シングルマザー新米神主が、田舎の寂れた神社を再興する！

 

今回は、リターンの

オリジナル風呂敷のご紹介。

 

生地は麻業界の老舗・「林与」さんから

仕入れた上質リネン。

 

 

藍染液は

「灰汁醗酵建（あくはっこうだて）」

という伝統的な手法で作り

1枚1枚丁寧に染め上げた

 

完全オリジナルの風呂敷です。

（ロゴ付きです）

 

作成してくださるのは

久保奈美絵さん

 

草木など自然の素材で

布や糸を染め上げる作家さんです。

 

また、久保さんは

埼玉県入間市発祥の

「野田双子織（のだふたこおり）」

という手織りの伝統技術を

継承する方でもあります。

 

 

久保さんを知ったのは

今年7月。

 

リターンをどうしようかと

悩んでいた頃。

 

インターネットにあった

ある写真に釘付けになりました。

 

（りんご型木綿糸）

 

（鍋つかみ）

 

すぐに久保さんの

世界観に引き込まれ

「リターンを作って欲しい！」

と思いました。

 

でも、

「こんな廃れた神社の依頼は嫌かな」

と一瞬迷いましたが

ダメ元で、えいっとメール送信！

 

するとすぐに返事が！

 

ドキドキして読むと

「神社が大好きだから

協力できたら嬉しい」

と二つ返事でOK！

 

びっくりしました（笑）

 

 

久保さんは私と共通点が多い方で

自然、布、糸が好きで

廃れていく神社に心を傷めていて

日本の伝統文化を継承しており

 

そして

自分のやりたい！

に挑戦しています。

 

だからなのか

やり取りは文章だけ

なのにも関わらず

 

サイズ、色の濃さ、布の種類など

瞬く間に色々決まっていき

 

あっという間にサンプルが完成。

 

今回使用する染液（天然藍）は

「灰汁（あく）醗酵建」

という手法で作ります

 

これは日本古来から伝わる

とても珍しい手法。

 

現代の主流の化学染料とは違い

天然藍を作るには

時間と労力が必要。

 

また、天然藍は

微生物の力を借りるため

細やかな温度管理をしないと

だめになってしまう

とてもデリケートな染液です。

 

　　　　（藍の葉を発酵させた「スクモ」。藍液の原料）

 

さらに、天然藍は

手順通りに作業をしても

なかなか青色が出なかったり

 

諦めてそうっとしておいたら

急に青みが増したり

 

とても気まぐれ。

「藍のご機嫌を伺う」

という言葉もあるそう。

 

　（藍がよく育っている証拠①「藍のアカ」）　

 

「灰汁醗酵建」は

別名「地獄建て」という程

大変な手法なのですが

 

久保さんは

藍が可愛くてたまらないそうで

ヒヤヒヤしつつも

とても楽しそうに染液を作っています。

 

しかもご自宅のキッチンで！

（普通は工房で職人さんが

　　　作るので珍しいそうです）

 

そんな久保さんが作る染液は

どんな色がでるのでしょうね(^^）

 

　　　　　　　　（藍がよく育っている証拠②「藍の華」）

 

ちなみに染液は

8/19の新月、9/2の満月の日に

作った2種類があります。

（人間国宝の方に倣ったそう）

 

新月の染液はおっとり。

ゆっくりゆっくり青みを増し

 

満月の染液は元気すぎて

あっという間に青みが出ました。

 

藍にも性格があるんですね。

それぞれどんな色に

なるかも楽しみです！

 

それでは、

染めの作業に入ったら

またご報告します。

久保さん！よろしくお願いいたします！

（↑愛犬のコタくん↑）

 

 

 

※現在、3万円、5万円、10万円の

【オリジナル授与品+白川米】コースは

上限に達したため、

販売を停止しております。

ご了承ください。