プロジェクト概要

プロジェクトの終了が報告されました

 

8月初旬に群馬県・富岡市を襲った台風5号。市内にある長学寺の樹齢600年の大銀杏がその被害にあい、倒木してしました。そんな倒れてしまった木を再生・保護を行い、命を繋いでいくためにプロジェクトをスタートします。ご協力どうぞ、よろしくお願いいたします。

 

大銀杏の再生・保護に向けて、プロジェクトをスタートします!

 

 

樹齢600年の大銀杏を襲った危機。ここまで繋がれてきた「虎銀杏」の命をここで途絶えさせたくない。

 

プロジェクトページをご覧いただき、ありがとうございます。群馬県で長学寺という寺の住職をしている生沼善裕です。8月初旬にこの地を襲った台風5号の風雨と腐朽菌の影響で、当寺にある富岡市指定天然記念物の大銀杏が倒木してしまいました。

 

当寺開基「大磯の虎女」の手植えと伝えられ「虎銀杏」とも呼ばれ地元の方々に昔から親しまれていた、根回り8.5メートル高さ31メートルにも及ぶ巨木の大銀杏です。

 

市や樹木医さんや檀家の皆さんの協力により、なんとか木自体の再生への目処が経ってきていますが、資金の部分が不足しています。古い歴史を歩んできた寺に、往古の情緒を添え、共に歩んできた大銀杏を再生保護し、後世に残していきたいと思います。ぜひ皆さんのお力添えをいただければ幸いです。

 

美しい銀杏の姿を再び……。

 

 

木の倒木によって奥の前田家七日市藩の霊廟もお参りできない状態に……。

 

倒木してしまった当日、さほど台風の雨風はひどくはなかったのですが、午前2時半頃に先代住職がゴゴゴ~という音を聞き、はじめは土砂崩れかと思われました。あくる朝、明るくなってから寺周りを見てみたところ、土砂崩れではなく銀杏が倒木していたのを発見しました。

 

これまでも長い歴史の中で、雨風が強いと枝が落ちる、といったことはありましたが、今回の様に倒木に至ることはありませんでした。原因は特定されていませんが、銀杏があったのが角地であったため、風が巻いたのでは?という見解もありました。それに加えて、樹齢からくる根の弱りと腐朽菌による影響もあり、倒木に至ってしまった可能性が高いです。

 

この大銀杏のある場所の階段を上ると加賀藩前田利家5男を藩主とした前田家七日市藩の霊廟がありますが、現在は倒木が階段への道を塞いでしまい、お参りできない状態となっています。そんななか、家臣の墓は実はほとんど損傷せずに山手側へ倒木しました。その一方でお地蔵さんが2体下敷きになり、1体は挟まっていたので、掘り出し救出しましたが、もう一体は完全に下敷きになって未だ埋もれてしまっているのが気にかかる状況です 。幸か不幸か身代わり地蔵となってくれたのかもしれません。

 

木のためにも霊廟とそこへお参りをされる方々のためにも、なんとか再生を目指したいと考えています。

 

霊廟を避けるように倒れた銀杏。霊廟への参拝も行えるよう、整備を行っていきます。

 

 

「虎銀杏」の名で知られる巨大な銀杏の木は、600年に渡りこの地で人々を見守ってきました。

 

当寺開基「大磯の虎女」の手植えと伝えられ「虎銀杏」は、根回り8.5メートル高さ31メートルにも及ぶ巨木の大銀杏です。

 

鎌倉時代、曽我兄弟の死を悲しんだ大磯の虎御前が、建久4年(1193)信州善光寺への途路、当地へ寄り、兄弟の菩提を弔うため一堂を建てました。その時、寺号を高尾寺から長学寺と改めたと言われており、これと同時に虎御前が自らの手で植えたとされるのが、この銀杏です。

 

こうして長学寺の歩みとともに歴史を経てきた大銀杏の先には、前田家七日市藩霊廟があり、ここへ訪れるひとも多くいますが、現在はそこへの道のりも閉ざされてしまっています。

 

長きにわたりこの地で根を張る大銀杏は地域のシンボル的な存在であり、ここで命を途切れさせることなく、なんとか次世代へその襷を繋ぎ、引き続き寺の歴史とともに歩んで欲しいと考えています。

 

銀杏とともに長い歴史をともにしてきた長学寺

 

 

大銀杏の再生・保護プロジェクトの詳細

 

■これまでの取り組み

倒木2日後に8月10日に根の乾燥を防ぐことが急務なため檀家造園屋に依頼し、寒冷紗と麻袋を根にかけ保護をしました。銀杏の周りには前田家家臣の石塔がありましたが、檀家石材店に依頼し、工事に入れるように移動を行いました。9月中頃に文化財審議委員の協議等を経て再生保護の方針が決まり、9月末に樹木医と森林組合にて工法の検討が行われました。

 

費用を抑えるため、寺役員にて3日間枝切りと枝の搬出作業を行いました。10月中旬樹木医治療方法を検討し、11月に仕様書が仕上がり、これを施工業者に確認してもらい見積もりを出していただくことになりました。11月24日に見積もりが文化財審議委員会にて審議され、11月30日に工事開始の打ち合わせを役所、樹木医、森林組合にて現地にて行いました。

 

予算の都合もあり、檀家の方々の協力で自分たちでできる作業を進めています。

 

■これからの取り組み

今回のプロジェクトで取り掛かりたい部分は、再生保護部位の治療および周辺の土壌改良、そして再生保護部位以外の撤去となります。

 

まずは、森林組合にて再生箇所以外の伐採及び搬出作業。その後、根の周りに樹木医が入れるほど掘削し健全な根が残っている残株を取り出して移植させ、大幹の枯死株の除去と治療を行います。最後に引き起こし作業と根回りの土壌改良という再生保護工程になります。おおむね1か月の工事となる予定です。

 

できる限り檀家さんや地域の方へ協力していただき、再生に向けた動きを取ってきましたが、ここからはどうしてもプロの作業となり、全体で約570万円程の費用がかかることが予想されています。指定文化財ということで、市からの補助もありますが、それではまかないきれない状況です。ぜひ皆さんのお力添えをお願い致します。

 

本格的な保護・再生に向けて、プロの手が必要です。

 

 

地域のシンボルでもある大銀杏を守り、後世へ残していくことで、その歴史も守っていきたい。

 

前田家七日市藩霊廟のふもとで600年という長い年月見守ってくれていた大銀杏です。虎銀杏、逆さ銀杏とも呼ばれ親しまれ地域のシンボルの一つでもあったと思います。歴史ある寺に往古と情緒を添えてきた銀杏なので、その生命の強さと大きさをまた 新たな歴史として伝えていければと思います。

 

また大銀杏は、葉が落ちると一面が黄金の絨毯のようになり、それは美しい風景となります。そんな紅葉の写真を撮りに来られる方が多く、県内外にそんな紅葉を楽しみにしておられた方々が多くいるかと思います。

 

その光景はいまはもう見ることはできませんが、大銀杏の再生を願うとともに、その一部を残すことで、その歴史を後世に残し、いつか生き残った部分からまた紅葉を楽しめる時代が来ることを願いたいと思います。ぜひ次の世代への新たな一歩に向けて、ご協力よろしくお願いいたします。

 

檀家の皆さん、地域の皆さんとともに、地域のシンボルの再生を目指します!

 


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