最後のお別れ

　最後にカレッジを後に空港へのチャーターバスへ乗車する際、先生方のかなりと、PA（Programme Assistants）の学生さんと、カレッジのIP（International Programme Office）の方々がずらりと並び、参加者ひとりひとりとお別れを丁寧にしてくださいます。コロナ禍前の数年は、海外経験がある学生さんが多く、気軽に海外という時代になって、そうでもなかったのですが、以前は、初海外が本研修という学生さんも多く、とても３週間とは思えない充実ぶりに、号泣する方もかなりいました。私は、このお別れに集中して欲しく、写真撮影を私に任せて学生さんはカメラを向けなくていいようにしています。それこそ私の仕事です。この瞬間に立ち会うことは、私のこの研修の世話人としての報酬だと思っています。青春がまぶしいです。学生さんには、この充足感を得た恩を、今度は自分の人生をかけて、他のどなたかに返していってほしいと思います。