プロジェクト概要

南紀屈指の薬師霊場~大泰寺(だいたいじ)~

はじめまして。大泰寺の住職 西山十海です。私が住職を務める大泰寺は、マグロと温泉、日本一の落差を誇る那智の滝で有名な和歌山県那智勝浦町にあります。比叡山の開祖・最澄によって開かれたと言われ、開創1200年、南紀地方 屈指の薬師霊場です。

(*那智の滝は直瀑としては落差日本一である。那智勝浦町ホームページより。)https://www.town.nachikatsuura.wakayama.jp/forms/info/info.aspx?info_id=28981

お寺の縁起によりますと、1200年ほど前に地元の人々を苦しめる大蛇を封じるため比叡山の開祖 最澄様が柳の木より薬師如来を彫り上げ、お祀りしたのが大泰寺の始まりだそうです。

 

現在の本尊 薬師如来様には1156年(保元元年)の銘があり、最澄様が彫ったものではありません。しかし、平安時代の典型的な定朝様のやわらかなお姿に、金箔押しが一般的であった当時にあって、金泥塗りという最先端の彩色を施した仏像様は、美術的にも文化財的にも貴重なもので、国の重要文化財の指定を受けています。

 

その他にも、以前クラウドファンディングを通じて得たご支援により修復を果たした鎌倉期の毘沙門天・不動明王像や十二神将を有しており、貴重な仏像の宝庫であります。

 

開かれたお寺を目指して

昔は地域の寄り合いやお祭り、子ども達の発表会など、ことあるごとに人が集まり、日常的にもかくれんぼやおいかけっこで遊ぶ子どもの声が絶えなかったお寺が、現在ではどこか敷居の高い場所となってしまい、訪れる人もまばらになってしまいました。

 

 

お寺=「住職さんのお家」という固定観念が、いつのまにか定着してしまった気がします。地域で愛され、自由に利用して頂けるお寺を目指して、様々な取組みをしてまいりましたが、イベントのみならず、個人やペアなどの少人数のグループにも、お寺を身近に感じ利用して欲しいという思いを、ずっと抱いていました。

 

 

そこで、大泰寺の書院を利用して、宿坊を開くこととしました。まずは、興味のある方に泊まって頂き、ゆっくりとお寺の風情を味わい、また素晴らしいご仏像様達とも、時間を気にすることなく語らって頂ければ幸いです。

宿泊室

 

よみがえりの地 熊野で味わう禅の妙味

実は大泰寺には、とても珍しい特徴があります。それは、たくさんの仏像を有する歴史ある寺院ながら、禅の体験が出来るという所です。大泰寺は、比叡山の開祖 最澄が開祖ですので、天台宗の寺院として始まっています。しかし、どういう経緯かわかりませんが、江戸時代、紀州が徳川御三家となってから臨済宗へと改宗しています。

 

普通、禅寺で見るアートといえば水墨画と庭園で、仏像を多数所有しているということは、あまりありません。また、反対に密教系のお寺で水墨画や庭園を多数鑑賞できるお寺というのも、あまりないでしょう。

 

その両方を、今観光客の視線が熱い「よみがえりの地」熊野で体験できるのは、大泰寺しかないのではないかと密かに自負しています。

 

もちろん、座禅の体験や禅にまつわるお話をさせて頂くことも可能です。

 

宿泊だから味わえる体験

前回行ったクラウドファンディングの結果、支援してくださった方の何名かがお寺を訪ねてくれました。しかし、仏像見学会や開眼法要のおりで、ゆっくりとお話ししたり、お寺をご案内したりすることができず、申し訳ない気持ちになりました。宿泊して頂ければ、ゆっくりとお話をし、心ゆくまで仏様を拝顔して頂くことができると考え、宿泊施設として利用できる準備を進めてきました。

 

また、宿泊することで初めて見たり、聞いたりできる体験もあります。例えば、大泰寺の本堂には那智の浜を描いた襖絵がありますが、この襖絵が最もきれいに見えるのは早朝です。朝日のもとで見る襖絵は真に迫るものがあります。那智の浜を囲む山々から朝靄が降りてくるような心持ちがします。これは宿泊でないと体験できません。

また、大泰寺は独立丘陵の上にあり、周りに民家が少ないため、夜には満点の星空が広がります。そして草間の虫のオーケストラは、夜にしか聞こえません。

 

宿泊だからできる体験をぜひ味わってみてください。

 

リターンについて

宿泊のチケットを基本にしています。有効期限はなく、使いたい時に使ってもらって結構です。1棟貸しですので、チケットがあれば、その日は定員の8名まで泊まることができます。

 

宿泊室として6畳間が2つと、4畳間が1つ、休憩や食事などのため16畳間が1つ使えます。専用の風呂、トイレがついております。予約はインターネットのサイトを通さず、お電話かメールでご予約ください。当日、代金の代わりにチケットをお渡しください。

 

行事の前日や当日など、特別な日については数が限られていますので、お早めにご購入ください。

 

~秋祭り~

大泰寺より車で10分の集落「浦神」の秋祭りで披露される獅子舞は、勇壮な舞で人気があります。この「浦神」という集落は、漁師町で、荒波にもまれた漁師達が引き継いできた獅子舞は一見の価値があります。その秋の例大祭を巡る半日ツアーを企画しました。

 

~寺宝展~

大泰寺出身の雪潭和尚は、大泰寺の本山である京都 妙心寺の住職を務めたほどの禅僧で、書画や茶の湯も堪能でした。この雪潭和尚の墨跡をはじめ、大泰寺には充実の書画のコレクションがあります。1年に1度、虫除けのため掛け軸を風にさらします。その際に、一般の方に向けて寺宝展を開催しています。お泊まり頂き、ゆっくりとご鑑賞して頂ければ幸いです。

 

~除夜の鐘~

大泰寺の梵鐘は、300年前に作られました。その響きのよさから、毎年除夜の鐘には100人近い人が集まります。ぜひ、特別な年越しを大泰寺でご経験ください。

 

~初薬師~

毎月8日は、薬師如来の縁日です。その中でも、正月8日の初薬師は特別です。一年間の無病息災を祈り、柳の枝で畳をバチバチと叩きながら、病魔を払います。参拝者には当日祈祷した薬師札を授与しています。この日には、本尊の薬師如来も開帳します。心ゆくまで、お薬師さまとご語らいください。

 

~大般若~

三蔵法師が、インドより持ち帰った大般若経は、数あるお経の中でも最も法力が強いとされています。正月13日に、600巻の大般若経を転読して、家内安全や商売繁盛などの願いが叶うよう祈祷をします。祈祷終了後の厄除けの餅ほりは盛大で、毎年500人近い人が集まります。宿泊者には、餅が一樽ついており、餅ほりにも参加して頂きます。

 

~「大泰寺施設一日貸し切り券」~

大泰寺では今までに、ヨガの合宿やアートフェスティバル、フリーマーケットやコンサートに施設を貸し出してきました。広い境内には多くの施設があり、その可能性は無限大です。また、最近では企業様の研修の問い合わせも増えています。施設の利用料とスタッフ、社員様の宿泊代金を含んで値段を設定しています。

 

*貸し切りに含まれる施設
①庫裏(宿泊施設)②本堂 ③座禅堂 ④離れ(宿泊施設)
*研修の際の法話や座禅指導も別料金なしで承ります。

 

プロジェクトが成功したら

ノウハウを積むため、7月よりプレオープンいたします。しかし、お客様の快適さを考えると、まだまだ手を入れたい箇所がたくさんございます。皆様が宿泊される9月29日のグランドオープンの日までには、和式のトイレを洋式に改修し、手洗い場もモダンなデザインに変更しウォーターサーバー、コーヒーメーカーなどを設置したいと考えています。

 

是非、大泰寺にお泊まり頂き、一生の思い出を作ってください。

 

2019年9月29日までに改修完了し、宿坊をグランドオープンさせたことをもって、プロジェクトを終了とする。
*着手予定日 2019年9月1日

 

 


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