プロジェクト概要

 

これまで、日本人は「技術遺産の保存が下手」だといわれてきました。確かに、戦車、戦闘機等の中には、せっかく里帰りしても結局手放すことになってしまったものもあります。

 

しかし私たちは過去の失敗を教訓に、里帰りの前提として、「公設の博物館の建設」を企画しています。持続可能な保管・展示体制の、"道筋" は見えつつあるのです。

 

【自国の技術遺産は、自国で守る】。

 

日本でもそれができると証明できれば、他の軍事遺産の帰還・保存の未来もひらけます。

 

ーー平成の最後にすごいプロジェクトがあったから、いまこの戦車は実物が見られるんだよ。

 

いつか令和生まれの "新世代" に、そんなことを語れる日を思い描いて。

 

最後まで諦めず、達成に向けてひた走ります。

 

#九五式の里帰り 実行者:小林雅彦

 

《追記(4/25)》

あと1週間を切り、SNS等で情報拡散が広がる中で、根本的な部分へのご質問をいただきましたので、改めて明記いたします。

 

■今回の資金の使い道

九五式軽戦車の「買い取り費用」に充てさせていただきます。

※本来の買い取り額は約1億円で、差額は自己資金や別途募った寄付でまかないます。

 

まずは、みなさまのご支援で、九五式車両を日本人のものとして買い取ること。それが、将来の日本への里帰りの、大きな大きな第一歩となります。

 

改めて、達成に向けて、引き続きどうかよろしくお願い申し上げます。

 

 

①クレジットカード支払いの場合

②銀行振込の場合

 

 

 

私たちは、静岡県御殿場市に、日本初・公営の「防衛技術博物館」を設立するべく、約10年にわたり活動を続けているNPOです。

 

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博物館の収蔵品第一号として、今回購入を予定しているのが、かつて日本で一番多く生産されたにもかかわらず、国内に一台も存在しない「九五式軽戦車」。

 

現在、イギリス人の愛好家のもとにある一台を、まずは私たち日本人の手で買い取るためのクラウドファンディングです。

 

✔️ 今回、九五式戦車を買い取ることができれば、当面はイギリスの「ボービントン戦車博物館」にて、日本人からの貸与品として展示します。

 

✔️ そして将来的に「防衛技術博物館」が完成するなど、受け入れ態勢が整えば、日本への里帰りが叶う予定です(今回はその前提となる、「買い取り」のための資金を募るプロジェクトです)。

 

✔️ 4月30日までにクラウドファンディングが達成せず送金ができなければ、車両はロシアか中東の石油王など、他国のマニアの手に渡ってしまう見込みです。

 

✔️ 車両は、すでに完全修理済みで、当時のエンジンのまま走ることができます。

 

✔️ 買い取り価格は、約1億円。クラウドファンディングで5000万円が集まれば、あとは別で募った寄付と自己資金でまかないます。

 

 

 

九五式軽戦車は、日本陸軍が昭和10(1935)年に制式採用した戦車です。通称「ハ号」。

 

日本戦車として初めて計画時から三菱製空冷ディーゼルエンジン(A6120VD型)を搭載し、北は千島列島から、南はマーシャル諸島まで日本軍が展開したすべての地域で、頼もしい相棒として運用されました。

 

戦前戦後を通じて、日本戦車としては一番多い2300台以上が生産されたにも拘らず、国内には一台も現存しません。

 

今回、私たちが買い戻そうとしているのは、ミクロネシア連邦ポンペイ島で、地上戦を戦うことなく終戦を迎えた車両です。

 

1981年、ポンペイ島から日本に返還されたものの、保存場所の閉館により、2004年にイギリス人愛好家O氏の手に渡ってしまった……という数奇な運命を背負った一台です。

 

現役時代、富士演習場にて走行中の九五式軽戦車
ポンペイ島に残された九五式軽戦車たち(2016年現在の様子)
イギリスに向けて旅立つ九五式軽戦車

それから10余年。

 

当のO氏から私たちに、「やはりこの戦車を購入しないか?」と連絡があったのです。

 

▲画像クリックで、拡大表示が可能です。

→→九五式軽戦車の詳しい来歴については、こちらもご覧ください。

 

 

 

10年にわたる修理が完了。

外装も内部も当時のまま。当時のエンジンで、「走る」車両です!

 

2005年に英国に到着した車両は、当初想像していたよりも状態が悪く、英国内での作業を断念したO氏は、すぐに修理をポーランドの専門業者に託しました。


以降、O氏は10年以上にわたって修復に費用を注ぎ、完成まであとわずかというところまで至っていました。しかし、彼は他にも多くの修復車両を抱えているため、最終的にこの修理を断念しようとしていたのです。

 

それを知った我々は、有志による寄付をお願いし、2018年初夏に修復作業継続のための資金をO氏に送金しました。

 

これにより修理は再スタート。エンジンも完全オーバーホールされ、2019年3月には、試験走行にも成功しました。

 

修理は、膨大な量の当時の資料をもとに進められている。我々も翻訳やアドバイス等をお手伝い(右:小林)
修理工場の方々と、打ち合わせ(中央:小林)
修理前の九五式軽戦車。内部を見ると、ポナペ島に残された車両の中でも一番状態が良い(部品が盗まれたり、無くなったりしていない)ものが選ばれ、返却されたのだと分かる

 

偶然のタイミング。破格の値段。

くろがね四起の実績が信頼に。「私たちだから」買い戻す権利を得られた。

 

九五式の現在の持ち主であるO氏は、これを手放すことを考えたとき、当初は中東の石油王か、ロシアのマニアへの売却を検討していたそうです。しかしその最中、ふと私たちNPOの存在が頭に浮かんだといいます。

 

実は彼は、私たちが2014年に実施した「くろがね四起修復プロジェクト」にも協力いただいていました。

 

その繋がりから、修復作業の経過もご覧になり、我々が口だけでなく、この歴史的遺産を保存してゆく能力も組織力も持ち合わせていると判断し、「本来あるべき場所にこの戦車を返すべきだ、と考えが変わった」と伝えてくださったのです。

 

買い取り価格は、約1億円。値段だけ見れば、決して安い額ではないかもしれませんが、すでに外装はもちろん内部も完全に修理が済んでおり、当時のエンジンのまま走る車両です。ここまでにO氏がかけた費用を考えれば、1億円で買えるというのは破格と言えるのではと思います。

 

そもそも、このような貴重な車両が市場に出る(しかも、オークションではなく、持ち主から優先的に買取の権利を得られる)ことは滅多にありません。いくらお金を積もうとも、普通であれば「チャンスがない」のです。

 

だからこそ、今回のO氏からの申し出は、まさに我々日本人に与えられた運命的なチャンスであり、試練であると考えています。

 

私たちは、その期待に応えたいのです。

 

※クラウドファンディングで5000万円が集まれば、あとは別で募った寄付と自己資金でまかなう予定です。

 

クラウドファンディングによって修復が叶った、くろがね四起
走行お披露目会には、大勢の方が詰めかけてくださいました。

 

 

 

ご挨拶が最後になりましたが、改めまして、実行者の小林雅彦と申します。

 

静岡県 御殿場市で自動車会社「カマド自動車」を営んでいます。そのかたわら、日本で初となる「公営の防衛技術博物館」創立を目指す、NPO法人の代表も務めています。

 

10年にわたる活動の中で、地元自治体や国との連携を強めながら、博物館建設計画は少しずつ具体化してきました。

 


その過程で、5年前に実施したのが、戦前の国産車「くろがね四起」修復のためクラウドファンディングでした。

 

このときは、765人もの方が、この修復プロジェクトが必要だ、と賛意を示してくださいました。その「民意」を後押しに、防衛技術博物館の実現に向けても、大きく風向きが変わったのです。

 

私たちは、くろがね四起のプロジェクトを経て、「どうせ無理」という"諦め"を覆せるだけの実績と信頼を積み重ねてきたという自負があります。だから今回のプロジェクトも、成功すれば、この戦車一台の里帰りにとどまらない意義があるはずです。

 

自国の技術遺産は誇りをもって自国で守る。私たちは、新たな歴史を作っていきたいのです。

 

横浜くろがね商会の元工場長、駒井欣策さん(故人)と。当時の技術に直接関わっておられた方との交流の中で、「やはりこの技術遺産は日本で守っていきたい」との思いを強くしました。


ただ、もう、時間がありません。

 

今回は金額も非常に大きく、イチがバチかの大挑戦です。

 

自己資金の捻出はもちろん、オフラインでのご寄付集めも含めて、すでに打てる手はすべて打ったつもりです。最後の一手が、このクラウドファンディングであり、この成功に賭かっています。


一緒に、日本の技術遺産の歴史を作っていきませんか。

 

どうかあたたかいご支援を、よろしくお願いいたします。

小林雅彦

 

ポナペ島にて(左:小林)。今回も、南国の風雨にさらされて痛んでいた車両を、上掲の写真のように完全に修理するところまで至りました。あとは買い取り、だけ……!

 

 

 

さまざまな分野の著名人の方々からも、プロジェクトに応援をいただいております。その一部を、ご紹介させてください。

 

▼クリックで、各氏からのメッセージ、お写真等のページに飛びます。

松本零士氏(漫画家)

石坂浩二氏(俳優)

押井 守氏(映画監督)

中上育実氏(ナレーター、声優)

モリナガ・ヨウ氏(イラストレーター)

田宮俊作氏(株式会社タミヤ会長)

 

 

▼最新動画:押井守監督からの応援メッセージはこちら

 

「資料はたくさんあるけど、目の前にある鉄の塊が一番雄弁なんだよね」

「九五式軽戦車が好きかどうかは関係ない」

 

 

 

 

■リターンのご紹介

1万円:展示の報告レポート とは

10万円:九五式記念小冊子 とは

100万円:実物キャタピラ(履板)とは

500万円:①ボービントン戦車博物館をご案内 ②九五式実物部品 とは

 

■今回購入予定の「九五式軽戦車」はどんな車両?

九五式軽戦車が辿ってきた歴史

九五式の中はどうなっている?

なぜ日本で修理しないのか?

 

■みなさまからの疑問・ご意見にお答えします!

戦前の遺産は、海外にあった方が良いのでは?

京都嵐山美術館の「失敗」の、二の轍を踏むのではないか?

日本に里帰りした兵器は「不幸」ではないか?

 

本当に5,000万円も必要なのか?

 

・なぜわざわざイギリスの車両を買い取る?

タイにある車両ではだめなのか?

ミクロネシア ポナペ島にある車両は持ち帰れないのか?

日本戦車は所詮、弱かったのでは?

 

防衛技術博物館は実現するのか?そこには自衛隊車両も保管されるか?

戦車を日本に輸入できるのか?

 

■戦車の修理状況レポート(メカっぽい写真&動画が満載です!)

2/1 エンジン復活!台上試運転

2/22 車体にエンジン搭載

2/25 車体、組み立て中

2/28 操行装置リンケージ、組み付け完了

3/5 整備要領書の翻訳作業

3/8 エンジン冷却用シュラウド取り付け

3/11 運転席ダッシュボードのマップランプ再生

3/13 エンジン、車上試験成功

3/14 74年振りに自分の力で走りました

3/17 2回目の試運転

3/22 燃料フィルターの取り付け

4/14 仕上げの真っ最中!

 

▲2度目の試運転の様子

 

■メディア掲載情報

産経新聞ウェブ

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