肺水腫になった日①

【2020年12月31日】

大晦日の夜でした。心春夏鈴と恒例の年越しそばを食べ紅白を見ている時でした。なんの前触れもなく、心春の呼吸が浅く早くなり心春は動かなくなりました。

田舎の大晦日、どこにも連絡が取れる病院などありません。福岡なら救急外来をやっていると知り長崎から向かう準備をしている時でした。

ぐったりした心春の鼻から大量の水が溢れ出しそのまま意識が無くなりました。

私は上着を着ることも財布を持つことも忘れ、2歳の息子と心春を抱え近くの動物病院の医師の家のチャイムを鳴らしました。

「助けてください！」