こんにちは 皆さまお元気でお過ごしでしょうか?

 

今日のお話は「ピアニストは何を考えて練習するのか?」ということについてです。

よく色々な方から、弾けて当たり前でしょ?練習なんてしないんでしょ?

と言われることがあります。(だからかはわかりませんが、色々な演奏家からタダで弾かされた、子どものお小遣い程度の額をもらったと聞くことが多いです。)

 

なのでまず書かなければならないことは、ピアニストも人間であり、練習をします。よりよい演奏をしようとする音楽家は恐らく毎日1時間、2時間では済まない時間を練習に費やしています。

 

とても簡単な例えをしましょう。あなたは大勢の前で90分間のスピーチをしなければなりません。あなたのスピーチによって何か大きな事が変わることかもしれません。(原稿あり、かんぺなし)

あなたはどれだけ練習しますか?

 

では本題と行きましょう!

ピアニストは何を考えて練習するのか?

 

①楽譜を丁寧に読みこむ

これはどんな仕事でも共通だと思います。スピーチなら原稿を、建築家ならどんな家にするのか設計図にじっくり目を通すでしょう。

→ここでの読み違えは後々の命とりになります。(もちろん分かっていて違うようにすることはあります。)

 

この作業は人によってかなりスピードの差があります。同じ曲でも早い人であれば一瞬で終わりますし、遅い人は時間がかかります。

また以前弾いたことがあるものなら、あまり時間をかけずにできますし、はじめての物は時間がかかります。

 

②読んだ楽譜を指で弾く

これも想像しやすいですね。ピアノは指で弾かなければ音がなりませんので。

 

ここまではどんなピアニストでも出来て当たり前のことです。以下は演奏の質に関わってくることですが、並べられないと差がわからないかもしれません。またいくら時間をかけても正解がないものです。(順不同)

 

③フレーズを考える

スピーチで言えば、単語をどこで区切るのか?一文をどこまで読むのかとおなじです。フレーズ感が悪いと違うように聴こえます。

例えばBOOKをブックと読まずビィー オー オー ケイと読むようなことです。

 

④モティーフを考える

モティーフとはテーマのことを言います。(少し違いますが、わかり易くするためです。物語でいう主人公のような存在)

大多数の音楽では一貫性を出すため、共通のモティーフを忍ばせています。

 

簡単な例が 運命の「ジャジャジャジャン!」です。

*詳しくいうと違いますが・・・省きます。

 

また違う例ですと

 

ここではきものを脱いでください。

 

ここで、はきものを脱いでください。
ここでは、きものを脱いでください。

 

玄関なら前者でしょうし、銭湯なら後者だと思いますが、

 

問題は音楽ではここはどこか?を自分で考えなければいけないことにあります。

 

⑤構成を考える

全体を通してどのように弾こうか?を考えます。盛り上がりをどこに作るのか? このテンポだと聞いてて飽きないのか?早すぎないか?

もっと楽しく聴けるように、どこにどんな工夫をしたら良いのか?

この工夫は単には派手なだけではないのか?

などについて考えます。

一曲で一つの作品となるような工夫を凝らしていきます。

 

⑥音色を決める

これは⑤に通じている所もありますが、簡単に言えば

ここは船の描写だから 硬い音?柔らかい音? 鳥だからどんな音?

浪がざぶん!さぁピアノでそれに似せて弾こう!!

 

 

大まかにいえばこの6個だと私は思っています。もしかしたら何か大事なことを忘れているかもしれませんが・・・・。

問題はこの6個を通して、止まらずに自分が納得して演じれる状態にすること。

お客様がわかるように、そして満足するような演奏をすることです。

 

 

これは今朝の練習風景です。早めにご支援が集まれば心配事が減るのでこの3倍は良い仕上がりにしてお届けいたします。

新着情報一覧へ