迫害から逃れ、日本にたどり着いた難民。日本で過ごす、初めての冬に必要なものは何でしょうか。


難民支援協会(JAR)の事務所に訪れた方に聞いてみました。



 

それぞれの理由です。


「命の危険から、やむを得ず母国を逃れました。日本に家はなく、ホテルに滞在するお金も尽きてホームレスになりました。とても寒い上に、言葉も分からない日本でのホームレス生活は肉体的にも精神的にも辛いです。」

エチオピア出身 マティさん(仮名)

 

「日本では、母国のように命を狙われる危険はありません。しかし、今日泊まる場所、食べるものもままならない日本の冬に安全を感じることはできません。」

アフリカのある国出身 ダニエルさん(仮名)

 

「難民申請の結果を長い間待っています。先の見えない毎日を何とか生き抜いていますが、孤独で心が折れそうになります。」

ナイジェリア出身 ジョンソンさん(仮名)

 

マティさんは、来日1年目の冬の過酷さを思い出し、「家」を選んだそうです。ダニエルさんはシェルターに入れるまでのサバイバル生活を振り返り、「安全」を選びました。この2人のように、逃れた先の日本で路上生活を余儀なくされる難民が多くいます。また、多くの難民は日本に家族も知り合いもいない中、難民申請の結果を平均3年待ちます。ジョンソンさんは母国に残した家族と5年以上会えず、頼れる友人も日本に一人もいないといいます。

 

迫害のおそれから日本に逃れてきた難民。命の危険から母国に帰ることはできません。迫害を逃れてたどりついた日本で待ち受けているのは、孤独と厳しい現実。「当たり前の冬」を送れない人が、ここ日本にもいます。あなたの力をほんの少し貸してください。
 

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