このプロジェクトでは継続的な支援を募集しています
「防衛技術博物館を創る会」のマンスリーサポーターを募集します!
マンスリーサポーター総計
プロジェクト本文
はじめに
|人生をかけた挑戦!?
ページをご覧くださりありがとうございます。NPO法人「防衛技術博物館を創る会」代表の小林雅彦です。私は静岡県御殿場市で自動車整備会社「カマド自動車」を営むかたわら、御殿場市内に近現代の陸上装備品を展示する「公設の防衛技術博物館」創立を目指す、NPO法人の代表を務めています。
自動車修理・鈑金塗装業を営む家に生まれ、幼少期より機械に囲まれ育った私は、人一倍の機械好き。さらに「御殿場」という本州最大の東富士演習場と日本でも有数の陸上自衛隊駐屯地を持つ立地から、特に戦車に対する憧れを強く持ち、物心つく頃には「日本には戦車を展示する博物館が何故ないのか」、常に疑問を感じていました。
※「御殿場」という本州最大の東富士演習場の表現について(https://www.fujisan-net.jp/post_detail/%E5%8C%97%E5%AF%8C%E5%A3%AB%E6%BC%94%E7%BF%92%E5%A0%B4%E3%81%A8%E5%85%A5%E4%BC%9A%E6%85%A3%E8%A1%8C)
飛行機や鉄道を展示する博物館はあっても、戦車が展示された公設の博物館は日本にはありません。自衛隊駐屯地に広報展示されている戦車や火砲も雨ざらしの状態が多く、古くなれば廃棄される運命です。技術立国日本の技術の粋を集めた世界に誇る工業製品であるはずの国産防衛装備品が残っていないのです。敗戦国として旧日本軍の兵器が破棄された経緯は仕方がないとしても、長年に渡り国防の任務を全うした戦車や火砲が駐屯地から溶鉱炉に送られるために送り出される姿を見るのは、悲しく忍びないものです。
そこで同じことを感じていた有志により、2011年にNPO法人を設立し活動を開始しました。これまでに2014年、2019年、2022年と、3度にわたりクラウドファンディングに挑戦し、おかげさまですべて目標を達成。幻の国産四輪駆動車「くろがね四起」の復元と、「九五式軽戦車」の買い取り、そして日本への里帰りを実現してきました。
そしていよいよ、私の人生をかけた挑戦である「公立の防衛技術博物館」創設へ向け準備を進めるため、この度継続寄付プロジェクトをスタートしました。
|防衛技術博物館創立への想い
現在は、機械産業遺産として、多くの重工業製品が日本をはじめとして世界各国で保存、展示されています。天然資源に乏しい日本は、技術産業大国として現在の繁栄を享受している反面、過去の重工業製品を保存、展示する取り組みは先進各国(日本と同じ敗戦国であるドイツと比べるとその差は明らか)に比べ、残念ながら大変遅れているのが現状です。
このままでは、産業大国日本の将来を背負う子供たちに、先人の偉大な努力や成果を伝えることはできません。
現代から見れば骨董品である、日本刀や火縄銃も当時の最新技術の到達点であり、現在歴史博物館等で見学できることはすばらしいことです。同様に、国産の戦車や火砲などの防衛装備品は後世に残すべき価値のある機械産業遺産と考えています。
しかし、一般的には防衛装備品は「兵器」と認識され、現行法上で民間団体が扱える範囲には限りがあります。
このために私たちは機械産業の継承、発展と、防衛意識の向上に寄与することを目的に2010年から活動を始め、2012年から「特定非営利活動法人 防衛技術博物館を創る会」として活動を開始、10年以上にわたり「公立の防衛技術博物館」を日本に創るべく活動しています。
これまでの歩み
|4度のクラウドファンディングに挑戦
私たち「防衛技術博物館を創る会」は、これまで3度にわたりクラウドファンディングに挑戦してきました。1度目は、幻の国産車「くろがね四起」を復元するプロジェクト(2014年)。まだまだ世間にクラウドファンディング自体が今ほどは浸透していない中、さらにはじめての挑戦だったにもかかわらず、765名の方々から13,241,000円のご支援をいただくことができました。
2度目は、日本国内に一台も現存しない「九五式軽戦車」を、イギリス人の愛好家から買い取るためのプロジェクト(2019年)。5000万円という大きな目標金額を掲げての挑戦でしたが、最終的に2,052名の方々から59,995,000円という、大きなご支援をいただきました。
3度目は、「九五式軽戦車」を英国から日本へ里帰りの実現のためのプロジェクト(2022年)。1036人の方々から、目標金額の1500万円を大きく上回る、27,410,000円のご支援をいただくことができました。
4度目は、戦後復興の生き証人、九五式軽戦車改造ブルドーザーを次世代へ!(2024年)。783人の方々から、目標1500万円を上回る、18,330,000円のご支援をいただき、現在「九五式軽戦車改造ブルドーザー」の修復作業に取り掛かっています。
|「くろがね四起」の復元プロジェクト
「くろがね四起」は、約2年半にわたるプロジェクトを経て、無事に復元することができ、2016年9月にはクラウドファンディングの支援者様をお呼びしたお披露目会を御殿場市内にて実施しました。
|「九五式軽戦車」の修復、そして日本への里帰りを実現
2019年に買い取りが実現した「九五式軽戦車」は、欧州での10年以上に渡る修復作業を終えて、イギリスのボービントン戦車博物館にて日本人からの貸与品として展示され、3度目のクラウドファンディングのご支援のもと、2022年12月についに日本への里帰りが実現しました。
■九五式軽戦車のこれまでの歩み
2022年12月、「九五式軽戦車」は18年ぶりに生まれ故郷である日本の港に降り立ちました。1ヶ月以上エンジンを始動していなかったので、問題なく動くかとても心配していたのですが、すんなりとエンジンがかかりスルスルと自走することができました。その後、戦車は無事に一時保管場所である静岡県御殿場市に到着しました。
|「九五式軽戦車改造ブルドーザー」の取得、修復を実施中!
2023年夏に、驚くべき情報が支援者さまと通じて寄せられました。終戦直後に戦車をブルドーザーに改造した「更生戦車」の生き残りが北海道にあるので、当会で買い取って修復して欲しいとう内容でした。この「九五式軽戦車改造ブルドーザー」を御殿場まで運び、博物館収蔵のために修復するプロジェクトを立ちあげ、2025年5月のお披露目会へ向けて修復作業中です。
私たちの挑戦に多くの方々がご賛同くださり、「くろがね四起」の復元と「九五式軽戦車」の里帰り、「九五式軽戦車改造ブルドーザー」修復スタートが実現できたことを、心から誇りに思っています。改めて深く感謝申し上げます。
おかげさまで、いよいよ「(仮称)防衛技術博物館」の設立に向けての土台が整い始めてきています。
|新たなる挑戦!「九七式中戦車」の米国からの里帰り計画をスタート!
2024年3月には、米国テキサス州の「太平洋戦争国立博物館」から、第二次世界大戦で日本軍の主力戦車であった「九七式中戦車」の里帰り交渉がまとまり、現在日本へ向けての帰還作業の真っ最中です。今回の米国から日本までの輸送費は、マンスリーサポーター様のご支援でカバーしたいと考えております。
このプロジェクト実現には、現在の2倍のマンスリーサポーター様のご支援が必要と見込まれます。マンスリーサポーター様、600名の登録を目指して応援をよろしくお願いいたします!
いただいたご支援の使い道
私たちの最終目標は、公設の「(仮称)防衛技術博物館」を設立し、これまでクラウドファンディングを通じて皆さまと一緒に修復・買い取りを実現してきた「くろがね四起」「九五式軽戦車」を含めた国産防衛装備品等を保管・展示することです。
そのためには安全性が高く、また大型車両を多数保管するための展示棟やバックヤード倉庫、整備工場等を確保する必要があり、もちろん費用も大きくなります。理想的な世界基準の公設博物館の設置には、10億円から20億円もの費用が掛かると試算されています。
※10億から20億の金額の開きは、20トンクラスの天井クレーンを有する整備工場の設置の有無など、理想と現実解のギャップです。
このような巨大な官民共同プロジェクトが結実するまでには、まだまだ時間が掛かります。そこで博物館設立に向けた活動、あらたな収蔵車輛の里帰りに向けた調査活動、そして現時点で我々が所有する車両を維持管理していくためのメンテナンス費用等を継続的に支えていただけないかと思い、継続寄付を募ることにしました。
いただいたご支援は「(仮称)防衛技術博物館」の設立に向けた費用など、会の活動費用全般に使わせていただきます。
皆さまからのあたたかいご支援をお願いいたします。
静岡県北駿地域は、本州最大の東富士演習場と四つの陸上自衛隊駐屯地が所在し、富士山と箱根に囲まれ、東京からクルマで約1時間の好立地です。年間1000万人以上が訪れる日本でも有数の御殿場プレミアムアウトレットもあり、観光流入人口が多いことでも有名です。また、隣接の小山町には富士スピードウェイがあり、裾野市にはトヨタの実験都市ウーブンシティが建設中です。
※本州最大の東富士演習場という表現について(https://www.fujisan-net.jp/post_detail/%E5%8C%97%E5%AF%8C%E5%A3%AB%E6%BC%94%E7%BF%92%E5%A0%B4%E3%81%A8%E5%85%A5%E4%BC%9A%E6%85%A3%E8%A1%8C)
そんな御殿場周辺地域こそ、「(仮称)防衛技術博物館」の設置にふさわしい場所だと考え、私たちは2010年から国、防衛省、地元自治体への提案と交渉を続けてきました。現在は「(仮称)防衛技術博物館建設推進連絡協議会」と連携しながら2027年の開館を目指し、計画を進めているところです。
博物館設置時には今回里帰り実現を果たした果した「九五式軽戦車」をはじめ、「くろがね四起」など数台のソフトスキン車両(通常のトラックなどを指します)が既に待機状態です。現在は非公開で倉庫に保管中のこれらの車両を一時展示する準備館が整えば、支援者さまをはじめ一般に公開して随時見学していただけるようになります。
これに自衛隊からの譲渡又は貸与車両を加えて、最初は10台程度の展示からスタートして、最終的には60台~100台ほど収蔵する世界的に見ても恥ずかしくないレベルの博物館の設立を考えています。
小林雅彦からのメッセージ
私たちは13年にわたる活動の中で、地元自治体や国との連携を強めながら、博物館建設計画を少しずつ具体化してきました。
2014年「くろがね四起」修復プロジェクト、2019年「九五式軽戦車」買取プロジェクト、2022年「九五式軽戦車」里帰りプロジェクトを経て、「どうせ無理」という"諦め"を覆せるだけの実績と信頼を積み重ねてきたという自負があります。海外での博物館展示品は長い時間を掛けて、数々の失敗を乗り越えて実現したモノばかりです。なぜか日本国内で我々が接する海外の情報は成功事例であることが多く、一方の国内では失敗事例が大きく取り上げられる傾向があります。
日本には、飛行機や鉄道を展示する博物館はあっても、戦車が展示された博物館は1つも存在しません。日本製の戦車や自動車は、日本の技術力と技術者の想いが詰め込まれた「機械技術遺産」といえます。
「日本に無い」=「出来ない」ではなく、明治維新以降の近代工業の歩みの中での防衛技術遺産を展示する博物館を、これからみなさんと一緒に作り上げていくことが令和の時代に生きる我々の使命だと考えております。
自国の技術遺産は誇りをもって自国民で守る。私たちは皆さまと共に、先人たちの努力の結晶である戦車や火砲などを次の世代に残し伝えたいのです。私たちと共に「(仮称)防衛技術博物館」を創ってみませんか?
NPO法人「防衛技術博物館を創る会」代表理事
小林雅彦
<留意事項>
・ご支援にあたり、利用可能な決済手段はこちらをご覧ください。(リンク)
・本プロジェクトでは、お1人様1コースへの支援となります。複数コースへのご支援は出来兼ねますのでご了承ください。
・本プロジェクトでは、毎月の継続的なご支援を募集しています。初回ご支援時に1回目の決済が行われ、翌月以降は毎月10日に決済が行われます。ご支援に関するご質問は、こちらをご覧ください。(リンク)
・ご支援確定後の返金は、ご対応致しかねますので何卒ご了承ください。翌月以降のキャンセル(解約)については、こちらをご覧ください。(リンク)
・コースを途中で変更することはできません。お手数をおかけしますが、一度支援を解約していただき、ご希望のコースに改めてご支援ください。支援の解約方法は、こちらをご覧ください。(リンク)
・ ご支援完了時に「応援コメント」としていただいたメッセージは、本プロジェクトのPRのために利用させていただく場合があります。
- 寄付金が充てられる事業活動の責任者:
- 代表理事 小林雅彦(NPO法人防衛技術博物館を創る会)
- 団体の活動開始年月日:
- 2010年2月11日
- 団体の法人設立年月日:
- 2011年12月20日
- 団体の役職員数:
- 10〜29人
活動実績の概要
活動開始以来、地元御殿場市への公設博物館設置へ向けての働き掛けを続けた結果、2022年には御殿場市長を会長とする「(仮称)防衛技術博物館建設推進連絡協議会」が発足。この間、日本陸軍が開発した幻の四輪駆動車「くろがね四起」修復実現や、「九五式軽戦車」の英国からの里帰りも実現させ、地元でも着々と認知が進んでいます。2023年度は公設博物館実現に向けた具体的な動きがみられると感じており、今回マンスリーサポーターを広く募集させて頂く運びとなりました。
あなたのシェアでプロジェクトをさらに応援しよう!
プロフィール
NPO法人「防衛技術博物館を創る会」の代表。他の国には当たり前のようにあるのに、なぜか日本には無い戦車博物館を設立するために奔走中です。
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プロフィール
NPO法人「防衛技術博物館を創る会」の代表。他の国には当たり前のようにあるのに、なぜか日本には無い戦車博物館を設立するために奔走中です。
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