応援メッセージ：小泉和三郎様(北里大学消化器内科主任教授）

まだ福山先生が胃がん患者の正常組織でKK-LC-1が発現しており、困っていらっしゃった時、当時の医療衛生学部の佐藤雄一先生の紹介で私のところに訪れました。それが今から5年前です。一緒に顕微鏡で正常組織を観察し、KK-LC-1がどのようなところで検出されるのかを根気強く調べていたこと、今でも印象に残っており、今思えば、あの根気強い観察力こそが前癌診断の扉を開く原動力になったのだと感慨深い思いです。

KK-LC-1は胃癌の早期診断や胃癌発生リスク診断に可能性を秘めています。

現在は、胃がんのみでなく、子宮頸がん、乳がんでも前がん病変で検出されると伺いました。KK-LC-1はこれから多くの展開が望める研究だと思います。私もKK-LC-1の血中診断開発の早期実現を強く望んでいます。どうか皆様から福山隆先生へのお力添えをよろしくお願いいたします。