご支援金はサービス手数料を除いたすべてを活動内容に充当させていただきます。

※税制上の優遇対象ではありません。

支援者
20人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2020年6月

50,000


<リターン不要の方向け>あおぞら学童保育クラブを全力応援!

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※このコースは、リターン費用がかからない分、いただいたご支援金はサービス手数料を除いたすべてを活動内容に充当させていただきます。

※税制上の優遇対象ではありません。

支援者
5人
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制限なし
発送完了予定月
2020年6月

100,000


<リターン不要の方向け>あおぞら学童保育クラブを全力応援!

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・お礼のメール

※このコースは、リターン費用がかからない分、いただいたご支援金はサービス手数料を除いたすべてを活動内容に充当させていただきます。

※税制上の優遇対象ではありません。

支援者
5人
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制限なし
発送完了予定月
2020年6月

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