前回からかなり間が空いてしまい、失礼しました。

 

私たちは遺伝子レベルでがんを発症するリスクを検査し、がんの予防・早期発見・治療に貢献することを目的にしています。今日はこのうちのがん治療について、私たちのラボがある福岡県久留米市における現状を、この場を借りて説明させていただきます。


「福岡バイオバレープロジェクト」(URL:http://fbv.fukuoka.jp/)

福岡県では、近年「福岡バイオバレープロジェクト」というプロジェクト名でバイオテクノロジーに関わる研究への支援やバイオベンチャー企業の育成を推進する取り組みが盛んに行われています。
その一環として、がん治療の分野において注目を集めている「がんペプチドワクチン療法」の実用化に対する支援も行われてきました。
がんペプチドワクチンはがんの3大療法といわれる抗がん剤、外科手術、放射線治療に比べ副作用が少なく、再発予防効果も期待できるということで画期的な治療法として第4の治療という呼び方もされています。
その取り組みの成果として、久留米大学において平成21年度には全国で初のがんワクチン外来が、25年度にはがんワクチンセンターが開設されました。久留米大学病院はがん研究において国内で高い評価を受けており、その成果によって多くの研究機関に貢献しています。

「がん治療ツーリズム」

途上国の富裕層などが自国では不可能な治療を求めて外国を訪れ診断や治療を受けるために滞在するようなケースを医療ツーリズム(医療観光、メディカルツーリズム)といいます。見舞客が訪れることなども考慮すると観光産業への恩恵も大きく、外貨獲得の手段として多くの国で積極的に受け入れが行われています。

久留米市の観光事業計画(平成26年度)においても医療ツーリズムの推進が盛り込まれており、がん治療を目的とする「がん治療ツーリズム」の計画も検討されたことがあります。

このように久留米市はがん治療に関して積極的な取り組みを進めてきた土地です。私たちが目指している「体質的ながんの発症のし易さ」を判定するための遺伝子検査も、実現すればこの地におけるがん治療に関する研究をより一層前進させられるものと考えています。

どうか私たちのプロジェクトにご支援・ご協力をお願いします。

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