小さく生まれた赤ちゃんのご家族へ、自分を責めず育児を楽しめる環境を

【活動報告書】

　　　　　　　新潟リトルベビーサークル こめっこくらぶ

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　代表 : 松浦 あかね 倉嶋 里歩

1.2022 年 7 月~2023 年 5 月(主な活動)

・毎月 2 回 オンライン交流会

→ZOOM にて昼の部、夜の部各 2 時間程度各回参加者 3～10 名

 

・2 ヶ月に 1 回 新潟県庁とのリトルベビーハンドブック作成打ち合わせ →ZOOM または新潟県庁にてサークル代表松浦、倉嶋と県庁担当者

 

・7 月 世界早産児デー写真展に向けた写真撮影会

→新潟市、長岡市それぞれ親子 10 組ほど参加

→新潟市の撮影会にて、新潟テレビ 21 の取材を受ける 新潟日報より取材を受け、特集記事が掲載される 読売新聞より取材を受け、特集記事が掲載される

 

・11 月 世界早産児デー写真展

→アオーレ長岡 来場者 205 名

→新潟テレビ 21 より取材を受け、特集が放送される

 

・12 月 世界早産児デー写真展

→新潟県民会館 来場者約 360 名

→新潟総合テレビより取材を受け、特集が放送される

 

・2023 年 3 月 にいがたリトルベビーハンドブック完成

→新潟テレビ 21、新潟総合テレビより取材を受ける

→新潟テレビ 21 にて、特集が放送される

 

・2023 年 4 月 にいがたリトルベビーハンドブック配布開始

→新潟総合テレビにて、特集が放送される

→朝日新聞にて、特集記事が掲載される

 

2.世界早産児デー写真展の報告

1)開催日時・場所

2022 年 11 月 4 日～11 月 6 日　　 アオーレ長岡

2022 年 12 月 17 日～12 月 22 日　 新潟県民会館

→それぞれ新潟市の子育て交流ぽーと tete 様との共同開催

 

2)展示内容

・新潟県内の早産児・低出生体重児の親子 24 組の写真パネル（各 3～4 枚）

・暫定版にいがたリトルベビーハンドブック

・NICU 入院中のリトルベビーが使用する小さなオムツ

・松浦、倉嶋の子の出生体重（570g、586g)で作られたウェイトベア

→ディスポ手袋を装着しての抱っこ体験も実施

・写真展に写真提供されたリトルベビーのご家族からのメッセージを クリスマスツリーに装飾したメッセージツリー

・リトルベビーハンドブックについての説明

 

3)来場者数

アオーレ長岡 205 名

新潟県民会館 360 名

 

4)来場者の感想

・感動しました。小さく生まれても生きようとする力を感じました。お母様が葛藤を乗り 越えていく道筋、周囲の方々の温かいお気持ちを感じ胸がいっぱいになりました。

・本当に感動しました。妊娠、出産、当たり前のことのようですがそうではなく奇跡なん だと思います。またこのようなイベントをして欲しいです。

・うちの子も早産でした。一般的な母子手帳、健康診断の時に他の子とは成長過程が合わ ずに悩んだことも多かったけど、その 2 倍、3 倍・・・うれしかったことを写真を見て思 い出しました。このような企画をしてくださりありがとうございました。

・ウェイトベアを持ってみて、「意外と重いな。」と思いました。小さく生まれた自分もこ んな風だったのかなと思いました。

・赤ちゃんの生きる力、生きようとする姿、素晴らしい。お母さんの気持ちに寄り添える 支援者になりたい。

・自分も早産で産んで、とても不安でいっぱいでしたが、写真展に来て赤ちゃん達が大き くなっている姿を見て嬉しくなりました。その時のことを思い出して涙が出てしまいま した。今でも不安に思うことはたくさんあるけれど、小さく生まれてもみんな元気に育っ ている姿に勇気をもらいました。

 

5)所感

こめっこくらぶを立ち上げた時、サークルの活動として必ずやりたい、と思っていたこと の 1 つがこの写真展でした。サークルを立ち上げてから初めての写真展でしたが、こめっ こくらぶのメンバー、tete の会員様、そして SNS でも写真展示の協力を募り、多くのリト ルベビーとそのご家族の写真が集まりました。

当日は多くのリトルベビーとそのご家族、大きく成長されたリトルベビーのみなさん、医 療従事者の方々、一般の方、ととても多くの方が来場してくださり、涙を流しながら観覧さ れる方もいたり、直接来場者の方とお話をすることもできたり、わたしたちにとってもとて も有意義な写真展となりました。

また、写真展を開催するにあたり、会場準備や当日の受付スタッフなど、NICU の看護師 の方々や、リトルベビーを出産しすでにそのお子さんが成人されたご家族の方など、多くの 方がボランティアとして手伝ってくださり、お世話になった NICU の看護師さんや先輩マ マさんとお話することができてとてもうれしかったです。 今後も、写真展は毎年開催していきたいと考えております。

 

３．にいがたリトルベビーハンドブックについて

・2021 年 12 月 新潟県庁にて

新潟県版リトルベビーハンドブックの作成について要望。

・2022 年 2 月 新潟県版リトルベビーハンドブック導入の方針決定

・2022 年 6 月 静岡県版をベースとした

暫定版「にいがたリトルベビーハンドブック」配布開始 その後 2 か月に 1 回県庁との打ち合わせ

・2023 年 4 月 新潟県版リトルベビーハンドブック

「にいがたリトルベビーハンドブック」

新潟県内の各 NICU、各母子保健窓口にて配布開始。

 

皆様のあたたかいご支援、本当にありがとうございました。わたしたちの活動が、1 人でも 多くのリトルベビーとそのご家族に支えになれたらと思っております。 今後ともよろしくお願いいたします。