多くのボランティアにご協力いただきました。

被災状況確認の為にも訓練所内の清掃から始めました。
足元には堆積した泥と漂着物。屋根まで水没したこともあり、天井裏に敷き詰めた断熱材が含んだ水の重さで天井と剥がれ落ちていました。

近隣に住む指導士仲間が家族や友人を連れて復旧作業にあたりました。
建物内から外に出すのも泥にまみれているため難航しました。

少しづつ、分別しながら搬出し、トラックへ積み込んだら、災害ごみ置き場への繰り返し。
毎日大量の災害ごみが出されるため、ごみ置き場がいつ閉鎖されるかわからない不安もありました。
泥、ゴミの搬出が進み、犬のケージも搬出できるようになりました。
水圧のせいか、歪んだケージもありました。
犬舎内の物をすべて搬出、床もきれいに出てきました。
次は水を大量に含んだ断熱材を天井板ごと落としていきます。
指導士仲間から送られてくる画像を見て『きれいになったな』と感じると同時に、これまで作り上げてきたものを壊さなければいけないその気持ちを想うと何とも言えない気持ちになりました。
事務所内もすべて水没。泥まみれになりました。
水没により電気も使えないため、エンジン動力ポンプが役に立ちました。
泥が無くなり、きれいになりましたが、床はもちろん、壁や天井は水没によりボロボロで、再利用は出来そうもありません。
きれいになることで、被害状況が明確になり、再建には莫大な費用が掛かることも確実になってきました。
当初、住居ではないためボランティア派遣をしていただけなかった訓練所でしたが、途中から住居外にも紹介いただくことが出来ました。
お手伝い頂いた企業・個人ボランティアの皆様、本当にありがとうございました。