陵山型前方後円墳を求めて

ついに第一目標の80%を達成しました！目標まであと少しとなりますが、目指すところはネクストゴールですので、引き続き何卒よろしくお願いします！

さて、プロジェクトで対象としている佐紀陵山古墳は、それが造られた4世紀中頃から後半にかけて、西日本を中心に相似形と指摘される古墳が各地につくられることから、その中心的存在として重要視されています。

今日は柴原くんご案内のもと、私が行ったことが無かったことから、滋賀県の膳所茶臼山古墳を案内してもらいました。
この古墳も陵山型として指摘されいる古墳ですが、発掘調査がなされておらず、詳細は不明です。
ですが、比較的良好に残る古墳の形から幾分設計等を検討することはできそうです。

佐紀陵山古墳の詳細な構造が判明すれば、これらの地方に展開する古墳との関係をより厳密に検討することができる可能性があります。

今日現地でみていると、膳所茶臼山古墳はどうも佐紀陵山古墳のようなキレイな3段築成ではないようにも見えました。
この辺りは検討すべき課題ですが、滋賀県といえばワニ氏に関わる伝承が残っていることからも、必ずしも佐紀古墳群に関係するものであるのかはわからないような気がします。

色々な古代史像に思いを馳せつつ、気候も良く琵琶湖を望む景色も良いものでした！