「こどもの本総選挙」おとな大応援団、目指せ1000人計画!
「こどもの本総選挙」おとな大応援団、目指せ1000人計画!

支援総額

3,180,000

目標金額 3,000,000円

支援者
199人
募集終了日
2020年5月20日

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2020年04月09日 18:00

【特別対談】佐渡島庸平さん:vol.3 総選挙、今後の課題

こどもの本総選挙事務局の岡本事務局長が、数々のヒット作品を世に生み出している大先輩編集者・佐渡島庸平さんを訪問する対談記事最終回。

 

ここでようやく本題(!?)。こどもの本総選挙の企画アイデアはどのように生まれたのか。2年目のいま、抱えている課題は。本プロジェクトの未来について語っていただきました。

 

vol.1 小学生の熱狂の作り方
vol.2 佐渡島少年の「読書の系譜」
vol.3 総選挙、今後の課題

 

聞き手 / 編集:桝田乃梨子(READYFOR)
 

|| こどもは投票、大人は支援

 

佐渡島:いろいろ今後のアイデアの話ばかりしてきたけど、そもそも第二回を運営していくための応援が必要だということで、今日はこういう対談をやってるんだったよね。改めて、こどもの本総選挙ってどういうものなのか、教えてもらえるかな。
 

岡本:「こどもの本総選挙」は、もともとはポプラ社の70周年事業の一環で、なにか出版業界を元気にする企画ができないかと、若い社員がアイデアを出し合った中で始まった企画なんです。

最初は「児童書の本屋大賞(※)があってもいいんじゃないか」という話から、本屋大賞は書店員さんに選ばれるけど、児童書でやるならこどもたちが好きな本を選んで投票する方がもっとおもしろいという話になり、今の形になりました。
 

佐渡島:「児童書本屋大賞」じゃなくて、「こどもの本総選挙」というのはどうしてなの?
 

岡本:投票のルールを考える中で、「児童書」という分類をこどもたちがそこまで強く意識していないのではないかと考えたからです。こどもたちが読んでいれば、マンガであっても大人向けの本であっても「こどもの本」。ですから、投票の対象も決して児童書に限定というわけではなく、なんでもOKということにしています。それで、「こどもの本」というタイトルを付けることにしたんです。
 

佐渡島:さっきの話では、こどもたちから25万もの投票が集まったということだったけれどけっこうな数だよね。具体的にどういう風に投票を集めているの?
 

岡本:書店店頭で配布するはがきを使っての投票と、WEBサイト経由で投票してもらっています。また、全国の学校などに協力してもらい、団体ごとに投票してもらう「団体投票」という仕組みも用意しています。その中で一番多かったのは小学校からの投票で、前回は約700校、今回は1800校から投票が集まりました。1800校というと、全国の小学校の約10%になるんです。

 

 

佐渡島:佐渡島:それはすごい数だね!それだけ集まっていれば特に運営で困るようなこともなさそうだけど、どうしてクラウドファンディングをやることにしたの? 

 

岡本:実はこどもの本総選挙は、かなりお金のかかるイベントなんです。例えば、集まった投票の多くが紙で書かれているものなので、それを集計するためにデータ化するのにお金がかかります。それに加え、投票結果の発表イベントを運営したりするにもそれなりに費用がかかっています。いずれもこどもたちに楽しく投票に参加してもらい、新しい本と出会ってもらうためには必要な出費です。

 

佐渡島:せっかくイベントをやっても盛り上がらないと話題にもならないからね。こどもたちに本をめくる喜びを伝えるという理念はとても大切なことだと思うので、理念に共感して応援してくれる人を見つけたいよね。

 

岡本:まさにその通りです!今回のクラウドファンディングで伝えたいのは、“こどもは投票、大人は支援”というメッセージです。こどもたちが楽しく投票して、本をもっと好きになるためのチャンスを、大人のみなさんの力を借りて今後も続けたいと思っています。こどもと大人が一緒につくりあげる「こどもの本総選挙」を実現したいです。

 

佐渡島:そのメッセージはわかりやすい。さっきのデータ化の問題は今後WEB投票を広げていけば解消される気もします。そうすれば、今後は集まったお金をもっと総選挙を盛り上げるための施策にも使えるね。

 

岡本:こどもたちに直接WEBサイトから投票してもらうというのは、まだまだ工夫が必要だと思っています。第三回をもし実施できるとすれば、この部分を解消する必要があると思っています。例えば、授業の一環で投票する仕組みを作るとか、そのような対応ができないか検討しているところです。

 

(※)本屋大賞:
「本屋大賞」は、書店員の投票だけで選ばれる賞。新刊書の書店(オンライン書店も含みます)で働く書店員の投票で決定するもの。

 

佐渡島庸平さん(撮影:戸谷信博、以下同)

 

|| その1冊との出会いを、本を読む“入り口”に

 

佐渡島:もちろんWeb投票を広げていくのは大事ではあるんだけど、こどもたちに熱狂してもらうためにはリアルな体験も必要だと思う。そういう意味ではやっぱり「紙」で投票というのも重要かもしれないね。

 

岡本:そうですね。投票用紙を見てみると、1枚1枚からこどもたちの様々な想いが伝わってきます。1年生〜6年生までそれぞれが、一生懸命に選んだ本のタイトルとその理由を書いてくれていて。僕たちが知らないような本もあったり、感想やコメントを書いてくれるこどもたちもいたりしました。

 

佐渡島:そういう投票を活かしていくためには、少なくとも今回は運営するための資金が必要ってことになるんだね。クラウドファンディングの締切まであと少しと聞いているけれど、これからどんな人に支援してもらいたい?

 

岡本:こどもの頃から本が好きで、本を読んで大人になってきた人たち、これからもこどもたちに本を読んで欲しいと思っている人たちです。こどもの本総選挙は、本が好きなこどもも、普段はあまり本を読まないこどもたちにも、新しい本と出会い、本をめくる喜びを知ってもらうためにやっています。総選挙で選ばれた本を手に取り、その1冊との出会いが本を読む“入り口”になれば嬉しいです。だからこそ、本を読む喜びを知っている方々に支援してほしいと思います。

 

佐渡島:運営資金は継続していくためには必要不可欠だもんね。まずは今回のクラウドファンディングを成功させることからスタートして、今後は今日話したような新たな取り組みにも挑戦してほしいと思います! 

 

岡本:ありがとうございます!まずは継続運営に向けてクラウドファンディングの達成目指して頑張ります!

 

(了)

 

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■プロフィール

 

佐渡島 庸平(左):
2002年講談社入社。週刊モーニング編集部にて、『ドラゴン桜』(三田紀房)、『働きマン』(安野モヨコ)、『宇宙兄弟』(小山宙哉)などの編集を担当する。2012年講談社退社後、クリエイターのエージェント会社、コルクを創業。著名作家陣とエージェント契約を結び、作品編集、著作権管理、ファンコミュニティ形成・運営などを行う。従来の出版流通の形の先にあるインターネット時代のエンターテイメントのモデル構築を目指している。

 

岡本 大(右):
NPO法人こどもの本総選挙事務局理事長。1991年生まれ。神奈川県出身。大学卒業後、株式会社ポプラ社に入社。入社以来、児童書の編集部に所属し、幼児向けから高校生向けの書籍編集に携わっている。また、2016年にポプラ社内でスタートした「70周年プロジェクト」に参加したことをきっかけに、その中からうまれたプロジェクト「こどもの本総選挙」に参画。書籍編集と並行し、こどもの本総選挙事務局の事務局長を務める。2019年に「こどもの本総選挙事務局」はNPO法人化をし、以降現職を務める。

 

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リターン

3,500


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お気持ちコース

お礼のメールをお送りいたします。

申込数
96
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2020年7月

10,000


スタンダードコース

スタンダードコース

●お礼のメール

●総選挙の結果発表の冊子(タブロイド判)

●オリジナルのしおり

申込数
21
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2020年7月

3,500


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お気持ちコース

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在庫数
制限なし
発送完了予定月
2020年7月

10,000


スタンダードコース

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●お礼のメール

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申込数
21
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2020年7月
1 ~ 1/ 13


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