「喜び」と「悲しみ」

「喜び」と「悲しみ」

 

今日、うれしい気持ちを感じ、その後、すぐに悲しみを感じる、出来事がありました。それは、１２月に西日本豪雨の被災地　愛媛県大洲市での支援活動、支援ライブの前に、広島県での支援活動を実現したいと思い、連絡をしていました。

広島県は、ボクの産まれ、育った場所。やはり、想いは少し特別なものがあります。夏のツアーで、広島市矢野町の被災地に支援物資を届けに行った時、崖崩れの現場を凝視することができませんでした。まさか、自分の出身地の広島で、このような災害が起きるなんて、想像もしていませんでした。でも、こうやって、被災地を訪ねる事になったのも、どこかの、神様がボクを導いていたのかと、感じていました。現場を目にすると、悲しすぎて。。。

でも、それぞれの被災地には、それぞれ、その場所の出身、そこに住んでいる方々がいらっしゃいます。今まで、多くの被災地を訪れましたが、自分の中で、初めて、より心に突き刺さり、被災者の方々のお気持ちをより深く感じる事ができた瞬間でもありました。

そして、呉市天応町では、矢野町と同じように、災害がひどくて、多くの仮設住宅が建設された事を知り、呉市役所に連絡を取りました。

そして、ボクの想いを伝えると、役所の方々は、とても「喜んで」くださいました。お話をするうちに、あれよ、あれよという間に、支援ライブの内容が決まってゆき、１２月に支援物資を届け、また支援ライブを行わせていただく事が決まりました。本当に、皆さん、喜んでくださり、はりきって、準備をしていただく流れになりました。

もちろん、ボク自身も、皆さんのお役に立てる事は、うれしいと感じています。少しでも皆さんの笑顔が増えるならば。。。

ただ、ふと、考えると、「他の誰もが、このような活動をしていない」という事にも、気づきました。それだけ、喜んでいただけるという事。

それに気づいた瞬間に、とても、とても、悲しい気持ちになりました。

時が過ぎれば、皆、誰かが悲しい想いをしていても、忘れてゆくものです。

仮設住宅に入居をされて、皆さん、ひとまず、ほっとされていることもあるでしょう。ただ、これから、新たな、それぞれの試練も始まってしまいます。

今回は、仮設住宅にいらっしゃる方々だけでなく、被災され、それぞれの他の場所で新しい生活を始めて方々も、支援ライブにいらっしゃれるように、仮設住宅のとなりにある、施設で開催させていただくことになりました。

これから、冬が訪れ、クリスマス、お正月と、楽しく、お祝いをする場面が増える時期です。そんな時期に「孤独」を感じないよう、ボク達のチカラで「いつも、そばにいますよ」と感じていただけるような活動をしてゆきたいと思います。

「喜び」と「悲しみ」。それは、いつも、隣合わせにあるものかもしれません。皆さんに、少しでも「喜び」を感じていただける瞬間を増やしていけるよう、これからも活動を続けてゆきます。

このプロジェクトへの皆さんのご理解とご支援をよろしくお願い致します。

残り２週間で、目標に対して、現在約５０％です。このままでは、プロジェクトが成立できない可能性もあります。ぜひ、御協力をよろしくお願い致します。

 

avion records

代表　NORIO

#西日本豪雨　#ふたり　#readyfor　＃被災地　#支援