プロジェクトも残り70日を切り、いよいよ中盤戦に突入します!

 

本日現在の達成率は14%となり、毎日多くの方からご支援が寄せられています。本当にありがとうございます。

 

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昨日は、アダムス家所有の車両(九五式は14台)をご紹介しました。

 

一方で、ミクロネシア連邦政府所有の戦車というのも、1台だけ存在します。旧郵便局に展示されている、この一台です。

 

 

これは、昭和56年に2台の戦車が日本へ運ばれ、一台を嵐山美術館が取得する代わりに、綺麗にお化粧直しされてポナペ島に返還された残りの一台です。ご覧のように見る影もなく、折角のお化粧直しも跡形なく、寂しい限りですが……。

 

そして、島内には実はもう一台、ジャングルに放置された九五式の車両が残っています。

 

 

現在はこの土地の所有者である農家が所有している、アダムス家所有でない唯一の個人所有の戦車です。

 

来歴を農家の方に伺うと、終戦直後にアメリカ兵が面白半分にここまで乗って来たら故障してしまい、困って道路脇の窪地に乗り捨ててそのまま放置されたとのこと……。

 

日本人へ譲渡しても良いとお話して下さるのですが、輸送から荷役まではポナペ島ではアダムス家の独占職域なので、やはりアダムス家の承諾がなければ港まで運ぶ手段がありません。

 

 

ということで、現在ポナペ島には九五式軽戦車は16台確認されています。内14台はアダムス家所有、連邦政府所有が1台、農家の敷地に1台という形です。

 

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アダムス家のご子息たちには、この旅を通して、何度も私たちの気持ちを伝えてきました。私たちが日本に戦車博物館を創りたいということも伝えています。

 

それに対する、最終的な回答は、

 

「父の夢でもあるので兄弟で相談した。きっと父が生きていたら賛成しただろう。しかし、かつて日本に送った戦車が英国に渡ったと聞いているので、兄弟の中で意見が割れている」。

 

車両を大切に思ってくださっているからこそのアダムス家のお気持ちも、十分に分かります。

 

だからこそ今回私たちは、まずお申し出のあったイギリス人O氏からの買い取りを実現させ、その実績をもって、アダムス家からの信頼も勝ち取りたいと考えています。

 

今回のプロジェクトが実現したならば、自分はもう一度アダムス家の方々に日本人の誠意をお届けするために、ポナペ島を訪問しようと思っています。

 

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全7回でお送りしてきたポナペ島のレポートですが、今回でいったん終了です。

 

ミクロネシア、日本、英国との国境を越えて戦車が繋ぐ不思議なご縁を取り持つプロジェクト。何としても達成のため、引き続きのご支援、どうかよろしくお願いいたします。

 

実行者:小林 雅彦

 

 

《戦車探しの旅・ポナペ島との交渉の軌跡 記事一覧》

 

第①回

第②回

第③回

第④回

第⑤回

第⑥回

第⑦回(本記事)

後日談

2回目訪問時のお話

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