みんなでつなぐ銀河鉄道。おもちゃ美術館を花巻・マルカンビルに

このWebサイト上では初めて投稿させて頂きます、㈱小友木材店の代表取締役の小友康広です。

本日は皆様に私の思いを直接届けさて頂きたいと思いますので、しばしお時間下さい。

 

私は1983年に㈱小友木材店の3代目の長男として花巻に生まれました。

小さい頃は幼稚園や小学校から戻ってきたら祖父や父親に家から車で5分くらいの製材所に毎日のように連れて行ってもらい、積んである丸太の上に登って怒られたり、落ちている端材で何かを作ったりと、木のある空間で楽しく遊んでいました。

 

この製材所は私が大学生の時に無くなりました。

その時は「時代的にしょうがない」としか感じなかったのですが、歳を重ね、自分が親になることを意識したときに「あ～、自分の子供にはあの体験はさせてあげられないんだな…」と改めて寂しさを覚えました。

 

そんなことを感じていた矢先の2017年3月11日、私が所属していた日本木材青壮年団体連合会（日本木青連）の勉強会で「東京おもちゃ美術館」に訪れる機会がありました。
 

事前情報で「NPO法人が運営している」と聞いていたので、正直「補助金で賄われている微妙な事業と施設なんだろうな…」と失礼な先入観を持って会場に行きました。
ところが、そこでの事業内容、活動、施設に衝撃を受けました。
 

「こんな素晴らしい事業がNPOできるなら、我々でも出来るのではないか？」と感じましたが、それと同時に「まぁ、東京都新宿区だから出来るのだろうな…」とも思いました。
 

すると「沖縄県国頭村にも姉妹おもちゃ美術館がある」とお聞きし、同年5月7日に訪問し「これは花巻でも出来るし、我々がやるべき事業だ！」と確信に変わりました。

 

何故我々がやるべきか？

それは我々が「世界で一番カッコいい木材店」を目指しているからです。
 

私は木材業界の重要課題は「危険」「運搬」「ブランディング」の3つと認識しており、これをクリアし、若い就業者から選ばれる産業にする必要があるとの思いから「カッコいい木材店」を目指すことを決めています。
 

その中の「ブランディング」では今の時代「何かを沢山作って、全く知らない人たちに高く売る」は違うと感じていました。
 

「地域の人たちと空間や遊具を共有し、入場料を頂く」「時間の寄付（ボランティア）とお金の寄付（クラウドファンディング、一口館長）によって支えられる」というおもちゃ美術館はまさに「木材業界のブランディング施策」だと思います。
 

ただ、おもちゃ美術館を民間の商売で実現した人たちはまだいないとのことですので、非常にチャレンジングなことですし、正直怖い部分もあります。しかし、これを「地方の木材屋が商売として持続可能な施設」として実現できた場合、日本中に「木材屋がおもちゃ美術館をやる」という流れが出来ると思いますし、この流れを作ることで我々が「カッコいい木材店」に近づいて行けると思っております。
 

 

また、このおもちゃ美術館を通じて地域の子どもたちと「木のある空間で楽しく遊ぶ文化」を作れたら思っています。
 

折角自然豊かな岩手に生まれ育ったのにスマホやデジタルでの遊びばかりになってしまいがちな現代の子どもたちに、空想や創造が必要なおもちゃ、手触りが不思議なおもちゃに触れてもらいたいのです。

 

私が木材屋の息子だったから出来た特別な体験ではなく、地域の人なら誰でも気軽に来て、木の遊び名人の大人たちが一緒に遊びながら教えてあげて、知らない人とも仲良くなれちゃう空間です。

 

その中に、私の7ヶ月になる娘（サイトTOPの写真の赤ちゃん）も混ぜてもらいたいです。

 

 

こんな未来を実現するために、地域の皆さん、クラウドファンディングで繋がる皆さんのお力を貸して下さい。

 

自分たちが信じる「欲しい未来を自分たちでつくる」ために何卒ご支援をよろしくお願い致します。