プロジェクト概要

スペインのサンティアゴ巡礼地300km踏破!

被災地の高校生2週間の夏の心に種をまく旅

 

はじめまして、NPO法人「日本カミーノ・デ・サンティアゴの会」(以下、友の会)森岡朋子です。

2011年3月、東北地方に甚大な被害をもたらした東日本大震災。「物質的な援助」だけでなく「心の援助」へと移りつつある中、私たちは、復興の担い手となる高校生に未来への想いを託すプロジェクト【明日を拓く道プロジェクト”◯◯の一歩”】を2012年に立ち上げました。

 

このプロジェクトは、スペインにある巡礼地「サンティアゴ・デ・コンポステーラ」(以下、サンティアゴ巡礼)への参詣道のうち、後半の一部(約300km)を2週間かけて歩くもので、昨年は2名の女子高校生が、日本から同行した4人のスタッフと共に無事踏破しました。今年も、3名の高校生が参加します。

 

しかし、このプロジェクトを実施するに当たり、高校生が金銭的負担を気にせずに参加できるよう、現地滞在費、日本国内の移動費などの点から多くの皆様の応援が必要となります。どうか皆様のご協力をいただけないでしょうか。

 

巡礼宿のおかみさんにハグされる

(巡礼宿のおかみさんにハグされる)

 

このプロジェクトは、スペインにある巡礼地「サンティアゴ・デ・コンポステーラ」(以下、サンティアゴ巡礼)への参詣道のうち、後半の一部(約300km)を2週間かけて歩くもので、昨年は2名の女子高校生が、日本から同行した4人のスタッフと共に無事踏破しました。

 

2012年に参加してくれたのは県立気仙沼高校2年生のMさんと県立気仙沼西高校1年生のYさん。Mさんは美術部に所属していて、もともと西洋建築に関心があり、先生の後押しもあって参加してくれました。またYさんはホテルで働くのが夢とのことで、外国の様子を知るため応募してくれました。それぞれ〇〇の中には「新しい自分へ」と「夢へつながる明日へ」という思いを入れました。

 

ひまわり畑の横を歩く

(ひまわり畑の横を歩く)

 

最初はまったく言葉が通じないスペインで、違う文化、食生活、歩き旅というかなりハードな状況の中、不安げな二人でしたが、自分のことは自分ですべてする環境が続いていくと少しずつ表情がたくましくなっていきました。世界各国から来る人たちとの交流もあり、言葉が通じない中でも笑顔で接することで心が通じ合うことも体験しましたし、巡礼者を受け入れる現地の方々の温かい心遣いにも触れることができました。また、親元を離れたことで改めてご両親のありがたさを感じたようです。旅の最後には「すべてのことに感謝」という言葉を残してくれ、彼女たちの中に何かの種が植えられたことを実感でき、とても嬉しかったです。

 

歴史ある橋をわたっているところ

(歴史ある橋をわたっているところ)

 

しかし、このプロジェクトを実施するに当たり、参加者が金銭負担を全く気にしなくても良いよう、各人への装備の提供をはじめ、航空チケットの手配、現地滞在費、日本国内の移動費などの点から多くの皆様の応援が必要となります。

 

今回、皆様にお願いしたいのは、少しでもこのプロジェクトを長く続けていくため、一人分のプロジェクト費用の一部となる資金のサポートをしていただくことです。

 

現地で高校生は一日20ユーロを手渡され、その日の食事と宿泊費をやりくりします。決して高い額ではありません。限られた金額の中で自分が必要をすることに順位づけをしながら日々を過ごすという貴重な体験をしていきます。

 

皆様のお力で、一人でも多くプロジェクトに参加できるよう、お手伝いいただけませんでしょうか。

 

 

2.自分のあり方探しの旅!

 

(310Kmを踏破した仲間と証明書)

 

サンティアゴ巡礼は、1000年以上前から「再生・復興の道」として広く知られ、宗教や人種、社会的地位、国籍など関係なく世界各地から多くの人がこの道を歩き、同じ目的地にゴールするという共通の目的で、言葉の 壁を越えてお互いに励まし合い、個を尊重しつつ助け合いながら歩いています。必要最低限のものを背負いながら、自然の流れを感じながら歩く旅。ある意味、人間の在り方として非常にシンプルかつナチュラルな日々を体験できる旅と言えるでしょう。

 

2011年の震災で、住んでいる地域の状況が全く変わってしまいました。津波の影響を受けた土地は住むことが禁止され、かさ上げされたとしても土地が住めるように落ち着くためには2~3年待たなければなりません。そのため、将来はその地に戻ってくるとしてもとりあえず気仙沼を離れ、生活を続けるために近隣の市に居を移す人たちも増えており、人口流出も止まらないようです。

 

ひたすらまっすぐな道を歩く

(ひたすらまっすぐな道を歩く)

 

そのような中、現状を受け止めた上で自分がこれからどのように生きて行きたいのか、どのように在りたいのか、じっくり考える時間を将来を担う高校生に持ってほしい、というのがこのプロジェクトを始めた理由です。

 

プロジェクトの代表の森岡も実は2007年にサンティアゴ巡礼路を歩くまで、自分を取り巻く環境を受けいれられず、体中に発疹ができるほどのストレスで苦しんだ日々を送っていました。しかし、この道に思い切って飛び出し、大自然に囲まれながら自分と対話を続け、日本での生活を客観視することで、徐々に自分の境遇を受け入れることができるようになりました。一歩一歩、前に進んで行くとき、いらないものは背負って歩けません。どんどん要らないものをそぎ落として行く中、自分が一番大切にしたいモノだけが残ります。歩き旅を体験したことで、体裁や面子などが無くなり、生きることがとても楽になり、体も心も軽くなったのでした。

 

39度の炎天下、ひといき入れる

(39度の炎天下、ひといき入れる)

 

このような体験を日本の若い方がにぜひ体験してほしい、と思っていた矢先に、先の震災が起きました。そこで彼の地の将来を担う高校生の皆さんにこの旅を提供し、希望を託したい、そんな思いでプロジェクトを立ち上げたのでした。

 

また、この巡礼路のシンボルはホタテ貝です。巡礼路のゴール、サンティアゴ・デ・コンポステーラがあるスペイン北西に位置するガリシア州はリアス式海岸でホタテ貝の養殖が盛んな地域です。実はこの「リアス」という言葉はスペイン語です。そして2011年の東日本大震災で被害を受けた気仙沼は言わずとも知られた、同じくリアス式海岸の利点を生かした養殖業が盛んな地域です。東の果ての日本とユーラシア大陸の西の果てのガリシア州との、偶然とはいえ巡り合わせともいえるこの地形と産業が一致していることは、道を歩く高校生にとっても地元の産業を思い返すきっかけになるのではないか、と思ったのです。

 

大聖堂前で寝転がって大聖堂を見上げる…ほっと一息

(大聖堂前で寝転がって大聖堂を見上げる)

 

是非この旅を通して自分の状況を客観的に捉え、自分のあり方を自分の力で見つけ、これからの自分の進む道への力強い一歩を踏み出す機会となる事を願っています。

 

 

3.心に種をまく・・・

 

震災直後から多くの物資の支援は為されてきました。それと同時に心のケアも様々な切り口で提供されてきたものの、根本的な自己肯定や確固たるあり方までに至るものはなかなか難しいと思われます。

 

巡礼手帳にスタンプを押してもらう

(巡礼手帳にスタンプを押してもらう)

 

すでに以前と同じような日々を送れる地域の方、反対にまだ一向にその復興の兆しも見えない地域の方。現地にはどうしても受け止めなければならない現実があり、それを前提に自分がどうありたいかを探していくプロセスが必要です。しかし、現実を受け止めるのは大人でもかなり厳しいことです。

 

高校時代、生徒は今後の自分の進路や生きて行く道について非常に悩み苦しみます。親という枠を越え、自己を確立していく大切な時期でもあります。そんな中、震災があったことは事実であり、一瞬にして変えられてしまった自分の環境を受け止め、自分なりに分析し、どうありたいかを考えるのは簡単なことではありません。

 

足の肉刺の治療も自分で

(足の肉刺の治療も自分で)

 

もちろん、現地の状況をより学習し把握して復興に取り組むことも大切ですが、あまりに近すぎると近視眼的になって見えるものも見えなくなる可能性も出てきます。そんな時、思い切って現場を離れ、現状を遠くから眺めてみるのも一つの方法です。

 

世界各地から来ている人たちと、ゴールに向かう思いを共有し、言葉や人種を越えたところで支え合うこと、自分のことは自分ですべてすること、日々歩いて自分に向きあうこと、それらの体験は心に多くの種をまきます。帰国した後、徐々にその種は芽を出したくましく育っていくことでしょう。

 

みんなで健闘をたたえ合う握手

(みんなで健闘をたたえ合う握手)

 

それがまさしく、被災した地域の若者の心の復興に役立つと考えています。

 

 

4.皆様のサポートにより

 

このようなプロジェクトを施行するには、一人あたりの資金がかなりかかってきます。実施するに当たり、各高校にヒアリングをした際、

「もし、親を亡くしてしまった生徒が参加したいと思った時でも参加できるよう、金銭的負担をできるだけ無くして欲しい」

と依頼がありました。

 

ちょっと余裕のピース

(少しはにかみながら、巡礼証明書を持って記念撮影)

 

確かにパスポートを取るにもかなりの金額がかかります。日本国内の成田までの移動にも費用が掛かります。多くの海外派遣プロジェクトはこれらの出費は生徒側が賄わなければなりません。しかし、このプロジェクトでは上記の費用もすべて主催者側が負担します。また、このようなプロジェクトは一時的なものではなく、継続して行われることに意味があると思っています。

 

皆様のご支援により、一人分の費用の一部がカバーされます。

 

小さな積み重ねではありますが、そのおかげで当プロジェクトは長く続けていくことが可能になります。

 

ゴールした後の海辺の町で

(ゴールした後の海辺の町で)

 

今回の旅のスケジュールは以下の通りです。

 

日付   行 動 予 定 宿泊先 距離 日付   行 動 予 定 宿泊先 距離

7月

25日

自宅-成田―○○経由 機中泊   8月
4日
トリアカステ-ラ– サモス-サリア アルベルゲ 24
km

7月

26日

マドリッド着、レオン移動、レオン市内見学 アルベルゲ   8月
5日
サリア– ポルトマリン アルベルゲ 23
km
7月
27日
レオン – サン・マルティン・デル・カミーノ アルベルゲ 25
km
8月
6日
ポルトマリン– パラス・デ・レイ アルベルゲ 25
km
7月
28日
サン・マルティン・デル・カミーノ-アストルガ アルベルゲ 23
km
8月
7日
パラス・デ・レイ– リバディソ・ダ・バイショ アルベルゲ 26
km
7月
29日
アストルガ–ラバナル・デル・カミーノ アルベルゲ 20
km
8月
8日
リバディソ・ダ・バイショ–ペドロウソ アルベルゲ 22
km
7月
30日
ラバナル・デル・カミーノ-モリナセカ アルベルゲ 25
km
8月
9日
ペドロウソ–サンティアゴ・デ・コンポステーラ アルベルゲ 21
km
7月
31日
モリナセカ– カカベロス アルベルゲ 23.5
km
8月
10日
フィステーラ・ムシア アルベルゲ  
8月
1日
カカベロス-ベガ・デ・バルカルセ アルベルゲ 25.3
km
8月
11日
マドリッド(Madrid)へ移動・マドリッド発 機中泊  
8月
2日
ベガ・デ・バルカルセ–オ・セブレイロ アルベルゲ 12.4
km
8月
12日
○○経由-成田―自宅 機中泊  
8月
3日
オ・セブレイロ-トリアカステーラ アルベルゲ 21
km
         

 

 

5.引換券について

 

*写真入り御礼状の送付:

皆様のご支援により貴重な体験をさせていただく高校生および、主催者からの感謝の気持ちをつづった写真入りのお礼状を帰国後、お送りいたします。

 

*巡礼報告会の案内送付:

NPO法人日本カミーノ・デ・サンティアゴ友の会では年に2回、巡礼報告会を開催します。今年は11月に予定しています。昨年もこの報告会にプロジェクトに参加した高校生が出席し、皆様への報告を行いました。その報告会へのご案内状をお送りいたします。

 

*旅のしおりの送付:

このプロジェクトの旅の行程を綴った旅のしおりをお送りします。

 

*プロジェクトのワッペンの進呈:

このプロジェクトでは巡礼のシンボルとなるホタテ貝と道をイメージしたワッペンを作っております。青と橙がありますので、いずれかをお送りいたします。

プロジェクトのワッペン

 

*現地のお土産:

ゴールのサンティアゴ・デ・コンポステーラのお土産をお送りします。(キーホルダーやマグネットなど)

現地のお土産

 

*旗(ペナント):

ありがとうメッセージの寄せ書きをしてお送りします。

現地からのお土産 メッセージ入りペナント

 

*現地からの絵葉書の送付:

旅の途中、巡礼路上から絵葉書をお送りいたします。高校生からの生のメッセージをお届けします。

時には巡礼手帳への書き込みも自分で

 

*報告会への無料招待状の送付 または公式ガイドブック:

11月に開催される巡礼報告会への無料招待状をお送りします。遠方でいらっしゃることができない方には公式ガイドブックをお選びいただくことも可能です。

報告会での発表

 

巡礼報告会: 2013年11月23日(土)13:00 ~

モンベル 渋谷店 5階 サロン(イベントスペース)に開催予定です。
(住所:〒150-0042 渋谷区宇田川町11-5 モンベル渋谷ビル)
 
 
【NPO法人 日本カミーノ・デ・サンティアゴ友の会  ホームページ】
 
【明日を拓くプロジェクト”◯◯の一歩”公式ホームページ】
宮城県気仙沼市の高校生と共に、スペイン・サンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路を歩く。

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