幸福度NO1デンマーク、世界トップの福祉を日本へ持ち帰りたい

遠位型ミオパチーにより電動車椅子を利用する中途障害者。一児の母。

 

多くの団体の代表を務められている織田友理子（おだゆりこ）さんから心強い応援メッセージをいただきましたので、ご紹介させていただきます。

 

 

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私は2010年にデンマークのエグモントホイスコーレンに留学しました。山口さんと同じく、私自身も足だけではなく手も不自由な重度障害者です。留学する中で目から鱗が落ちる瞬間が何度もありました。

 

一番衝撃的だったことは、「デンマークの成人18歳以上は一人暮らしをする。重度障害者も御多分に洩れず一人暮らしをしている。」と聞いた時。私は日本人としてのフィルターが抜け切れないとことを実感しました。

 

たとえデンマークでも、一人暮らしは無理なのではないか?と思っていたのです。ヘルパーさんの社会的地位が確立されていることが要因の１つだそうです。

 

 

また、実地調査をする中で、もう一つありました。「日本は10年以上デンマークに遅れていますね。」と発言したら「日本は30年以上遅れている。」と切り返されたのです。

 

当たり前のように、人間としての尊厳が尊重され、楽しむ人生が確立されているか否か？親元を離れて一人暮らしだけではなくて、就職したり恋愛をしたり結婚したり出産したり・・・。

 

障害が重くなればなるほど、その人らしく生きることが難しい日本です。私は年を追うごとに障害程度が重症化していく病気なので、まだ軽うじて手が動かせていた2010年の時点と、今手を動かせなくなった2019年の時点では、見える世界はかなり変わってくるはずです。正直私が2010年に見てきたものでは足りないです。

 

だからこそ、山口さんのような方がデンマークを訪れ、その国の空気をたくさん吸って体に染み込ませて、持ち帰って日本に広めていただく必要があるのです。

 

今の山口さんから見えるデンマークは、どのような世界なのでしょうか？実体験として困難さを日頃から身に染みて感じている山口さんだからこそ、その問題点を解消できるのではないでしょうか？

 

 

帰国後は、ぜひたくさんのことを日本で展開していただきたいです。これは、山口さんだからこそできることなのだと信じています。このプロジェクトの大成功を心から願っています。

 

一般社団法人WheeLog 代表
NPO法人PADM遠位型ミオパチー患者会 代表
織田友理子

 

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織田さん、すてきな応援メッセージをくださり、本当にありがとうございます。

 

実際にデンマークへ留学された方からのご意見、とても参考になります。

 

重度身体障がい者の山口だからこそできることを意識し、デンマークから持ち帰ってこれるものをしっかりとこの目で見て、体感してきます。

 

プロジェクトメンバー共々、尽力を尽くしていきますので、ぜひご支援・応援のほど、よろしくお願いいたします。