自転車1台で人生が変わる!カンボジア自転車プロジェクト2021

支援総額

3,124,000

目標金額 2,040,000円

支援者
161人
募集終了日
2021年8月29日

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    専用URLを使うと、あなたのシェアによってこのプロジェクトに何人訪れているかを確認できます
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2021年08月06日 07:44

奨学生のリンナちゃん。2015年から現在まで

 

おはようございます。カンボジア自転車プロジェクトの安田です。

 

開始から18日目となりました。現況をご報告いたします。

現在の支援総額 897,000円(43%)

目標金額 2,040,000円
支援者数    47人  残り 23日

あと2日で期間の折り返しとなります。この2日間、実はご支援のお申込みがゼロの状態が続いております。皆様、どうかご協力ください。よろしくお願いいたします。

 

はじめまして!リンナちゃん!(2015年)

今日は安田が奨学金で支援しているリンナちゃんについてご紹介します。

こちらの写真は2015年11月のときです。その数か月前にインターネットを通してダルニー奨学金を開始しました。事務局から「旅行で近くに来ることがあったら・・・」と言われ、その言葉を真に受けカンボジアを訪問したのです。はじめてのカンボジアでした。一番の目的は安田が奨学金で支援することになったこのリンナちゃん(右から2人目)に会いに行くためです。彼女の表情はとても暗く笑顔もありませんでした。

このとき、「地域で一番貧困である」といったことを示す証明書を見せてもらった記憶があります。「そんなのあるんや・・・」と思いつつ。この証明があると病院なども無料で行けるとのことでした。

ちなみにカンボジアの新学期は11月。だからこのとき、ちょうど中学校1年生として通い始めたことになります。

獲ってきたカニを売ったり、この写真のようにハーブ(妊婦さんにいいっていうことだったので葉酸が含まれているのでしょうか・・・)を加工するなどして生計を立てているとのことでした。

このときはチャンディさんに通訳をしてもらい「3年間、何がなんでも奨学金サポートを続けるので、勉強して、可能性を広げて、幸せになってください!!」と伝えてお別れしました。

 

ラブレターもらっちゃった!?(2016年)

そして、その翌年。カンボジア自転車プロジェクト元年です。また会いにいったんです。

このときのこと、当時のブログにはこう書いていました。

 

お宅訪問したときに家から出てきたこの子を見て実はなんというか泣けてきました。

それは照れ臭そうにはにかみながら、でも笑顔で登場してくれたからです。しかも背が伸びてる!表情もやわらかい!とっても本当にうれしかったです。残念なことにその笑顔の写真が撮れていない・・・併せて撮影したビデオから切り出しました。あまり画質がよくありませんがどうぞ!

もう話をするのが楽しくって楽しくって。「なんでおいらクメール語話せないんやろう・・・」って残念になるぐらい。

中学校に通い始めて今はもう2年生です。「将来は先生になりたい!」という夢もできたとのこと。本当に良かった!

このとき「クメール語習おうかな~」なんて思い出し、その後、教科書買ったり教室に通ったりしました。残念ながらモノにはなっていませんが・・・

さて、彼女が手に持っているもの。これは2015年のときに見せてくれたハーブです。「来年来た時に少し分けてほしい」と言っていたのを覚えてくれていたんです。そして・・・

 

一緒に手紙もらったんですよね。ラブレター・・・だと信じきっていたのですが・・・そんなはずもなく、チャンディさんに翻訳してもらったらハーブの種類や効能が記されていました。もちろんいただいたハーブは日本に帰って煮出していただきました。

 

勉強続けたい!!って涙でタジタジ・・・(2017年)

そしてさらに翌年。またまた訪問してまいりました。

もうすっかりおばあちゃんの身長も越して、とても元気そうでした。なんだかとってもお姉さん。

最初は開口一番

「ソクサバーイティアテー?(元気にしてる?)」

「チャー、ソクサバーイ(はい、元気です!)」

あっ、会話成立した!!!クメール語勉強してきて良かった!!!

と喜んでおりました。で、学校生活のことも聞いてみました。

すると・・・

チャンディさんも安田も困り果てた顔してるでしょ・・・泣いちゃったんです。中3だから今年で奨学金は終わりです。それで「もっと勉強続けたい・・・」って泣いちゃったんです。

 

で、世の中の男すべては女性の涙にはタジタジでこの困り果てた顔です。

「泣かないで、そのことを話しに来たんだから」と伝えて少し落ち着いてもらいました。

 

私は奨学金支援を日本の民際センターさんを経由して行っています。しかし民際センターさんは中学生が主な支援の対象です。でもチャンディさんに相談したら、まだ道はあるとのこと。事前に民際センターさんにも確認とって、それはチャンディさんと直接話してくださいと承諾を得ていました。

 

もちろん、高校に行くには試験にパスしなければなりません。高校は中学同様遠いのですが通えない距離ではないそうです。通えない距離であれば寮に入る必要がありサポートに必要な奨学金は何倍にも膨れ上がります。

 

そう、彼女には昨年の自転車プロジェクトで自転車をプレゼントしていました。それが彼女を高校に行くことに近づけるのです!!

 

まずは試験に合格できるようにがんばって!!

奨学金は何とかなる。何とかしてみせるよ!!

 

そう、伝えてお別れしました。

 

高校進学おめでとう!!(2018年)

そしてさらに1年が経過し、再びリンナちゃんに会いに行きました。

楽しく高校に通えているそう。同じ中学校から進学した友達もいて楽しいんだとか。英語の授業も受けているということで話してみましたが、シャイなのかまだわからないのか意思疎通できず・・・いつか英語で話してみたいなぁと思っています。安田がクメール語をもっとがんばるという選択肢もあるのですが・・・もう50近いおじさんには語学習得はハードルが高すぎる・・・

 

そして高校2年生。将来どうする!?(2019年)

これが5回目の訪問。彼女は高2になりました。2年前の新中3になったときには「高校に行くんだったら支援続けるからがんばりや」と伝えたんです。でも高校からの進学となれば大学とか教師の養成学校とか選択肢も色々。だからこのとき、これからのことを話しました。(今思えば、話していてよかった。なぜなら次の2020年は新型コロナウイルスの影響で渡航できなかったからです。)

大学進学となれば下宿となりますし生活費やらなんやらいろいろかかってきます。だからみな奨学金の獲得にチャレンジするのです。リンナちゃんに確認しました。

「高校卒業したらどうするの?勉強続けたいの?将来何になりたいの?」

その答えは「看護師になりたい。だから大学に行きたい。でもお金がない。」でした。そりゃそうです。中学校に通うのも難しくて奨学金を受けていたぐらいなのですから。

看護師さんかぁ・・・そういえば2015年に初めてカンボジアを訪れ、家庭訪問で出会った下の写真の子も思い出しました。病気のお父さんを助けるために看護師さんになりたいと言っていました。元気かなぁ。この子。

もちろん看護師さんは難関です。いっぱい勉強しなければなりません。

でもがんばりたいと言いました。「がんばる」ではなく「がんばりたい」。それは「がんばるための環境をください。機会をください。」と安田は受け取ったのでした。いつも彼女が言うことです。「自分の人生を変えたい。」決して他力本願ではなく。自分はがんばりたい。でもがんばれるだけの環境に置かれていない。だからチャンスがほしい。

ちなみに看護師さんになるための必要な支援の金額。もちろん、彼女が他の奨学金をゲットするなどすればその額は減るのですが、最大値をこの日の前の晩チャンディさんに確認していました。看護師さんだけでなくお医者さん、先生などのケースも確認しました。

幸いにも金額は天文学的数値ではなく、安田が仕事をがんばってたくさん稼げばできなくはないものでした。だから答はもう決まっていたのです。彼女が勉強を続けたいのなら私は支援を続けようと。

「がんばりなよ。」と伝え、「来年また会おうね」と言葉を残してさようならをしました。安田は胸の中が熱くなっていました。仕事がんばらなくっちゃ。

 

会えなかった2020年。でも写真とお手紙が届きました(2021年)

「来年また会おうね」という約束は新型コロナウイルスの影響で果たせず。でも今年2021年の5月。チャンディさんから写真が届きました。

「おぉ!!手にはカンボジア自転車プロジェクトの本が!!」

そう、実は2020年のプロジェクトの物資を送るときに、本を10冊ほど同封したのです。そのうちの1冊がリンナちゃんに渡されたのでした。安田は渡航できずとも分身がカンボジアに行ってくれてリンナちゃんに会ってくれた。そんな気分です。

さて、写真を見て「すっかりお姉さんやなぁ・・・」と思いつつ、同封されたお手紙を見て、安田の表情は険しくなりました。

これが彼女からの手紙。レポート用紙にびっしり。もちろん安田には読めませんのでチャンディさんが英語に訳してくれました。書いてあることは以下の通りです。

 

「親愛なるおじさん!

6年間の現金と教材による奨学金の支援に心から感謝します。

私の家族の状況について簡単に書かせてください。私が小さい頃、母は私のもとを去りました。私と兄弟は祖母と一緒に住んでいました。私たち兄弟が小学生だったころは祖母が生活を支えてくれていましたが、収入が少なかったので、私の家族の生活状況はとても悪かったです。

幸運なことに、私は中学校と高等学校でEDF-Cambodiaを通してあなたの奨学金を得ることができました。あなたのサポートは私と私の家族にとって非常に貴重です。それは私が勉強を続けることができたことに加え、私の家族の生活をサポートすることにもつながりました。あなたは私に一生懸命勉強するように励まし、私が勉強することを諦めないよう応援してくれました。

今は高校のクラス54人の生徒の中で3番か4番目のスコアを獲得しています。現在の何世代も続く貧困の悪循環から抜け出し、良い未来を迎えることができると強く信じています。

親愛なる叔父さん、私は今年の終わりに高校を卒業し、看護師になりたいと思っています。しかし私の家族の生活状況を考えると勉強を続けることが難しいのです。だから私は最初は小学校の先生になるために勉強しようと思っています。その試験に合格できなかった場合は、仕事を見つけてお金を節約して看護師になることを目指そうと思っています。

最後に、あなたとあなたの家族が健康で幸せであることを願っています。」

 

「おじさん・・・」という言葉にショックを・・・いえいえ、違います。最後の部分にショックを受けました。家族の生活環境を考えると、もう高校を卒業して働いてほしいと言われているのかもしれません。でも「看護師になりたいと思っています」とも書かれています。

チャンディさんとも相談しました。そしたらこんな返事が返ってきました。

 

リンナは今年高校を卒業します。彼女は看護師になるためにさらなる高等教育で勉強を続けたいと思っています。それは彼女の夢です。彼女はあなたの教育支援を受けて、良い教育結果を得ています。彼女は頭がいい。

EDF-カンボジアは彼女のことをパートナーの「NGOチャイルドドリームカンボジア」に紹介しました。この組織は高等教育のための奨学金を提供しています。高等教育に年間25人の学生に奨学金を提供する割り当てがあり、候補者はカンボジアのすべての地域から選ばれています。奨学金パッケージの金額は年間3,700米ドルです。

 

そこで、彼女に4つのことを伝えてほしいとチャンディさんにお願いしました。

まず、看護師になるための学校の入学試験にがんばってパスしてほしい。

そして、NGOチャイルドドリームの奨学金を是非獲得してほしい。

そして、もしNGOの奨学金にパスできなければ私が代わりにサポートします。

最後に、もし看護師になる試験にパスできなくて、それでも他の高等教育を受けることを希望しているのであれば、それでも私がサポートします。

 

彼女の将来を決めるのは彼女自身。ただその選択肢は多い方がいい。そう考えての伝言でした。彼女の決断。そしてその後の話。お伝えできるようになりましたら、いつか皆さんにもご紹介したいと思っています。

カンボジアの新学期は11月から。あと3か月。しかし新型コロナウイルスの影響でカンボジアも大変なんです。大切な人生の節目。乗り越えなければならないものはたくさんありますが、彼女が夢を諦めなくてすむように願っています。

 

ながながと書いてしまいました。6時に書きはじめたのに、もう今は7時43分・・・皆さん、最後までご覧いただいてありがとうございました。安田、支援を続けるために仕事頑張ります!!もちろん、このクラウドファンディングも達成に向けて広報活動もがんばります!!

 

どうかご支援ください。

宜しくお願いいたします。

リターン

5,000


現地の様子をお写真でお伝えします!

現地の様子をお写真でお伝えします!

・お礼のお手紙
・支援した子どもと自転車の写真
(2名様のご支援で自転車1台を子どもたちに届けます。「あなたの支援した自転車をこの子が乗っている」とわかるように、ギフト写真を用意いたします。)
・現地の様子を写した写真

支援者
18人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2022年2月

6,000


カンボジアのおいしいコーヒーのドリップバッグをお届けします!

カンボジアのおいしいコーヒーのドリップバッグをお届けします!

・お礼のお手紙
・支援した子どもと自転車の写真
(2名様のご支援で自転車1台を子どもたちに届けます。「あなたの支援した自転車をこの子が乗っている」とわかるように、ギフト写真を用意いたします。)
・現地の様子を写した写真
・カンボジア産コーヒードリップバッグ5個

支援者
35人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2022年2月

12,000


【自転車サポーター1台分】自転車1台と修理セットを子どもたちにお届けします

【自転車サポーター1台分】自転車1台と修理セットを子どもたちにお届けします

・お礼のお手紙
・現地の様子を写した写真
・支援した子どもと自転車の写真
※「あなたの支援した自転車をこの子が乗っている」とわかる写真です。子どもたちには自転車に修理セットも付けてプレゼントします。
・自転車に取り付けるお名前(企業名、匿名可)メッセージの入ったプレート(1台分)
・カンボジア産コーヒードリップバッグ10個

支援者
75人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2022年2月

14,000


【自転車1台分+カンボジア自転車プロジェクト本】自転車1台と修理セットを子どもたちにお届けします

【自転車1台分+カンボジア自転車プロジェクト本】自転車1台と修理セットを子どもたちにお届けします

・書籍「カンボジア自転車プロジェクト」1冊
・お礼のお手紙
・現地の様子を写した写真
・支援した子どもと自転車の写真
※「あなたの支援した自転車をこの子が乗っている」とわかる写真です。子どもたちには自転車に修理セットも付けてプレゼントします。
・自転車に取り付けるお名前(企業名、匿名可)メッセージの入ったプレート(1台分)
・カンボジア産コーヒードリップバッグ10個

支援者
9人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2022年2月

24,000


【自転車サポーター2台分】自転車2台と修理セットを子どもたちにお届けします

【自転車サポーター2台分】自転車2台と修理セットを子どもたちにお届けします

・お礼のお手紙
・現地の様子を写した写真
・支援した子どもと自転車の写真
※「あなたの支援した自転車をこの子が乗っている」とわかる写真です。子どもたちには自転車に修理セットも付けてプレゼントします。
・自転車に取り付けるお名前(企業名、匿名可)メッセージの入ったプレート(2台分)
・カンボジア産コーヒードリップバッグ20個

支援者
8人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2022年2月

36,000


【自転車サポーター3台分】自転車3台と修理セットを子どもたちにお届けします

【自転車サポーター3台分】自転車3台と修理セットを子どもたちにお届けします

・お礼のお手紙
・現地の様子を写した写真
・支援した子どもと自転車の写真
※「あなたの支援した自転車をこの子が乗っている」とわかる写真です。子どもたちには自転車に修理セットも付けてプレゼントします。
・自転車に取り付けるお名前(企業名、匿名可)メッセージの入ったプレート(3台分)
・カンボジア産コーヒードリップバッグ20個
・カンボジアの伝統的な巻物「クロマー」

支援者
10人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2022年2月

60,000


【自転車クラブサポーター】自転車クラブ1か所の設立or既存クラブ1箇所の継続を支援します

【自転車クラブサポーター】自転車クラブ1か所の設立or既存クラブ1箇所の継続を支援します

・お礼のお手紙
・現地の様子を写した写真
・自転車クラブにお名前(企業名、匿名可)の入ったプレートの取り付け(自転車クラブ1箇所の新設、もしくは既存施設1箇所へのパーツ補給に充てさせていただきます。)
・子ども達からのありがとうメッセージ動画
・カンボジア産コーヒードリップバッグ20個
・カンボジアの伝統的な巻物「クロマー」

支援者
7人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2022年2月

120,000


【自転車クラブサポーター】 自転車クラブ2か所の設立or既存クラブ2箇所の継続を支援します

【自転車クラブサポーター】 自転車クラブ2か所の設立or既存クラブ2箇所の継続を支援します

・お礼のお手紙
・現地の様子を写した写真
・自転車クラブにお名前(企業名、匿名可)の入ったプレートの取り付け(自転車クラブ2箇所の新設、もしくは既存施設2箇所へのパーツ補給に充てさせていただきます。)
・子ども達からのありがとうメッセージ動画
・カンボジア産コーヒードリップバッグ20個
・カンボジアの伝統的な巻物「クロマー」

支援者
1人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2022年2月

180,000


【自転車クラブサポーター】自転車クラブ3か所の設立or既存クラブ3箇所の継続を支援します

【自転車クラブサポーター】自転車クラブ3か所の設立or既存クラブ3箇所の継続を支援します

・お礼のお手紙
・現地の様子を写した写真
・自転車クラブにお名前(企業名、匿名可)の入ったプレートの取り付け(自転車クラブ3箇所の新設、もしくは既存施設3箇所へのパーツ補給に充てさせていただきます。)
・子ども達からのありがとうメッセージ動画
・カンボジア産コーヒードリップバッグ20個
・カンボジアの伝統的な巻物「クロマー」

支援者
2人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2022年2月

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