寄付総額
目標金額 4,000,000円
- 寄付者
- 408人
- 募集終了日
- 2019年10月3日
イラク現地のパートナー団体スタッフ、シェランさんの奮闘
本日でご支援が30万円を超えました!スタートダッシュの目標、24日(土)までに80万円も、手が届きそうな気がしてきました・・!応援してくださっている皆様、本当にありがとうございます!
本日は、2018年度のピースヤードのでファシリテーターをつとめたシェランさんをご紹介させてください。
昨年のピースヤード実施時にインタビューした際に話してくれた、彼女の日常や将来の夢、子どもたちとのふれあいについてお伝えしたいと思います。
■シェラン・シェルワンさん
「私はバグダッドの生まれでクルド人です。でもクルド語は上手じゃありません。アラビア語の方が得意です。1994年生まれで、2007年までバグダッドに住んでいました。しかしスンニー派とシーア派の宗派対立が激しくなり、収拾がつかなくなったため、私たち一家はキルクークに避難しました。そこで私は学業を終え、キルクーク大学で生物学の学位を取ることができました。」
彼女はJVCの現地パートナー団体「インサーン」に応募して採用されて2年めになったところでした。それまでの学業とはまったく違う世界ですが、以前から彼女は人道支援に興味をもち、学生時代にも人々への啓蒙活動や、国内避難民キャンプでの援助など、ボランティア活動を行ってきたそうです。
―今、イラクでは、人々が互いに仲良くやっていけないと聞いていますが、それは本当ですか?それともこれは政治的な扇動なのでしょうか?
「外部から見ると、イラクの人々は無差別に殺し合いをしているように見えるかもしれません。でもそれはちがいます。イラクは今でも良心的な人々で満ちあふれています。困っている人がいれば、そうですね、たとえばタイヤがパンクした車がいれば、人々が集まってきて手助けをしてくれます。宗派対立の大元には政治の問題があります。一部の過激な考えを持った人たちが、対立をあおっているのです。」
彼女の趣味についてうかがいました。昔は映画と読書が好きだったそうです。でも基本的に家の中に閉じこもっているタイプというわけではありませんでした。大学の生物学研究室での仕事もあるため、ほとんど自由時間がとれないそうです。インサーンの仕事も好きですが、生物学への情熱も止めることができないと言うシェランさん、毎朝8時から夜8時(時には9時)の間、午前は生物学、午後は人道支援と二つの仕事を掛け持ちしています。
10代から現在に至るまで、青春時代を政情の不安定な国で過ごさねばならなかった彼女は、イラクが昔のように平穏な国に戻れると考えているのでしょうか?
「どうやったらイラクが昔のようになれるのか、私にはわかりません。でも、私は決してイラクを離れません。離れられないのです」
目に涙を浮かべてシャランは答えました。彼女はイラクに留まって、人々の苦しみを和らげ、自分の力で改善できることは何でもやりたいと思っています。
―ピース・ヤードで活動して2年になりますが、これまでにどのようなことができましたか?今どう感じていますか?
「はじめて活動を開始した時は、多くの問題に直面しました。子どもたちは、民族や宗教、出身のちがいを受け入れようとはせず、たいへん困りました。でも最後には、始めとはまるでちがう子どもたちになったのです。彼らはやさしくなりました。食べ物や持ち物などお互いに気軽に貸してあげるほど仲良しになったのです。」
同じような問題にまた出会っても、何回か集まるうちに、きっと子どもたちは仲良くなり、協力するようになると彼女は信じています。
「2年間人道支援に携わり、すばらしい人たちと一緒に働いてきて一番やりがいを感じたことは、困っている人々を助ける機会を得たこと、そして何もできない時には、微笑んで共感を示すことができたことです。この分野で働いていく上で、十分な生きがいをもつことができました。この仕事には、鉄のような心が求められます。仕事をやり遂げるために多くの勇気と力が必要です。
人道支援のプロジェクトは、どれもとても大きくて、状況とは無関係に時間と労力を必要とされます。たとえば、ラマダンで断食している時にもピースヤードの参加者を探して暑い砂漠に出かけなければなりません。
でもピースヤードはうまく進んでいますよ。子どもたちは驚くほどよく反応してくれるし、才能もあります。もちろん、言うことをきかない子どももいますが、それ以外は特に問題ありません。子どもたちは、家に帰ってからも美術作品の製作を続け、ピースヤードに持ってきてくれます。彼らの信じられないような才能を受け入れ、そして子どもたちに自信を持たせることを願っています」
最後に、これからの抱負をうかがいました。彼女は、
「トラウマやPTSDを患っている子どもたちと接するための専門的な訓練を受けたい」
と話してくれました。こうした子どもたちを支援し、コミュニケーションをとるためにも、専門的な訓練は欠かせません。彼らが社会復帰し、本来の自分に戻るのを助けることは容易ではないからです。
「子どもたちは、大人にさえ恐ろしい光景を目の当たりにしてきました。人々が虐殺される姿や、自分の町が破壊される様子を見てきたのです。でも、子どもたちは、大人よりも早く治療に応えて回復していくかもしれません」
シェランさんと話し、忙しい日々を送りながらイラクのために奮闘する様子、彼女の夢や希望を聞くことで、私たち自身もイラクの将来のために働く力をもらいました。同時に、イラクが再び立ち上がり、シェランさんやピースヤードに参加する若い世代のパワーによって平和で繁栄した国になることを確信しています。
彼女のように日々奮闘している人々を、私たちと一緒に応援しませんか?
どうぞよろしくお願いします!
ギフト
3,000円
【3千円のご寄附】
◉領収証+感謝のメッセージ(電子メールにて送付)
- 申込数
- 233
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2019年12月
10,000円
【1万円のご寄附】
①領収証+感謝状(写真付感謝の手紙を電子メールにて送付)
※領収証は2019年12月末までに送付予定です
②寄附者様のお名前を記載した活動報告書(PDFデータを電子メール送付)
+ピースヤードに参加したイラクの子どもたちからの感謝のメッセージ動画
- 申込数
- 164
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2020年6月
3,000円
【3千円のご寄附】
◉領収証+感謝のメッセージ(電子メールにて送付)
- 申込数
- 233
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2019年12月
10,000円
【1万円のご寄附】
①領収証+感謝状(写真付感謝の手紙を電子メールにて送付)
※領収証は2019年12月末までに送付予定です
②寄附者様のお名前を記載した活動報告書(PDFデータを電子メール送付)
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