プロジェクト終了報告
皆様のご支援を受け、11月14日〜16日に行われた第61回日本小児血液・がん学会学術集会を無事、開催することが出来ました。
今回は、小児がん患者・経験者・家族・支援者の方が参加できるプログラムとして、
①小児がん患者・経験者・家族・支援者プログラム 講演会・意見交換会
②懇親会
③MAZDA Zoom-Zoomスタジアム広島見学ツアー
④おりづるタワー見学会
以上4つのイベントをご用意し事前申し込み等ありましたが、どなたでも参加できる形にして小児がん患者・経験者・家族・支援者の方が語り合える場を作ることが出来ました。
①小児がん患者・経験者・家族・支援者プログラム 講演会・意見交換会
11月15日(金)〜16日(土)の2日間に渡り広島コンベンションホールにて開催された講演会や意見交換会では、医療関係者、がん患者・経験者・ご家族など様々な方が集まっていただき「小児AYAがんの課題と対策(行政や地域連携などから)」、「小児AYAがん経験者の今〜アンケート調査から」や「長期フォローアップの今」と題して現在の状況や具体的な悩みなど様々な意見を交わされていました。
終了後のアンケートでは、「大変勉強になりました。ぜひ今後も毎年このような意見交換できる場を作って頂きたいと思います。」「患者・経験者・家族の意見を伺う事が出来たことは大変有意義だと思いました。」という声が多く寄せられていました。
1日目35名、2日目39名の方にご参加いただきました。
今回の実施を踏まえて、周知の仕方や実施についても見直すところもあるかと思いますが、皆さんの力を借りてこのような場を設ける事が出来たことは本当に良かったと感じております。今後もこのような会が続いていって欲しいと願っております。
②懇親会
11月15日(金)に広島コンベンションホールにて開催された懇親会では、多くの先生方やがん患者・経験者、ご家族など一般の方もご参加いただき行われました。
特別ゲストとして広島東洋カープOBの大野豊氏をお招きして「「わが選んだ道に悔いなし」〜私の野球人生〜」と題してご講演をいただきました。
懇親会中盤で行われた抽選会では、大野さんに書いて頂いたサインボールやサイン色紙をご参加いただいた患者、経験者、家族、支援者の方々に手渡しいただき大変盛り上がる会となりました。
③MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島見学ツアー
11月15日(金)MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島にて見学ツアーを開催しました。
ツアーガイドによる解説を聞きながら、普段は見る事が出来ない球場の内部に入り選手席、ブルペン、会見室、記者室などを見て回る事が出来ました。
ブルペンでは、実際に選手が使われていたバットやグローブなどに触れる事ができ、参加された皆様喜ばれていました。
カープ球団のご厚意でスポーツバーにて昼食をご用意いただき美味しくいただきました。
患者やご家族等に会いにスライリーが遊びに来てくれて、子供達が喜んでいた顔が本当に嬉しそうでした。
④おりづるタワー見学会
11月16日(土)おりづるタワーにて見学会を開催しました。
屋上展望台やおりづる広場では、平和記念公園や原爆ドームを望み平和についてゆっくり考える時間を持つことが出来ました。
参加された皆様と一緒に折った折り鶴を「おりづるの壁」に投入する体験をしました。
(「おりづるの壁」は、平和への想いや祈りを込めて折られた鶴を投下するもので、積み重なっていくことで「おりづるの壁」が完成となります。)
参加者の方が、「病気の方に折ってたよ」と思い出されたように言われて、折り鶴は祈りの一つとして身近なんだなと考える機会にもなりました。
以上が今回の催しのご報告です。
沢山の応援、ご協力のおかげで無事終えることが出来ました。
深く感謝しております。
ありがとうございました。