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保健所に収容される小さな命一緒に守りませんか?倉敷猫まもり隊!
マンスリーサポーター総計
多頭飼育崩壊について思うこと
多頭飼育崩壊とは、無秩序にペットが増え、飼い主が適正に飼育できる数を超えた結果、経済的にも破綻し、ペットの飼育ができなくなる状況を言います。 多くの場合、十分な世話がされておらず、不衛生な環境で多数のペットが飼育されており、飼い主だけでなくペットにも病気、ストレス等の支障がでてきています。
今回当会が保健所から引き受けた生後1か月ほどの4匹の子猫たちも、そんな現場からレスキューされたと聞いております。その子達は、下痢便で汚れ、やせ細っていてとても飼い猫とは言い難い状態でした。
幸いにも、当会で引き取った後、下痢、お腹の虫の治療や、適正な飼育により、今は体重も増え、すっかり元気になり、子猫らしくじゃれ合うまでに回復しています。
多頭飼育崩壊現場からのレスキューは、年々増えつつあります。飼い主の高齢化や病気など、様々な理由によりどうしようもない状況になってしまっているお家は、もしかしたら皆さんの周りにもあるのではないでしょうか?
多頭飼育崩壊を起こしてしまう飼い主は、多くが自分からは助けを求めません。崩壊になってしまう前に、周りで気付かれた方が、早めにお近くの公共の福祉関連先や、保健所、多頭崩壊レスキューを行っている保護団体などに相談される事をおすすめいたします。
環境省でも、「多頭飼育崩壊対策」ガイドライン」が策定されているようです。
https://www.env.go.jp/nature/dobutsu/aigo/2_data/pamph/r0303a.html
適正数を超えた猫の飼育は飼い主のみならず、そこにいる猫達、近隣住民にとっても、不幸な事である事は間違いありません。
法改正などにより、一日も早くこのような劣悪な飼育環境がなくなるよう願うばかりです。