熊本地震：アートだけじゃ終わらない夢のある活動にご支援下さい

 

2016年4月に発生した熊本地震から１年が経過しようとしています。

 

道路の整備や家屋の解体もまだまだ多くの課題は残されていますが、熊本地震で被災した地域住民は、各地に建設された仮設団地やみなし仮設団地等での生活を余儀なくされています。その数は、仮設団地が約4,300戸・みなし仮設は13,000戸を超えています。これまでと違いすぎる住まい、知らない人ばかりの環境、どこへ行くにも不便になってしまった地域の中で生活が始まっています。また、職を失った人、不登校となった子どもたち、家庭環境に問題が増えた世帯など様々な課題が報告されています。

 

現在の支援内容においては、被災者ニーズの変化に伴い、緊急支援から中長期型の支援が必要な時期へと移り変わっています。この変わり果てた環境で生活していくうえで必要とされている事は、コミュニティの構築です。 同様の課題を抱える人と出会えたり、その人なりの形で誰かを支える役割を発見したりしながら、相互的な支援も生まれてくると思います。平時から、誰でも受け入れられるコミュニケーションのとれた地域になることで、あらゆる問題に直面した時にも、互いに支え合える回復力のある地域になります。それが「孤立」や「孤独死」の防止にもつながります。

 

現在、コミュニティの場つくりとして屋内での様々なサロン、屋外では子どもたちと遊びながらモノ作りなど、連携団体や対人援助の専門性をもつスタッフと共同で活動しています。そこで、バルビーが培ってきたアートワークショップを継続開催することが自立支援の大きな役割となると考えています。

 

様々な人がともに集い、自分を表現しながら対話を楽しむ場を作ることにより、人と人のつながりの基礎づくりを図ります。参加住民は、同じ空間で創作活動を楽しみ、完成したアート作品は、エコバッグやTシャツのデザインとしてプリントされ、日常的に使用する事ができます。自己表現がデザインとなりプリント製品に生まれ変わることは、表現した人にとって大きな意味を持ちます。減ってしまった被災地のコミュニティの場を構築し、アートするだけでは終わらないというこの夢のある取り組みで、人のつながりの強さと笑顔のあふれる環境をつくるお手伝いをします。熊本の復興活動にご支援お願いします。

 

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