バイオガスダイジェスター、ガスが出ない原因がわかりました

バイオガスへのクラウドファンディングにご協力くださった皆様、

ブルンジからこんにちは。

こちらは各地で大雨が続いており、家屋の浸水や倒壊などの大規模な被害が出ています。

皆様にご協力いただいて建設したバイオガスダイジェスターですが、ガスが出ない原因の究明に努めてきました。

ブルンジ国内の技術者では手に負えず、長らく道筋が見えずにいました。

しかしついに、ブルンジに短期滞在中のベルギーの大学のチームに協力いただき、精確なダイジェスターのガス漏れの検査を実施してもらうことができました。

ダイジェスターのガス漏れを検査中

ベルギーで修士号を取得したカメルーン人技術者（写真左）のおかげで、ブルンジチームでは発見できなかった、ダイジェスター内部のアウトプット側のパイプからのガス漏れを確認することができました。

パイプの交換そのものは、高い技術力は必要とされず、なおかつ安価にできます。

しかし、その前にダイジェスター内部の牛糞を全て取り出し、交換後には、トラックの荷台いっぱいの牛糞を確保して投入する必要があります。

（※ガス生成のために、一番最初は一度に大量の牛糞を投入する必要がありますが、現場で飼育されている牛から回収できる牛糞では足りないため、他所で集めて輸送しないといけません。その後は少しずつ投入することになり、それは飼育分の牛糞で足ります）

トラックの荷台いっぱい分の牛糞そのものと、その輸送費や人件費は計10万円を超えるため、資金を確保するまではできない状況です。

ベルギーを始めとする国の様々な団体の助成金を申請していきながら、自己資金も貯め、無事に稼働できる日を目指して進んでいきたいと思います。

まだ時間はかかりますが、引き続きあたたかく見守っていただけますと幸いです。