郷土田原の先覚者「渡辺崋山」の想いを後世につなぐ市民劇プロジェクト

郷土田原の先覚者「渡辺崋山」の想いを後世につなぐ市民劇プロジェクト

支援総額

706,000

目標金額 500,000円

支援者
42人
募集終了日
2021年11月21日

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プロジェクト本文

終了報告を読む

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【2021年10月28日追記:達成御礼!ネクストゴールを設定いたしました。】 

 

ご支援者の皆さま

 

 崋山劇上演実行委員会のクラウドファンディングを応援いただきありがとうございます。

10月27日に皆さまの暖かいご支援のおかげで目標金額を達成することが出来ました。たくさんの応援と励ましのお言葉をいただきましたこと、心より感謝申し上げます。

 

 崋山劇上演の実現に向かって必ず達成するとの想いでスタートしましたが、実際のところ不安でいっぱいで、毎日応援いただけること、ご支援いただけることが本当に大きな支えとなりました。感謝しても感謝しきれない気持ちでいっぱいで、ただただ “ありがとうございます” と申し上げるばかりです。

 

実は、現在クラウドファンディングと同時に地元企業様にも協賛のご依頼をしていますが、このような社会情勢で協賛企業様が集まり難い状況となっています。

 

 そこで、このクラウドファンディングの残り期間で、ネクストゴールを100万円に設定し、最後までご支援のお声がけをさせていただくことに致しました。

 ご支援いただいた資金については、主に衣装代等の舞台費、稽古や本番で使用するホール借用費等の会場費等に充てさせていただきたいと思います。

 

仮にネクストゴールの金額を達成できなかった場合も、緊急事態宣言等発令されないかぎりは実施はさせていただく予定ですが、皆様からの多くのご支援いただけますと幸いです。

 

市民の手による「市民劇」

 

 多くの方々に崋山先生の多面的な実像をもっと知っていただき、その想いに共感し、ご支援を賜れましたら有難く存じます。

 皆さまの一緒になってこのプロジェクトを成功させたいと存じますので、引き続き、どうか変わらぬ応援・ご支援をよろしくお願い申し上げます。

 

10月28日追記  崋山劇上演実行委員会一同

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1.ご挨拶 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

椿椿山 筆「渡辺崋山像」 田原市博物館所蔵

 

 はじめまして、崋山劇上演実行委員会 委員長の石黒 功と申します。

私たちのプロジェクトページをご覧いただき誠にありがとうございます。

 

 皆さまは「渡辺 崋山(わたなべ かざん)」をご存じでしょうか?

 本ページ上部の「渡辺崋山像」を一度はご覧になったことがある方であったり、「『蛮社の獄』で弾圧を受け、自刃に追い込まれた蘭学者」としてご存じの方もいらっしゃるかと思います。

 悲運な生涯を遂げたという印象の強い渡辺崋山ですが、成し遂げた数多くの功績はどれも偉大で、その功績は田原藩の内政に留まらず、蘭学者として西洋諸国の情報の収集に努めたことまで多岐にわたります。また、画家としても多彩な才能を発揮し、国宝「鷹見泉石像」などの作品を数多く残しています。

 

 私たちの地元、愛知県田原市では、敬意と親しみをこめて「崋山先生」と呼んでいます。田原市立田原中部小学校では、崋山先生の幼少期の出来事を題材とした「崋山劇」が、90年以上の長きにわたって脈々と受け継がれ、上演されてきました。

 一方で、地元で長年渡辺崋山を研究されてこられた小沢耕一・別所興一先生らにより明らかにされた「大人になってからの渡辺崋山の人間像」を、世の人々に分かりやすく紹介することを求める声が高まってきました。

 そこで、私たちは渡辺崋山没後180年の節目にあたる本年12月に、市民の手による「市民劇」という手法で崋山先生の人間像や思想を地域内外に発信したいと考え、本プロジェクトへ挑戦することに思い到りました。

 

 多くの方々に崋山先生の多面的な実像をもっと知っていただき、その想いに共感し、ご支援を賜れましたら有難く存じます。

 多くの皆さまのご支援でこのプロジェクトを成功させたいと存じますので、何卒ご協力の程、心からお願い申し上げます。

 

 

      崋山劇上演実行委員会

         委員長  石黒 功

 

 

 

2.プロジェクト内容 

(1)概要

 郷土田原の先覚者、渡辺崋山の没後180年にあたる令和3年(2021)年12月に、記念行事として市民の手による「崋山劇」を上演します。2日間で4回上演致します。

 開国前の徳川幕藩体制下で封建と近代、政治と芸術、西欧とアジアの狭間で悪戦苦闘し、近代日本の夜明けを準備した徳川知識人 渡辺崋山とその周辺の人々の生きざま、悲喜哀歓の心模様の一断面を演劇の舞台で提起し、観客の皆さんと共に追体験したいと念願します。

 

 

(2)詳細

 タイトル:「海風に吹かれて~渡辺崋山の後半生~」 

 日時  :①2021年12月4日(土) 11:00~ 

      ②2021年12月4日(土) 16:00~

      ③2021年12月5日(日) 11:00~

      ④2021年12月5日(日) 16:00~

 場所  :田原文化会館 文化ホール

 入場料 :一般 2,000円

            小中高生 1,000円

      (※小学生未満入場不可)

 主催  :崋山劇上演実行委員会

 キャスト:一般公募(決定済)

 

(3)戯曲要旨

 渡辺崋山の40歳から自刃までの10年間、蘭学を本格的に研究し始めた頃からを描いた戯曲です。特に崋山と小関三英・高野長英ら蘭学の同志たちの動静に焦点を合わせ、絵画の弟子たちや崋山を慕う藩士たちとのつながりにも注目して、崋山の言動の一断面を活写します。併せて田原蟄居後の家族生活を描くことで、「人間崋山」の人となりや心の素顔を伝えたいと思います。

 

(4)支援金の使いみち

 クラウドファンディングにてご支援いただきました資金は、全額崋山劇上演の資金に充てさせていただきます。

 主にポスター等の制作費、衣装代等の舞台費、ホール借用費等の会場費、記録費等の運営費、その他雑費等に活用させていただきます。

 

(5)ご支援いただく際の留意事項

 昨今の新型コロナウイルス感染症の影響等により、上演を中止せざるを得ない場合がございます。予定している日程にて上演できない場合は、会場やキャストの都合により延期が困難なため、上演中止とさせていただきます。

 上演中止となった場合は、中止と決定した時点で、それまでに支払が完了したもの、および支払い義務が発生しているものに係る経費へ支援金を充てさせていただき、最終的な残金を支援金額に応じて返金させていただきます。

 なお、リターンにつきましては中止の際にもご郵送させていただきます。

 ※上演当日映像(DVD)の取扱い

  上演中止となった場合、

  【会場が利用可能であれば】

         →無観客で演劇を撮影し、作成したDVDをご郵送いたします。

  【会場も利用不可となれば】

         →撮影できないため、DVDのご郵送はございません。

 

 以上をご了承いただき、ご支援いただきますようお願い申し上げます。

 

 

 

3.今、なぜ渡辺崋山か 

 最近ではコロナ禍の影響もあり、国によっては一国中心主義に逆戻りする気運が見られます。それで、鎖国体制に異議申し立てし、地球人類の平和的共存の道を探し求めた渡辺崋山の生きざまに焦点を合わせ、人間崋山の実像を明らかにしたいと考えました。 

 人間崋山の実像の第一は、強烈で幅広い好奇心の持ち主であったことです。崋山は好奇心の塊のような人で、書画をはじめとして、俳諧・漢詩・儒学・博物など、様々な分野の学問・芸能に関心を持っていました。友人知人も多く、有名無名合わせて1,000人を超える人脈がありました。幅広い分野の学識と批判精神の持ち主だったと言えます。

 第二は、儒教道徳に基づく強い使命感の持ち主であったことです。崋山は民衆の上に立って指導監督する階級であったため、民衆レベルの道徳に甘んじず、それよりも一段と高い倫理観、責任感を持って自らを律すべきであると考えていました。

 第三は、崋山の生涯に「風流・風雅の世界への憧れとリアリズムの精神の葛藤」が見られることです。崋山は真面目一辺倒の堅苦しい人間ではなく、化政・天保期に流行した庶民文化、粋なスタイルやあだな姿にうちとける柔軟性を持っていました。

 崋山は政治と芸術の両極を揺れ動きながら、郷国と世界をリアルに観察し、近代的な感覚と道理にかなった言説・画作を展開しようとしていたと言えます。

 また、若い藩士や画の弟子、蘭学仲間に対し、「人の欠点には目をつむり、その長所を伸ばし、人を育てた」という点から、崋山が優れた教育者であったことを再認識できると思います。

 

 

 

4.渡辺崋山の功績 

(1)田原藩家老として

 崋山が就任した江戸詰家老の最大の任務は、国内外の情報を幅広く収集・考察して、田原藩が幕藩体制下で安定成長する基盤づくりに寄与することでした。当時、江戸の画壇や学会で得た信望をもとに画家・書家・儒学者・蘭学者・俳人・漢詩人・読本作家・農学者など幅広い知識人たちと書画会・文化サロン・物産会などを通じて親しく交際していました。その結果、田原藩首脳部の政策決定に豊富かつ的確な情報を提供することが出来たのです。

 他方、国元田原で生じた政治・経済の難題にも積極的に取り組み、その打開策を江戸から発信しました。あるべき農民統治の心構えを次のように説明しています。藩主の立場から、農民の働きぶりを見て不満な箇所を見つけた場合でも、いちいち警告や干渉をしたりすると、農民たちはそれにとらわれて萎縮し、十分な成果をあげられなくなる。そのため、最初の大きな方向づけをしたら、後は幼稚で不出来な面が見られても、農民たちが自力で活動する、その過程を尊重してやることが大切なのだ。そうすれば、民の父母としての藩主の人徳が農民たちに通じる、と解説しました。

 また、家老職の崋山が民生安定のために取り組んだ事は多岐にわたりますが、その中でも特に大きな功績が3つあります。

 第一の功績は、義倉「報民倉」を官民一体の総力で築き、その翌年からの大凶作を乗り切り、遂に一人の餓死流亡者も出さなかったことです。それが評価され、田原藩は幕府から表彰されました。

 

重要文化財「報民倉額」 田原市博物館所蔵  

 

渡辺崋山紙芝居より「報民倉」  田原市博物館所蔵

 

 第二の功績は、幕府から田原藩内の入海に新田開発の命令が下った時領民の生業や生活を守るため、その中止を幕府の要職にいた友人に直訴し、沙汰止みにさせたことです。

 第三の功績は、藩の財政収入の積極的な増加を目指して、商品作物の栽培や加工の技術の大家として名高い大蔵永常を藩の産物掛りに招いたことです。しかし、永常が田原で実地に取り組んだ甘蔗・櫨の植栽と製糖・蝋搾りなどの事業が成果をあげて藩財政を潤す前に、崋山が失脚し、中途半端に終わってしまいました。

 

大蔵永常著 「門田の栄」 田原市博物館所蔵

 

渡辺崋山筆 「門田の栄(挿絵)」 田原市博物館所蔵

 

 崋山の政治思想の根幹は、一言で言えば儒教の徳治主義です。指導者が高い道徳的自覚を持ち率先して行動し、後に続く人々に見習わせる形で民を治めるべきだという考え方です。そして、「養才招賢」を藩政の中心に置くべきだと力説しました。政治の一番大切な課題は人材の養成であり、優れた人物を招いてその知恵を取り入れ、藩政を活発化すべきということです。

 

 

(2)学者として

 崋山は田原藩の海防担当という役目柄、蘭学に関心を持ち、海外情報の収集に努めていました。海防策と藩政改革を準備する立場から、翻訳された世界地理書を読んで世界の現状に目を開くとともに、西洋諸国の政治制度や対外政策の研究に取り組みました。当代一流の蘭学者である高野長英や小関三英らと親しく交際するとともに、自らが仕えていた三宅友信に頼んで、大量の蘭書を購入させたり、その翻訳のために長英らを雇用させたりしました。そのため江戸巣鴨の友信邸には、幕藩体制の行き詰まりの打開を目指す第一線の官僚・知識人たちが寄り集まるようになり、蘭学研究グループの集会所のような観を呈していました。崋山は藩政を担当しながら、「尚歯会」という有識者の政治・文化の情報交換の集いにも参加し、モリソン号事件を論じたり、儒学者の視野の狭さや幕閣の腐敗を批判した「慎機論」を草したりしました。それは「世界の中の日本」という自覚をもって足元から国力の充実を求めた提言でした。

 また、西欧諸国にならって「権略の政」により、朝鮮や中国へ武力侵略に乗り出すべしという訴えには同調しなかったことから、世界人類の共生の思想を抱いていたことが窺えます。それは、幕府の「祖法」という一国中心主義の政策を排し、日本といえども地球諸国の人類の大道(世界普遍の道理)に従わないといけないという、グローバルな思想に到達していたからだと言えます。

 

 

(3)画家として

 崋山の生家は、父が長患いをしており、そのうえ8人兄弟であったため、生活はいつも貧苦にさいなまれていました。幼いころから絵の天分に恵まれていた崋山は、その才能を存分に伸ばすためというよりも、家計補助のために絵を描きました。18歳の頃に江戸画壇の重鎮だった谷文晁に入門し、その写山楼と呼ばれるアトリエで主に南画の構図・筆法を入念に研究しました。1818年に崋山は、当時の風俗画には珍しく正確な写実と独特の風格を持つ「一掃百態」を描きました。画題は日常の街頭風景で、江戸下町の庶民の活力に満ちた表情を上から見下ろすのではなく、同じ人間としての深い愛情とユーモアをもっていきいきと描写しています。

 

重要文化財 渡辺崋山筆「一掃百態図(寺子屋図)」 田原市博物館所蔵 

 

重要文化財 渡辺崋山筆「一掃百態図(寄席図)」 田原市博物館所蔵

 

 30歳前後から崋山は西洋画の研究に着手し、西洋画に特有な陰影法や遠近画法を学び取って「佐藤一斎像」などを描きました。また、晩年の大作として知られるのは、国宝「鷹見泉石像」です。この肖像画は、顔に陰影を付けて立体感を出す西洋画の手技と、崋山独特の意志的な張り詰めた描線との調和がとれ、細密描写をしている顔と大まかに描かれた衣服との対照に成功しています。その結果、全体として清新・高潔な人間像を浮き彫りにしています。西洋画の写実主義の技法が精神的な内容を重視する東洋画の伝統と融合し、モデルの風貌の背後にある人格の内面まで生き生きと描写しています。このような絵画におけるリアリズムの達成は、長年の蘭学研究で養われた現実直視の科学的な精神と結びついていると言えます。

 また、蛮社の獄で国元蟄居の判決を受けて出獄し、その蟄居中に重要文化財「千山万水図」を描きました。画題は広大な景色が一望できる美しい風景という意味です。

 その他にも崋山の名作は重要文化財などとして数多く残されています。

 

重要文化財 渡辺崋山筆「千山万水図」 田原市博物館所蔵

 

 

 

5.後世に想いをつなぐ 

 田原市立田原中部小学校では昭和2年(1927年)から90年以上に渡り、渡辺崋山の幼少期の出来事を題材にした「崋山劇」が上演され、渡辺崋山の思想を代々引き継いでいます。

 私たちは先人の生き方や考え方を学び、後世の教育に活かしていかなければならないと考えています。

 

 

○立志

 「そもそも私十二歳之時、日本橋辺通行仕り候節、わすれも仕らず、備前侯之御先供に当り、打擲を受け候時、子供ながらも大息仕り候は、右備前侯、御年大体同年位にて、大衆を引き、御横行成られ候事、同じ人間にて天分とは申しながら、発憤に堪えず、今より何也と志し候はゞ、如何なる義にてもでき申すべしと存じ・・・」

【訳】

 「忘れもしないことですが、12歳の時、江戸日本橋を通りかかった際に、岡山藩主池田侯の行列の先導者に突き当たり、打ちのめされました。子供ながらも嘆息したことは、池田侯が自分と同じくらいの年頃なのに、大勢の家来を引きつれ、わが物顔で振る舞っていたことです。同じ人間なのに身分の違いで、このように真逆の境遇となったことに、憤慨せざるを得ません。今から何かの志を立てれば、不可能ではないと思いますが・・・」

との場面を題材にしたのが崋山劇「立志」です。

 「生まれが違うとはいえ、同じ人間なのに何が違うのか」とくやしがり、今より勉強して学問の分野で身を立て、身分の高い人々と対等になれるようにと志を立てたのです。

 

高柳守次 「立志の像」 田原市博物館所蔵

 

 

○板橋の別れ

 「その寒苦艱難の内、幼少の弟を私十四歳ばかりの時、板橋まで生別れに送り参候時、雪はちらちら降り来り、弟は八、九歳にて見も知らぬあら男に連れられ、跡振り向き振り向きわかれ候こと、今に目前に見え候如く御座候。」

【訳】 

 渡辺家は大変貧しく、兄弟が多かったため養えず、寺に奉公させたりしました。「崋山が14歳の時、幼い弟を寺に送り出すため板橋にまで連れて行った時の事です。雪が降るなかで見知らぬ男に弟を引き渡しました。弟は何度も振り返りながら連れていかれました。」

との場面を題材にしたのが崋山劇「板橋の別れ」です。

 貧しさ故に弟と別れなければならなかったことは崋山にとって忘れられない辛い思い出となりました。これには前史があり、明治33年から昭和15年まで修身(道徳)科の教科書に、「兄弟愛」の模範像として掲載され、全国に知れ渡っていました。

 

渡辺崋山紙芝居より「板橋の別れ」  田原市博物館所蔵

 

 

○商人八訓

 崋山が商人の心得として書いたものです。田原市内の商店には商売経営の心構えとして飾られています。

 

【商人八訓】

一、先づ朝は召使より早く起きよ

一、十両より百文の客を大切にせよ

一、買手が気に入らず返しに来たらば売る時より丁寧にせよ

一、繁昌するに従って益々倹約せよ

一、小遣いは一文よりしるせ

一、開店の時を忘るな

一、同商売が近所に出来たら懇意を厚くし互いに励めよ

一、出店を開いたら三ヶ年は食料を送れ

 

 

○八勿の訓戒

 天保8(1837)年に田原藩士の真木重郎兵衛定前が、藩御用金調達のため大阪に行くことになり、商人と交渉する際の心得を崋山が書いたものです。私たちの常日頃の心構えとして学ぶべきことが多いです。

 

【八勿の訓戒】

一、面語の情に常に忘する勿(なか)れ

 人と面談しているとき、調子に乗って平常の心を忘れるな

一、眼前の操廻しに百年の計を忘する勿れ

 目先にとらわれて、永年先の計画を忘れるな

一、前面の功を期して後面の費を忘する勿れ

 目先、さし当りの成功を考えて後日に多くの出費が出ることを忘れるな

一、大功は緩にあり機会は急にありといふ事を忘する勿れ

 大きな(成功)功績はゆっくり積み重ねてできるのであるが、

 チャンスは素早く捕えることを忘れるな

一、面は冷なるを欲し背は暖を欲すると云を忘する勿れ

 表面は冷静で顔に出してはならない。内心は温情であることを忘れるな

一、挙動を慎み其恒を見らるる勿れ

 態度行動を慎重にして心の中を見すかされるな

一、人を欺んとする者は人に欺むかる不ㇾ欺ㇾ己といふ事を忘する勿れ

 人をだまそうとする者は人にだまされる。

 人をだまさないのは自分自身をだまさないということを忘れるな

一、基立て物従ふ基は心の実といふ事を忘する勿れ

 基本がしっかりしていると物が従ってくる。

 基というのは心の真実(真心)であるということを忘れるな

 

 

 

6.スケジュール 

 2021年7月~     稽古開始

 2021年10月中旬  チケット販売開始

 2021年10月中旬  クラウドファンディング募集開始

 2021年11月中旬  クラウドファンディング募集終了

 2021年12月4日   上演1日目

 2021年12月5日   上演2日目

 2021年12月中旬  上演当日映像編集開始

 2022年2月頃     リターンご郵送

 

 

 

7.お問い合わせ先 

 崋山劇上演実行委員会事務局

  TEL :090-2132-1131

  mail:shinkazangeki@gmail.com

 

 

 

※田原市博物館所蔵の画像はすべて掲載許諾取得済み。

 

 

【プロジェクト終了要項】

●開催日時    
2021年12月4日(土)11:00~
    12月4日(土)16:00~
    12月5日(日)11:00~
12月5日(日)16:00~

●開催場所    
田原氏文化会館・文化ホール

●主催者    
崋山劇上演実行委員会

●イベント内容    
 郷土愛知県田原市の先覚者・渡辺崋山の没後180年にあたる令和3(2021)年12月に、その記念行事として市民による「崋山劇」を上演する。
 開国前の徳川幕藩体制下で封建と近代、政治と芸術、西欧とアジアのはざまで悪戦苦闘し、近代日本の夜明けを準備した徳川知識人・渡辺崋山とその周辺の人々の生きざま、悲喜哀感の心模様の一断面を演劇の舞台で提起し、観客の皆さんとともに追体験する。

●その他    
 本上演を通じて、全国に向けて人間崋山の知られざる魅力を発信するとともに、田原市のまちづくり、文化の風おこしに寄与する。

 

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リターン

3,000


A| お礼メール、パンフレットへお名前掲載

A| お礼メール、パンフレットへお名前掲載

①お礼メール
②パンフレットへご芳名掲載
 パンフレットに支援者としてお名前を掲載させていただき、ご郵送致します。
※お名前掲載はご了承いただいた方のみ。

支援者
2人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2022年2月

5,000


B| 「崋山神社御朱印」、田原市博物館オリジナル「一掃百態ミニクリアケース」

B| 「崋山神社御朱印」、田原市博物館オリジナル「一掃百態ミニクリアケース」

①お礼メール
②パンフレットへご芳名掲載
 パンフレットに支援者としてお名前を掲載させていただき、ご郵送致します。
※お名前掲載はご了承いただいた方のみ。
③崋山神社御朱印
④田原市博物館オリジナル「一掃百態ミニクリアケース」

支援者
14人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2022年2月

10,000


C| 「演劇台本」、「演劇当日映像(DVD)」

C| 「演劇台本」、「演劇当日映像(DVD)」

①お礼メール
②パンフレットへご芳名掲載
 パンフレットに支援者としてお名前を掲載させていただき、ご郵送致します。
※お名前掲載はご了承いただいた方のみ。
③崋山神社御朱印
④田原市博物館オリジナル「一掃百態ミニクリアケース」
⑤演劇台本
⑥演劇当日映像(DVD)
※やむを得ず上演中止となった場合
 【会場が利用可能であれば】→演劇を撮影し、作成したDVDをご郵送いたします。
 【会場も利用不可となれば】→撮影できないためDVDのご郵送はございません。

支援者
18人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2022年2月

30,000


D| 「八勿の訓戒(鋳造楯)」

D| 「八勿の訓戒(鋳造楯)」

①お礼メール
②パンフレットへご芳名掲載
 パンフレットに支援者としてお名前を掲載させていただき、ご郵送致します。
※お名前掲載はご了承いただいた方のみ。
③崋山神社御朱印
④田原市博物館オリジナル「一掃百態ミニクリアケース」
⑤演劇台本
⑥演劇当日映像(DVD)
※やむを得ず上演中止となった場合
 【会場が利用可能であれば】→演劇を撮影し、作成したDVDをご郵送いたします。
 【会場も利用不可となれば】→撮影できないためDVDのご郵送はございません。
⑦八勿の訓戒(鋳造楯)
 サイズ:縦12cm×横23cm
 重さ:1.4kg

支援者
2人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2022年2月

50,000


E| 「一掃百態(寺子屋)色紙、「商人八訓色紙」

E| 「一掃百態(寺子屋)色紙、「商人八訓色紙」

①お礼メール
②パンフレットへご芳名掲載
 パンフレットに支援者としてお名前を掲載させていただき、ご郵送致します。
※お名前掲載はご了承いただいた方のみ。
③崋山神社御朱印
④田原市博物館オリジナル「一掃百態ミニクリアケース」
⑤演劇台本
⑥演劇当日映像(DVD)
※やむを得ず上演中止となった場合
 【会場が利用可能であれば】→演劇を撮影し、作成したDVDをご郵送いたします。
 【会場も利用不可となれば】→撮影できないためDVDのご郵送はございません。
⑦八勿の訓戒(鋳造楯)
 サイズ:縦12cm×横23cm
 重さ:1.4kg
⑧一掃百態(寺子屋図)色紙
⑨商人八訓色紙

支援者
5人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2022年2月

100,000


F| 「一掃百態(B5版)特製和紙冊子(桐箱入り)」

F| 「一掃百態(B5版)特製和紙冊子(桐箱入り)」

①お礼メール
②パンフレットへご芳名掲載
 パンフレットに支援者としてお名前を掲載させていただき、ご郵送致します。
※お名前掲載はご了承いただいた方のみ。
③崋山神社御朱印
④田原市博物館オリジナル「一掃百態ミニクリアケース」
⑤演劇台本
⑥演劇当日映像(DVD)
※やむを得ず上演中止となった場合
 【会場が利用可能であれば】→演劇を撮影し、作成したDVDをご郵送いたします。
 【会場も利用不可となれば】→撮影できないためDVDのご郵送はございません。
⑦八勿の訓戒(鋳造楯)
 サイズ:縦12cm×横23cm
 重さ:1.4kg
⑧一掃百態(寺子屋図)色紙
⑨商人八訓色紙
⑩一掃百態(B5版)特製和紙冊子(桐箱入り)

支援者
1人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2022年2月

200,000


G| 「渡辺崋山 書籍セット」

G| 「渡辺崋山 書籍セット」

①お礼メール
②パンフレットへご芳名掲載
 パンフレットに支援者としてお名前を掲載させていただき、ご郵送致します。
※お名前掲載はご了承いただいた方のみ。
③崋山神社御朱印
④田原市博物館オリジナル「一掃百態ミニクリアケース」
⑤演劇台本
⑥演劇当日映像(DVD)
※やむを得ず上演中止となった場合
 【会場が利用可能であれば】→演劇を撮影し、作成したDVDをご郵送いたします。
 【会場も利用不可となれば】→撮影できないためDVDのご郵送はございません。
⑦八勿の訓戒(鋳造楯)
 サイズ:縦12cm×横23cm
 重さ:1.4kg
⑧一掃百態(寺子屋図)色紙
⑨商人八訓色紙
⑩一掃百態(B5版)特製和紙冊子(桐箱入り)
⑪書籍「崋山 渡辺登」
⑫書籍「少年物語 渡辺崋山」
⑬書籍「崋山年譜」
⑭書籍「渡辺氏家系と系譜」

支援者
0人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2022年2月

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