医療ウィッグエキスパートの清水氏

医療ウィッグエキスパート清水氏

これまで、脱毛症や円形脱毛症、がんサバイバーの方々のお話を伺ってきました。病気に関することや困ったこと、また「こういうのがあったら良いな」と思ったことなどについて、ヒアリングを重ねています。

同時に、医療ウィッグを提供する場所や現場とも話し合ってきました。

元がんサバイバーの方の紹介で、医療ウィッグのエキスパートである清水氏をご紹介いただきました。

最初はオンラインでお話しし、相談に来る方が抱えている問題や、どのように向き合っているのかなどについて伺うことができました。先日、お店に伺い、実際のウィッグを見せていただいたのですが、その種類の多さに驚きました。以前に比べて医療ウィッグの髪質が改善され、比較的安価で手に入るウィッグもありました。

 

 

これまで積み上げてきた経験や知識を惜しみなく教えていただきました。

大手メーカーにいた頃は技術のインストラクターを務め、商品開発にも携わり、映画やイベントのウィッグ制作も行なっており、その知識量は豊富で時間が足りませんでした。

 ウィッグスタイルも私たちが目指す、その人らしさを活かしたスタイルの提案ができそうです。

次回はウィッグについての座学、技術を学ばさせていただきます。

 

毛髪のトラブルについて、美容院に相談しにくいと感じる方や、治療を通じて美容院から足が遠のき、自分の見た目に対してある種の「諦め」を持ってしまう人が多くいます。このような状況は、日常生活や学校、仕事にも影響を及ぼします。

 

容姿を扱う私たちヘアメイクや美容師は、お医者様ではないためお薬を処方することはできませんが、日常生活を通常通りに過ごせるスタイルの提供はできます。本人がコントロールできない「毛髪の喪失」との向き合い方を、ヘアメイクのプロの視点から提案していきます。

[HOME]はその相談窓口としてサポートしていきます。私たちの願いは、来てくださる方々の容姿を良くすることだけではありません。容姿だけでなく、内面もサポートする場所としての美容院を目指しています。

 

 

つづく・・・