◆終了報告◆CAN EATリリースから間もなく1年です
皆様、大変ご無沙汰しております。
株式会社CAN EAT の田ヶ原です。
早いもので、2019年6月~7月にかけて行っていたCAN EATのクラウドファンディングから丸一年が経とうとしています。
その節は温かいご支援と、引き続きサービスのご利用をいただいており、誠にありがとうございます。
Readyforのプロジェクトの終了報告期限が迫ってきましたので、この1年の活動内容の振り返りをし、皆様に感謝をお伝えするとともに、CAN EATがその後どうなったかをお知らせできればと思います。
【CAN EATの今の姿】
「すべての人の食を、おいしく・楽しく・健康的にする」をテーマに、今のCAN EATは「自分の食事制限や好きなもの・苦手なものを登録し簡単にシェアすることができるWEBサービス」として、のべ30,000人のユーザーさんにご利用いただいております。
最初に企画していたサービスは、「自分の食事制限を登録すると、スマホで自分に合った食事を外食で発注できる」というモバイルオーダーサービスでしたが、こちらはPOSレジや原材料データとの連携が必要なことから、まだまだ時間がかかりそうだと感じています。
しかし、食事制限がある方の外食を少しでも快適にするため、今のCAN EATは以下の機能を搭載しています。
◆どんな食事制限にも対応できる項目整備
アレルギー表示対象の28品目以外のアレルギーや、その他の食事制限も、人によってそれぞれ気を付けなければならないレベル感があります。自分の情報を正しく相手に知ってもらうために、NPO法人アレルギーっこパパの会の今村理事長に監修いただき、約700項目に及ぶ質問項目を用意しました。
◆食事制限があっても楽しめる!外食マップ機能
アレルギーや食事制限がある方にとって、一番悩みなのは外食です。社会生活を送る上で、人と食事をとおしてコミュニケーションをすることは避けて通れませんが、多くのお店では原材料の表示がされていません。CAN EATでは、アレルギーがある方のクチコミを集め、「ここのお店なら行けたよ!」という場所を100箇所以上クリップしています。クリップを手伝ってくれる、キュレーターさんも募集しております。
◆SNSや名刺に貼り付けて…食事嗜好のシェアURL
登録した食事制限や食事嗜好は、専用のURLで人にシェアすることができます。QRコードにして名刺に貼り付けるもよし、URLをSNSに貼り付けるもよし。これで、一緒に食事に行く人がお店を選ぶときに、いつでも食事嗜好を確認することができます。飲み会の幹事さんや、秘書さん、デートを企画する方など、「この食事会は失敗したくない!」シーンにご活用ください。
【ロンドンブーツ1号2号 田村淳さんのご利用】
CAN EATは2020年3月に、テレビ東京 ベンチャー祭りで最優秀グランプリを獲得しました。その際に司会進行を務めた、ロンドンブーツ田村淳さんがCAN EATをご利用いただいております。淳さんは、辛いものが苦手なので、食の差仕入れでカレーが提供されることに困っていたとのことです。このご利用がきっかけで、多くの方にCAN EATを認知いただくことになりました。
【BtoB向けサービスの拡充】
CAN EATのサービスのBtoBバージョンも用意し、本格的なビジネスがスタートしました。結婚式などで提供されるコース料理でのアレルギー対応の際、スマートに見えて実はスタッフの方々が多大な労力をかけていることが分かりました。
CAN EATの法人向けサービスは、この業務コストを下げ、また対応の正確性を上げるためのクラウドサービスを販売しており、結婚式以外にも宴会があるホテルや、高級料理店などでご利用をいただいております。
【新型コロナウィルスの影響】
外食のサポートという点では新型コロナウィルスの影響は大きいものの、新生活様式のガイドラインではビュッフェではなく個別の食を提供することが提唱されるようになり、ますますアレルギーをはじめとした食事制限対応の需要は大きくなっていくと考えております。
また、この時期にスタートしたテイクアウトサービスでは、まだまだアレルギー表示が充実しておらず、お子様にアレルギーがあるお母さまはテイクアウトを使いたくても使えない状況が続いています。今後は飲食店の変化に合わせて柔軟なサービス提供を実施していきたいと考えています。
【社内のメンバー】
起業したときは一人で心細いこともありあましたが、たくさんの方に支えていただき、今では7人体制となりました。(社外にもたくさんの協力者の方が支えてくださっています!)業務が少しづつ拡大していくに伴って、
1年間オフィスはもたず、バーチャルなやり取りのみで運営してきましたが、大きな問題もなく、また新型コロナウィルスの影響も最小限に食い止めることができました。
【収支報告】
皆様からご支援いただいた資金は、クラウドファンディングのリターン準備と、開発費に使用させていただきました。
また、ご支援いただいた皆様には2019年10月までにメールまたはお手紙でのお礼と、お約束したリターンをお返しさせていただきました。リリース記念パーティーにご参加いただいた皆様も、ありがとうございました。
手数料 353,787
イベント開催費 135,000
ノベルティ作成費 21,640
発送費 2,895
開発費用 1,982,678
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成立金額 2,496,000
【今後の情報発信】
READYFORでのプロジェクトはこれで一区切りがつきましたが、引き続きCAN EATは食事制限がある人の外食をサポートをするべく、事業活動を続けてまいります。
主な事業活動の内容や進捗については、各種SNSやニュースで発信しております。
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代表田ヶ原のtwitterアカウント: