「輪島の心、伝統を守りたい。曳山祭・キリコ祭の復興へ」プロジェクトへのご支援ありがとうございました。
こんにちは、重蔵神社です。
昨年実施したクラウドファンディング「能登半島地震|輪島の心、伝統を守りたい。曳山祭・キリコ祭の復興へ」にご支援いただき本当にありがとうございました。あらためてここに御礼を申し上げます。
経過報告
皆様からのご支援のおかげで大型テントを購入し、曳山の仮収蔵庫を整備することができました。発災から約10か月間、屋外で野ざらしでしたので風雨に打たれて損傷が進んでいましたが、いったんはこちらで本式の収蔵庫が完成するまで保管いたします。
ただ、目的だった曳山と大キリコの修復に関しては依然としてストップしております。これには様々な理由があり、主な原因としては
1、仮収蔵庫は紫外線や風が入るため本格的な塗りの修復作業ができない。
2、輪島塗の工房に職人さんが戻ってきていない。
こちらが挙げられます。当初の予想よりも状況の回復が遅く、結果としてプロジェクトの終了期日までに終えられなかったことは、わたくしたちの見通しの甘さと現状能登の復興が予想以上に時間がかかっていることの表れであり、良いご報告が出来ないことを大変心苦しく思います。
状況は依然として厳しい毎日ですが、私たちは引き続き修復の再開に向けて鋭意準備を進めております。曳山や大キリコの本体から取りはずして工房へ移動できる部品などに関しては、部分的に修復作業に取り掛かっております。時間がかかっても、少しずつでも前に進めておこうと関係者一同で努力しております。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
9月5日現在の支援金の使途
・曳山仮収蔵庫 大型テント 3,300,000円
・曳山仮収蔵庫用地 瓦礫撤去・整地費用 500,000円
・曳山修復費用(~7月末時点) 1,413,400円
残金も全額曳山と大キリコの修復費に充てさせていただきます。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
先月8月23日には夏季大祭を斎行いたしました。
震災の年には8基だったキリコも、今年は20基(巡行参加は18基)と大幅に増加し、大変賑やかなお祭りになりました。あいかわらず能登を出て移住する人が多く、人口流出が止まらない能登地方ですが、「盆には帰ってこんでも祭りには帰る」の伝統は続いています。
残念ながら大松明神事は今年もできず、規模を縮小して1日のみの形式ではありましたが、最後には復興花火もあがり、多くの人の心に残る良いお祭りとなりました。これもひとえに常日頃からご支援いただいて皆様のおかげです。本当にありがとうございました。
輪島の復興にはまだまだ時間がかかります。こちらのクラウドファンディングを通してご縁を頂き、また長らく重蔵神社を応援して下さっている皆様には、これからも引き続き私たち能登の復興を見守っていただきたいと願っております。
このプロジェクトに本当に多くの方のご支援と声援を頂けたことをあらためて心より感謝申し上げます。こちらのクラウドファンディングページでは引き続きプロジェクトの経過をご報告いたしますとともに、今後の活動についてはInstagramなどSNS等でも発信する予定です。今後とも能登へお心をお寄せいただけますと幸いです。
https://www.instagram.com/juzoshrine/
能登の地より皆様の平安と弥栄をご祈念いたしております。
能登國輪島 重蔵神社 能門亜由子・能門伊都子
























